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個別記事の管理2010-12-11 (Sat)

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漱石先生の事件簿 猫の巻 (角川文庫)漱石先生の事件簿 猫の巻 (角川文庫)
(2010/11/25)
柳 広司

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 いわゆるジャケ買いです。表紙の漱石センセイに惹かれて購入。タイトルも面白そうだったので期待してました! 以下文庫裏表紙よりあらすじ。

探偵小説好きの「僕」はひょんなことから英語の先生の家で書生として暮らすことになった。
先生は癇癪もちで、世間知らず。はた迷惑な癖もたくさんもっていて、その"変人"っぷりには正直うんざり。ただ、居候生活は刺激に満ち満ちている。
この家には先生以上の"超変人"が集まり、そして奇妙奇天烈な事件が次々と舞い込んでくるのだから……。
「吾輩は猫である」の物語世界がミステリーとしてよみがえる。抱腹絶倒の"日常の謎"連作集。


其の一  吾輩は猫でない?
其の二  猫は踊る
其の三  泥棒と鼻恋
其の四  矯風演芸会
其の五  落雲館大戦争
其の六  春風影裏に猫が家出する  のなんとも愉快な6篇収録。

 読了後の感想が、「オリジナルを読んでおけば良かった~!!」でした。原作の予備知識があればより深く理解できたハナシだったな~と。
 最初ははっきり言って何だかよくわかりませんでした。「事件簿」とあるので、バリバリ探偵モノ、ミステリー全開かと思いきや、まったくその気配ナシ。
 田中芳樹氏の解説読んで、ようやくこの作品の面白さを理解できました。オリジナルの「吾輩は猫である」の設定そのままにミステリー要素を注入した、パスティーシュ(パロディ)作品なのね、と。

 オリジナル自体教科書でお目にかかって以来、遥か記憶の彼方にあったので先入観無く読みました。が、しかし、最初はやはり読んでいて辛かった~! 
 先生のキャラクターは自分的にはものすごく楽しめたけれど、探偵役である「僕」の魅力がまったく感じられなかった
 猫もそれなりに活躍するのかと思いきや、そうでもない。ムリにミステリー仕立てにしなくても良かったんじゃ……と思ってしまいましたが。日常のささやかなナゾを解く、というレベル以上のモノではなかったですね。ま、ソコが狙いだったのかもしれないですけれど。

 ただ、ちょっと面白かったのが、其の四の「矯風演芸会」。
 前半部に伏線としてのエピソードを披露しておいて、例のごとく先生といつものおバカで憎めないお仲間達の戯言バナシが展開してゆく。
 そしてラスト、歴史上有名な人物に絡めての見事なオチ! これは6篇中で一番謎解きが活かされたハナシだな、と思いましたね。

 作品にとって重要なアイテムとしての猫。強烈な個性の「先生」と愛すべき隣人?たち。そのキャラクターたちに終始押され気味の「僕」というキャラがパンチ不足だったかな~。周りが濃すぎるキャラだから、このくらいの薄いキャラの方を狙ったのかな~?と余計な深読み。
 ですが、この作品読んで、オリジナルにも興味湧きました。それも作者の狙いなのかも、とまた余計な深読みしてしまいました~。


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Theme : 夏目漱石 * Genre : 本・雑誌 * Category : 柳広司
* Comment : (4) * Trackback : (1) |

はじめまして * by 筒涸屋
この本おもしろそうです!
オレは『吾輩』は好きな作品で、通算5,6回読んでるので、この本も楽しんで読めそうです。

柳広司作品は『吾輩はシャーロック・ホームズである』というのを読んだことがありますが、これもパロディ作品で面白かったですよ。

Re: 筒涸屋様☆ * by 惺
はじめまして!

> オレは『吾輩』は好きな作品で、通算5,6回読んでるので、この本も楽しんで読めそうです。
「吾輩~」読んでいたらかなり楽しめるかと。自分はほとんど読んでないと同じ状態だったので、最初はしんどかったです~e-263
でも、かなり奥深いハナシなのね、と認識改めました!

> 柳広司作品は『吾輩はシャーロック・ホームズである』というのを読んだことがありますが、これもパロディ作品で面白かったですよ。
そちらの作品とどっちにしようかものすごく迷ったんですよ~。
筒涸屋サンがおススメなら、今度は読んでみますね! 面白そう!
コメントありがとうございました。
これからもヨロシクお願いします☆

こんばんわ~ * by チルネコ
オリジナル読んでませんでしたか^^。でももしかしたら
その方がいいかも!対比しちゃうとやっぱり・・・・ね(笑)
YAが対象なのでミステリとしても特徴がなかったですし、
我輩~好きはいろいろ言ってしまうんですが^^。、
惺さんのように原作にも興味が向く人が一人でも増えるなら、
パスティーシュとしの功績はあるんだと思います^^

Re: チルネコ様☆ * by 惺
> オリジナル読んでませんでしたか^^。でももしかしたら
> その方がいいかも!対比しちゃうとやっぱり・・・・ね(笑)
ううむ…言外の意味をなんとな~く察しておりますが…。
なかなか難しい?作品のよう。

> YAが対象なのでミステリとしても特徴がなかったですし、
え~!! YA向きだったんですか? 知らなかった!
この際、ちゃんと「吾輩~」を読んで、それから↑の筒涸屋サンご紹介の『吾輩はシャーロック・ホームズである』を読んでみようかと思案中です。

TBありがとうございました!!
自分もさせていただきます。

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柳広司 『漱石先生の事件簿 ~猫の巻~』
ひょんなことから、英語の先生の家で書生として暮らすことになった探偵小説好きの少年。癇癪もちで、世間知らず。その上、はた迷惑な癖をたくさんもつ先生の“変人”っぷりには辟易するが、居候生活は刺激で... …
2010/12/12 22:11  四畳半読書(猫)系 ver.2.0
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