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個別記事の管理2011-01-13 (Thu)

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下妻物語―ヤンキーちゃんとロリータちゃん下妻物語―ヤンキーちゃんとロリータちゃん
(2002/09)
嶽本 野ばら

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 ま、マジ……面白すぎた。年明け一番の収穫かも。爆笑と感動の連鎖に参りました! あくまで個人的にですけどね。以下文庫裏表紙よりあらすじ。

四方八方田んぼだらけの茨城県下妻。
そんな田舎で浮きまくりのバリバリロリータ少女・桃子は、大好きなお洋服欲しさに始めた個人販売で、これまた時代遅れなバリバリヤンキー少女・イチコと出会う。
見た目も趣味も全く違うこの二人。わかり合えるはずはないのに、やがて不思議な友情が芽生えて……。
ギャグぶっちぎり! 思いっきり笑ってほんのり泣ける爆走青春ストーリー。


 作者の嶽本野ばらはきっと好き嫌いが別れる作家サンだと思います。が、以前読んだエッセイも今作も極上の面白さで、自分的にはかなりポイント高!
 映画化もされた作品なので認知度は高いと思いますが、オリジナルの小説の方も良いです!

 何と言ってもヒロインである、竜ヶ崎桃子というキャラが秀逸です。あらすじにもあるとおりバリバリロリータであるクセに、性格は超・個人主義。可愛いというよりもむしろ真逆の頑固一徹ムスメ。好きなコトには全力で突っ走るという、およそロリータという大甘イメージとかけ離れたある意味極悪に近い性格。

 対するもう一人のヒロイン、白百合苺は、桃子と対極にあるバリバリヤンキー少女。しかもものすご~く時代遅れな。ニッカボッカにサラシに雪駄……おお~い、いつの時代のヤンキーだ?と叫んでしまいたくなりますが。
 そんな性格も嗜好もファッションも正反対の2人の、茨城県下妻市で繰り広げられる友情物語……なんですね、端的に言っちゃうと。

 ハナシは終始桃子の一人称で展開するんですが、冒頭のいきなりなロココのウンチクから既にその妖しげな世界に引き込まれます。
 その桃子の語りにも作者の絶妙なギャグの落としドコロが満載! お上品に話すロリータ至上主義の桃子が突然オヤジ口調になったり、ヤンキー言葉発したり。そんな奇妙奇天烈で終始一貫してドライで無慈悲なキャラの彼女がこのハナシを牽引して飽きさせない。

 自分の個性を尊重しすぎる桃子は友達もいない孤高の少女。その彼女にふとしたきっかけで絡んでくるちょっとおバカなイチコこと苺。見かけはヤンキーだが、心根は優しく義理堅くておよそ桃子よりも乙女に近い。
 そんな2人がお金欲しさにパチンコ屋に通って、ひと儲けしてしまう「パチンコ伝説」のエピソードなんか、もう爆笑するしかないでしょう!
 そんな笑いとほっこり感満載のエピソードを散りばめながら、おバカで青春真っ只中の彼女達が淡々とゆっくりと友情の絆を結んでいく過程の描写が巧すぎる。

 超絶的にクールな桃子と苺。お互いの領域には決して踏み込むことはしないけれど、相手が窮地に晒されればさりげなく救いの手を差し伸べる。
 ラスト、桃子が原因で苺がレディースメンバーたちからシメられる(リンチされる)と知った、桃子の救出アクションがサイコ~に笑えて、感動しまくり。
 フリフリロリータ少女がヤンキーを救う? 普通、シチュエーション的に逆でしょ? とツッコミ入れたくなります。救出劇もちょっと出来すぎかなかな? とも思ったけれど、最初からきちんと伏線が張られていたので、納得。←桃子が元ヤンの娘とかね。

 苺の儚い失恋や桃子の趣味を活かした労働に目覚めた喜びなど、少女の成長譚としても充分に読ませてくれます。
 作品に終始一貫して流れるテーマは、「好きなコトには全力でぶつかること」。
 そのことは桃子が全力でロリータファッションを愛し、大好きな親友の苺をリンチから救い出すという行動からも読みとれる。それは個性派・嶽本野ばらのエッセイでも述べていた信条でもあり、また読者(特にお若いお嬢サンたち)に対する強烈なメッセージと読みとりました。
 続巻挑戦は必至、DVDも借りよう、とココロに決めました。←大げさ!

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(2010/05/21)
深田恭子、土屋アンナ 他

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 コレコレ! 
 原作読んだら、キャスティングこの2人でピッタリじゃ~ん☆ 
 深キョンのひねくれ桃子が見たい! ヤンキー苺役の土屋アンナはもうママなのね……。


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Theme : 今日の一冊 * Genre : 本・雑誌 * Category : 嶽本野ばら
* Comment : (2) * Trackback : (0) |

お待ちしておりました * by まいまい
「下妻物語」が「読書予定の本」に登場してから、ずっと楽しみに待っておりました。
「爆笑と感動の連鎖」ってその通りです!!
ワタクシにしてはめずらしく映画を先に見たのですが、映画もおもしろいです!
どのキャラも持ち味出しててサイコー!
さすがにいくら下妻でもああいうヤンキーさんはいなくなったと思いますが、
ちょっとデフォルメされた下妻の雰囲気も楽しいです。
嶽本野ばらさんってみんなこんな調子なのかと思ったら、
次に読んだのは「世界の終わりという名の雑貨店」
切ないとしか言いようのないお話でした~!

Re: まいまい様☆ * by 惺
こんばんは~♪
もう、サイコ~ですね!!
映画も観たかったんですが、結局観れずじまい。
ものすごく評判良かったし、土屋アンナの出世作となりましたよね。
嶽本野ばら氏のあの、格調高さとオヤジがチャンポンの語り口が絶妙です!!
期待を裏切らない名作でした☆

映画公開当時、茨城方面は賑やかだったのでは?
ヤンキー云々は別にして、下妻方面てホントに牧歌的(!)なの?
今さらながら興味津々。早くDVD借りなきゃ!

嶽本野ばら氏の真骨頂ってやっぱりコメディだと思うんだけど、
まいまいサンが読んだように、違ったテイストの本も読みたくなりました~☆

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