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個別記事の管理2010-12-23 (Thu)

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リズム (角川文庫)リズム (角川文庫)
(2009/06/25)
森 絵都

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 巧いなァ~、森絵都。読むたびごとに感心&感動です。
 オトナ向け作品もとてもいいのですが、自分的にはやっぱり児童文学がいいな、と。
 児童向けだから読みやすくて当たり前なんだけど、作品の中にはオトナにも通じる何とも言えない寂寥感があったりして、そこがまた魅力です。以下文庫裏表紙よりあらすじ。

さゆきは中学1年生。
近所に住むいとこの真ちゃんが、小さい頃から大好きだった。真ちゃんは高校に行かず、バイトをしながらロックバンドの活動に打ち込んでいる。金髪頭に眉をひそめる人もいるけれど、さゆきにとっては昔も今も変わらぬ存在だ。
ある日さゆきは、真ちゃんの両親が離婚するかもしれないという話を耳にしてしまい…。


 さゆきの淡い初恋と成長譚。
 語り口はさゆきの一人称でとっても自然。作者の「ムリしてる」感がまったく無くてすんなりと作品世界に入っていけるところもポイント高い。
 さゆきの初恋の真ちゃんは、見た目いかにも不良チック。けれど、弱い者を放っておけないその心根はとっても優しい。さゆきはそんな真ちゃんの本当の姿を知っていて、外見がどんなであろうと、周囲の人達が何と言おうと一向におかまいなし。

 そんなさゆきも、真ちゃんの両親が離婚の危機にあると知って、すべてに無気力になってしまうほどヘコんでしまう。
 なかなか立ち直れない自分を心配してくれる弱虫のテツ・テツのお母さん・おばちゃん・三木先生、そしてケンカばかりしているお姉ちゃん等、様々な人達との触れ合いの中で、静かにゆっくりと見えてくる、様々な人たちの優しさ。

 そして何より、都会に旅立ってしまう真ちゃんの、さりげない優しさ(愛情か?)にさゆきは徐々に元気を取り戻す。
 大切なドラムのスティックと共にさゆきに託す、真ちゃんの一言がとても良い。
 自分のリズムを大切にしろよ
 周囲に流されることなく、自分自身を持て──この言葉は充分オトナにもあてはまるな~と。
 離ればなれになることでお互いを心配し、相手を思いやるさゆきと真ちゃんの、きっと自分達も気付いていない淡すぎる恋が清々しい!

 こういう、少年少女の微妙な心情を紡ぎ出せる作者のテクが素晴らしいなと思うと同時に、なんだかココロをすっと軽くしてくれる、まるで清涼剤のような1冊だな、とも思ってしまいました。


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Theme : 今日の一冊 * Genre : 本・雑誌 * Category : 森絵都
* Comment : (2) * Trackback : (0) |

森絵都さんは * by 道楽猫
大好きな作家さんの一人です。
とか言いつつ、感想ひとつもブログに書いてないな(--::

だけど何故かリズムは未読なんですよね。
やっぱり面白いですか。
これは、読むしかないかな。

Re: 道楽猫様☆ * by 惺
こんばんは♪
森絵都の作品って、自分にとって今のところハズレ無しなんですよね。
読む作品すべてツボにはまってます!
直木賞受賞作「風に舞いあがるビニールシート」も読みごたえ充分だったし、スポ根青春モノ「DIVE!!」もサイコ~だったし!!
読んで損はないと思いますよん☆

コメント







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