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個別記事の管理2010-02-26 (Fri)

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蒲生邸事件 (文春文庫)蒲生邸事件 (文春文庫)
(2000/10)
宮部 みゆき

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 あまりにも有名な第18回日本SF大賞受賞作。SFというよりは歴史ミステリーっぽい感じですが。タイムトラベラーが出てくるからSFなんでしょうか? 自分はハードカバーで読んだのですが、二段組み430ページ弱の大変読み甲斐のある作品です。

 自分的には密室殺人にタイムトラベラーを絡めたミステリーという感想を抱いたのですが、もう一つ、主人公孝史の成長と淡い恋物語の要素もあるかなと。二・二六事件の起こった当時に実際に生きて生活して、知識としてしか存在しなかった歴史を生で感じたことで、新たな自分を知ることとなる孝史の成長が、ムリなく描写されていてさすが宮部みゆき! と思わず唸ってしまいます。冒頭の受験に失敗して自暴自棄になっている孝史と、終章の孝史とではホントに同一人物かよ~と思うほど成長の後が良く分かる。つかの間の恋の相手、ふきの手紙では思わず涙線が緩くなるし~

 伏線の張り方もさすが巧いです。それぞれのキャラクターも適材適所、特に中盤に現れる葛城医師などは巧く孝史探偵の助手役をつとめていたな~と。珠子の拳銃所持の件もムリがない。動機にも違和感無いし。ただ、黒井というキャラクターは必要不可欠とはいえ、ちょっとご都合主義的な感もありましたが……。

 今生きている時代と限りある生を精一杯生きろ~という、作者のメッセージが嫌というほど伝わります。謎解きとSFと歴史と恋愛小説を一度に読み切った、そんなオトク感。宮部作品を読んで思うことですが、読後感がものすごく良いです。必ず一抹の希望、明るい一筋の光を見るような、そんな爽やかさをいつも感じます。巨匠の作品、安心して読めます。
 同時受賞があの「エヴァンゲリオン」だそうだ。おおっ意外だ! おおっ26日にエントリー出来たっ!

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