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個別記事の管理2011-04-07 (Thu)

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松谷みよ子童話集 (ハルキ文庫)松谷みよ子童話集 (ハルキ文庫)
(2011/03)
松谷 みよ子

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 書店で見つけてすかさず購入してしまった1冊。松谷みよ子といったら自分にとっては「ちいさいモモちゃん」シリーズ! 文庫でしかも童話集というのでさっそく読んでみました。以下文庫裏表紙より内容。

子を失った母親の悲しみを描いた「貝になった子ども」、鉄砲打ちのセンナじいが、自分が仕留めた大熊の遺した小熊を育てる、人間と動物の宿命を綴った「センナじいとくま」など、初期作品を中心とした短編全15篇を収録。
生きとし生けるものへの限りない愛情に、心を打たれる名作アンソロジー。


貝になった子ども・スカイの金メダル・こけしの歌・とかげのぼうや カナリヤと雀・灰色の国へきた老人の話・黒い蝶・草原・おしになった娘・黒ねこ四代・茂吉のねこ・むささびのコロ・センナじいとくま・いたちと菜の花・おいでおいで の15篇。

 童話集というと、ほのぼの・心温まる話を連想しますが、この作品集はどちらかというとその真逆のテーマを扱った作品が多いかな。中でも自分的に印象に残った作品をいくつか。
カナリヤと雀
 カナリヤと雀が「自由」について語っているところに巨人が来て、2羽に本当の自由とは一体何なのかを教える。人から与えられる自由ではなく、自らの手で得る自由の貴さ。解説によると、「戦後アメリカからの自立を示唆しているようにも読みとれる」とのこと。
黒い蝶
 月と太陽を擬人化して戦争の犠牲となった子どもを悼む。反戦色の強い作品。
草原
 米軍基地に咲く擬人化された花から見た人間社会。基地への怒りと不当を訴える印象的な作品。
黒ねこ四代
 後の「モモちゃんシリーズ」の重要なワキキャラである、黒猫プーの誕生秘話ともいえる作品。作者の実体験を基にしているであろう、猫に対する愛情を沸々と感じさせる1篇。
茂吉のねこ
 動物と人間の絆を、おばけを絡めて童話風に。
センナじいとくま
 猟師のセンナじいと小熊の心温まる交流がほのぼの。しかし、やがて成長して人間の脅威となる小熊との哀しくも運命的な決別。

 どの作品にも反戦・弱者への強い共感の念など、作品にこめた作者の強烈なメッセージを感じます。童話といえども、大人が読んでも充分に鑑賞に耐える、いやいや、どちらかというと、大人が読むべき童話なのでは、という印象を持ちました。
 ゆったりとして平易な語り口に騙されてはいけません。訴えかけるテーマは鋭く、重い。たびたび読み返したくなる作品だなあ、としみじみ思いました。

     桜1

     桜2

     桜3

 桜がほぽ満開☆
 春がいつの間にか来てた~!! ってカンジですね!


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Theme : 児童文学・童話・絵本 * Genre : 小説・文学 * Category : 松谷みよ子
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