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ホルモー六景 (角川文庫)ホルモー六景 (角川文庫)
(2010/11/25)
万城目 学

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 正直、泣けるハナシばかりでした
 「鴨川ホルモー」のバカバカしさは一体何処へ? の続編? 以下BOOKデータベースより長いあらすじ。

このごろ都にはやるもの、恋文、凡ちゃん、二人静。四神見える学舎の、威信を賭けます若人ら、負けて雄叫びなるものかと、今日も京にて狂になり、励むは御存知、是れ「ホルモー」。負けたら御存知、其れ「ホルモー」。
このごろ都にはやるもの。元カレ、合コン、古長持。祗園祭の宵山に、浴衣で駆けます若人ら、オニと戯れ空騒ぎ、友と戯れ阿呆踊り。四神見える王城の地に、今宵も干戈の響きあり。挑むは御存知、是れ「ホルモー」。負けたら御存知、其れ「ホルモー」。
古今東西入り乱れ、神出鬼没の法螺試合、若者たちは恋謳い、魑魅魍魎は天翔る。京都の街に咲き誇る、百花繚乱恋模様。都大路に鳴り渡る、伝説復古の大号令。変幻自在の第二幕、その名も堂々「ホルモー六景」、ここに推参。


プロローグ
第一景  鴨川(小)ホルモー
第二景  ローマ風の休日
第三景  もっちゃん
第四景  同志社大学黄竜陣
第五景  丸の内サミット
第六景  長持の恋  の泣ける胸キュンの7編収録。

 なんのこっちゃわからんあらすじですが、本編は笑えて泣いての感動短編集です。相変わらずのバカバカしさは所々に健在しつつ、今作はなんとココロに染みいる恋愛モノ中心!
 前作のリンク作なんですが、もうスゴク良く出来ていて引き込まれました!!
 特に歴史上名高い人物をさりげなく登場させて、「鴨川ホルモー」サブキャラクターたちと絡ませるあたりとか、もう巧すぎです。
 で、とっても意外に思ったのが、作者サンの女性心理描写の巧さ。
第一景「鴨川(小)ホルモー」
 恋人できない女子2人の、コミカル且つさらりとした友情が微笑ましかった!
第二景「ローマ風の休日」
 凡チャンのジレンマが巧く描写されてるな~と。「少年」との爽やかな交流もとっても良いし。タイトルからして、凡チャンはさながらオードリー・ヘプバーン?
第三景「もっちゃん」
 好きな1作。もっちゃんの正体はうすうすわかっていたのですが(小道具のレモンとかね)、まさかあの人物と絡めるとは! ちょっぴり物悲しくもココロ温まるハナシ。
第四景「同志社大学黄竜陣」
 意外や意外の有名人物が登場。
第五景「丸の内サミット」
 舞台を東京に変えての異色作。なるほど、こういう手もあったのね~と納得。不思議スポットは何も京都だけではないのだ。
第六景「長持の恋」
 ラストを飾るにふさわしい作品。これも女性心理描写が巧いなと感心したハナシ。悲劇的結末になるのかとハラハラしましたが、伏線張りまくりの意外なハッピーエンドに思わず涙。

 作者サン、実は泣かせるハナシがお上手なのかしら? 自分が涙腺弱いせいなのかもしれませんが、感動作がびっしり詰まったおトクな1冊。
 実はメイン作「鴨川ホルモー」の内容すっかりというか、ほぼ忘れてしまってたのですが(ほ~ら、ニワトリ脳!)、それでも充分楽しめました。
 それだけ、キャラクターが魅力的でストーリーも良く出来ているからなのね、と感心しつつ読了いたしました。


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Theme : 今日の一冊 * Genre : 本・雑誌 * Category : 万城目学
* Comment : (2) * Trackback : (0) |

万城目氏! * by チルネコ
おぉ~大好きな京作家の一人万城目氏のホルモーじゃないですかっ!(笑)
本書はなんといってももっちゃんでしたねっ。京ゆえにあの人物
と絡めてくれたと知ったときの嬉しさといったら^^
描き方もミステリっぽくて、万城目氏はもしかしたらミステリ
もイケるんじゃない?と思ったほどでした^^

Re: チルネコ様☆ * by 惺
> おぉ~大好きな京作家の一人万城目氏のホルモーじゃないですかっ!(笑)
> 本書はなんといってももっちゃんでしたねっ。
自分も森見氏も万城目氏も大好きな作家サンです!!
似ているようで、そうじゃない。笑わせてホロッとさせてくれるトコロがツボですッ!
「もっちゃん」サイコ~!!

> 描き方もミステリっぽくて、万城目氏はもしかしたらミステリ
> もイケるんじゃない?と思ったほどでした^^
ウンウン、確かに~!!
読んでみたい!!

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