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個別記事の管理2011-03-22 (Tue)

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神曲 煉獄篇 (河出文庫 タ 2-2)神曲 煉獄篇 (河出文庫 タ 2-2)
(2009/01/26)
ダンテ

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超・久しぶりの神曲。前作地獄篇を読んだのは果たしていつだったか? 読もうと思って購入しておいたことすらすっかり忘れてました……で、思いだしてさっそく読了。素晴らしい世界観にもう言葉ありませんでした。以下BOOKデータベースよりあらすじ。

二人の詩人、ダンテとウェルギリウスは二十四時間の地獄めぐりを経て、大海の島に出た。そこにそびえる煉獄の山、天国行きを約束された亡者たちが現世の罪を浄める場である。
二人は山頂の地上楽園を目指し登って行く。永遠の女性ベアトリーチェがダンテを待つ。

 「神曲」というのは結局、ダンテが生きたまま地獄・煉獄・天国を旅する物語なんですね。その旅の頼もしいナビゲーターが実在の詩人・死者であるウェルギリウス。
 地獄篇・煉獄篇共に、ウェルギリウスの案内の下、ダンテがさまざまな死人達と出逢い、感化され、精神的に成長してゆくというストーリーなのだ、と自分的に理解してます。
ちなみに煉獄の詳しい定義はコチラをどうぞ。

 今回の煉獄の旅のテーマはズバリ「七つの大罪」です。
 高慢・嫉妬・怒り・怠惰・貪欲・大食らい・色欲の七つの罪。
 それらの場所を通り抜けてゆくダンテとウェルギリウス。そこには実在した著名な人物達を配して、各大罪を犯した罰を受けているという設定もユニーク。
 その罪人の中には生前ダンテと知り合いだった人物がいたり、ウェルギリウスを慕っていた者もいたりと、とてもバラエティに富んだユニークな設定の数々は読んでいて飽きない。ただ、舞台がイタリアなので、日本人にとってあまりなじみではない人物がほとんど。注釈を参照しながら読まないとちょっとツライかも。

 生前の罪を悔い改めている死者たちは、ある意味とてもユニークで愛すべきキャラクター達。そして慣れないあの世を遍歴するダンテをしっかりと導いてゆくウェルギリウスの細やかな心配りは読んでいて羨ましいくらい。辛く過酷な旅を続ける彼等が次第に強い絆で結ばれてゆく姿にココロ打たれます。
 様々な体験と精神的成長を遂げたダンテ。とうとう、煉獄の山を登り終えた先には憧れのベアトリーチェが待つ天国が。
 しかし、それは今まで連れ添っていた心強い師・ウェルギリウスとの別れでもある。その彼がダンテに送る言葉がまた泣かせます!

   これから先はおまえの喜びを先達とするがよい。
   峻険な、狭隘な道の外へおまえはすでに出たのだ。
   正面に輝くかなたの太陽を見ろ、
   草花や樹々を見ろ、
   ここではすべてが大地からおのずと生えている。


 不毛の地であった地獄・煉獄から地上の楽園である天国の森に到着したダンテへのはなむけの言葉であり、永遠の別れの言葉でもあるわけです。
 名訳との誉れ高い、平川祐弘氏の翻訳はとても読みやすかった。そして忘れちゃいけない、ドレの挿画も相変わらず素晴らしい。
 技術的なコトはよくわかりませんが、ウィキによると 聖なる数「3」を基調とした極めて均整のとれた構成 であるとのこと。巻数も3だし、キリスト教の三位一体にも関わりがあるらしい。
 作者ダンテによる完璧なる世界観と精緻な構成で創造された一大叙事詩。次は天国篇に再度挑戦!


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