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個別記事の管理2011-01-09 (Sun)

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ウェブ時代の音楽進化論 (幻冬舎ルネッサンス新書 も 1-1)ウェブ時代の音楽進化論 (幻冬舎ルネッサンス新書 も 1-1)
(2010/10/30)
望月 寛丈

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 本が好き! からの献本書評です。
 音楽は今や生活には切っても切れない現代のアイテムですよね。音楽好きの方はもちろん、普段あまり音楽に興味無い方でも、街中・TV・ラジオ等々、様々な媒介を通して有無を言わさず耳にするものだと思います。自分もかなり嗜好に偏りありますが音楽好きです! 通勤時はiPod必携、CD購入・レンタルも頻繁です。
 というわけで、面白そうだな、と興味を持ったこの書籍。以下新書裏表紙より内容。

インターネットの普及とデジタル技術の向上によって、音楽を取り巻く状況は劇的に変化している。プロではない一個人が、自作曲を全世界に向けて発信できるようになった。彼らこそが、次世代のアーティストなのだ。
新たな音楽は、ポップスとどう違い、どう解釈されるべきなのか。制作技法や作品の特徴はどうなるのか。
転換期を迎えた音楽文化の激変する未来を予測した意欲作。


まえがき
第一章  ポップスの正体
第二章  次世代のアーティスト
第三章  起こりゆく地殻変動
第四章  新旧の狭間で
第五章  まだ見ぬルール
あとがきにかえて──のちの世に

 ウェブ・音楽と聞いて真っ先に思い浮かぶのがボカロ(ボーカロイド)! 初音ミクが有名だよね……と、その程度しか知識の無い自分でもかなり面白く読めました。
 インターネットと音楽の、最新の情報・未来の音楽文化論がかなり詳細に述べられていて興味深かったです。

 主に第一章はインターネット出現以前。古くはクラシックの時代からいわゆる「ポップス」全盛期まで。
 クラシックとポップスの比較・商品としての価値・流通経路などの多面的な説明がとてもわかりやすい。
 特に録音技術の発明が、それまでのクラシック中心の音楽シーンを飛躍的に変化させたなど、まったく知らなかった事実に驚きも。

 続く第二章からはこの著作の重要なテーマとなる音楽とインターネットとの関係の論述に。かなり著者の仮定・推論が多いのですが、とても具体的。
「ポップス」(従来の音楽文化)を大衆的エンタメとするなら、インターネットを中心とした次世代の音楽文化は個人的エンタメと定義し「フュージック」なる造語でネーミングするあたり、なるほどなと。
 今後ネット上では、ボカロに代表されるアマチュア作曲が台頭し、従来のビジネス中心の音楽シーンは激変。さらに音楽制作が会社という組織から個人へと移行し、その制作形態が大幅な変化を強いられるだろう、という推論もかなり説得力があります。

 自分が子供の頃にはバリバリのアイドル歌手がいたけれど、現在そういった存在は皆無といっていいくらい。同じように、将来のインターネット中心・アマチュア作曲家中心の音楽シーンでは、現在のような会社ぐるみで売り出す人気アーティストという存在が無くなるという可能性も、著者は示唆していて興味深い。

 その他、シンセサイザーやMADムービー(アニメ動画に多い)に代表される、楽器や音楽の制作技法の進化なども取り上げられています。ボカロやMADムービーなど、たまにネット上で聴いたり観たりするけれど、その詳細な意味や由来などまったく知らなかったので、個人的にかなり勉強になりました。

 インターネットによって今後の音楽文化が激変するであろうと予測する、著者の詳細で具体的な著作。また音楽だけでなく、ケータイ小説などネットによる文学にも触れていて、読み応えある内容。音楽好きな方・最新の音楽文化は一体どうなっているのか知りたい方にはもちろん、そうでない方でも充分楽しめます。
 そんなに詳しくないけれど、でも音楽好きだ!という自分にとって、学ぶことの多い、かなりおトクな1冊でした。


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Theme : 今日の一冊 * Genre : 本・雑誌 * Category : ★献本
* Comment : (4) * Trackback : (0) |

おもしろそう。 * by 読書系女子
本好きとしては、本も音楽と同じ道をたどるんだろうなぁ、と思っちゃいます。
音楽も小説も、作りたいものを作り、聴きたいものを聴く、読みたいものを読む、という当たり前といえば当たり前の状態に戻るのかなぁ、と思ったり。
ミュージシャンがライブに回帰しているように、モノ書きも印刷して売るだけ、ではなく、もう一押し(サイン会とかトークライブとか)必要になるかなぁ。。。

Re: 読書系女子様☆ * by 惺
こんにちは☆
> 音楽も小説も、作りたいものを作り、聴きたいものを聴く、読みたいものを読む、という当たり前といえば当たり前の状態に戻るのかなぁ、と思ったり。
そうだよね。
大きな会社や組織に作られたモノではなく、個人が本当に聴きたいモノ・読みたいモノを選択していくという。

>ミュージシャンがライブに回帰しているように、モノ書きも印刷して売るだけ、ではなく、もう一押し(サイン会とかトークライブとか)必要になるかなぁ。。。
偶像(アイドル)ではなく、生身の人間として大衆(消費者)と対するとかね。←オーバーだな!
音楽文化だけではなく、政治や文学まで広範囲にわたって語られた本だったので、なかなか楽しめましたよん☆
コメントありがとうi-176

うーん * by 道楽猫
少し前に、シロウトみたいな歌手や作曲家がウケ出した頃に、久石譲さんが
「いずれ本物が選ばれる時代がくる」
とおっしゃっていたのですが、選択肢がこうも広がると、逆に埋もれてしまう名曲が増えそうでちょっとコワイです。
あと、うちのムスメがボカロ好きで、愛好者がつくった曲を色々聴かされたんですがー。
やっぱシロウトはシロウトだな、と率直に語り過ぎて怒られました(笑)。

Re:道楽猫 様☆ * by 惺
こんにちは~♪
選択肢がこうも広がると、逆に埋もれてしまう名曲が増えそうでちょっとコワイです。
確かにね~。
でも、イギリスだっけ? ネットで有名になったものすごく歌の巧い女性(若干年配)いたよね。
おととしだか、紅白にも出たヒト。
ああいうカンジで、ホントにホントに巧いヒトは浮上してくるのかも知れないけど。
確率的に埋没する可能性の方が高いよね。

> あと、うちのムスメがボカロ好きで、愛好者がつくった曲を色々聴かされたんですがー。
> やっぱシロウトはシロウトだな、と率直に語り過ぎて怒られました(笑)。
ボカロ! 自分も人気作CDを以前聴いたことありますが。
レベルの差が歴然! お遊び的なモノはあくまでお遊び。
中には充分鑑賞に堪えるものもありましたけどね☆
だが、この中から商業的に成功する個人が出てくるとは思えないな~。
将来の音楽文化さらに迷走? といったカンジでしょうかね、この本読んで思いました。
なんか、語ってしまいました。スミマセン!!
コメントありがとですi-176

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