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個別記事の管理2011-04-10 (Sun)

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世界禁断愛大全―「官能」と「耽美」と「倒錯」の愛世界禁断愛大全―「官能」と「耽美」と「倒錯」の愛
(2006/10)
桐生 操

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 キケン、キケン!! かなりキケンです。おそらく好き嫌いの分かれる作品だと思われますので、興味ナシ・読みたくもない! という方は完全スルー推奨です。
 「本当は恐ろしいグリム童話」の作者サン。タイトルが強烈すぎて思わず購入してしまったんですが、読んでみてこ、これは……記事にするのはどうしよう……と迷ってしまった作品。しかしショッキングでありながら、なかなか興味惹く内容もありました。以下アマゾンより内容。

カポーティ、ワイルド、ブロンテ、チャップリン、ヒトラー…。「禁断の愛」に身を委ねた彼らの生きざまは凄まじい。ホモセクシュアル、ロリコン、近親相姦など、世界中から集めた衝撃のエピソード満載の傑作人物伝。

 読了した自分もかなり刺激強かったので、さらっと流します。
 内容的に一番興味深く、雑学的だったのが、ホモセクシュアルの章でしょうか。
 オスカー・ワイルド(ドリアン・グレイの肖像)、ランボー(地獄の季節)、ジャン・コクトー(恐るべき子供たち)、ラディゲ(肉体の悪魔)、トルーマン・カポーティー(ティファニーで朝食を)、ニジンスキー(バレエダンサー)など、文学・芸術世界で有名な錚々たるメンバーの名が連なってます。
 皆様、いわゆるゲイだったという事実に今さらながらビックリしました。で、驚くべきことに、各人それぞれ「天才」という共通点があること。
 ラディゲ・ランボーなどはその極致ですよね。で、共にコクトー、ヴェルレーヌという最良のパートナーとめぐりあって才能を開花させている、という点も酷似してるし。
 文学史上に名を残す作品を創りあげた作家達ですが、そのベースとなっているのは、やはり当時の世間や宗教では認識されなかった、同性同士の報われない愛情なのかなあと。
 幼少時にかなりつらい家庭環境にあった方もいたようで。その複雑で哀しい想いと、女性のパートナーでは得ることのできなかった精神的共鳴を、奇しくも出逢ってしまった同性のパートナーの裡に発見してしまったということなのでしょうか。
 ただ、ホモセクシュアルを禁断愛と位置付けてしまうのは時代の流れに逆行しているのでは? 日本ではまだまだですが、欧米では市民権得ている地域もありますしね。ちょっと作者サン認識不足なのでは? とも思ってしまいました。

 その他、近親相姦の章もなかなか読ませてくれました。バイロン、マリー・アントワネット、エミリ・ブロンテ、アナイス・ニン等々。実の兄との関係を噂されるエミリ・ブロンテはあくまで推測の域を出ないのですが、様々な文献を例に挙げているので信憑性も感じられます。
 ロリータ・コンプレックスは言わずと知れたナボコフの作品を取り上げてます。なんてったって、ネーミングの由来となった作品ですからね。
 そして次にページを割いているのが、ナント、喜劇王チャップリン!! 知りませんでした。読んでいてもうあ然。さらにヒトラーも登場して、さらにあ然!! そして近年のアメリカで起こった例の、あの未解決事件にも触れてます。

 ラスト2章、サディズムとカニバリズム(←意味は自分で調べてね)にはこんな壮絶な愛情表現もあるのか~と、自分のキャパを完全に超えてました。
 こういう裏社会?を描く作者・桐生操の独特の切り口はさすがで、さまざまな人間の愛の形が展開されてます。ホントに、良くも悪くも愛はさまざまなのね、とつくづく思ってしまったのと同時に、愛に目の眩んだ人間ってある意味怖いな~と。
 タイトルは大仰ですが、あくまでワイドショー的なノリで読んだ方がいいです。そして、お子様にはおススメしませんね~。オトナになってから読みましょう!


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Theme : 今日の一冊 * Genre : 本・雑誌 * Category : 桐生操
* Comment : (8) * Trackback : (0) |

* by ひいち
ふわー・・・・(汗)
すごそうですね。
でも、惺さんのレビュー読むと、読みたくなってきちゃいますねー(^^;)
「本当は怖い・・・」あんなに話題になったのに、
読んだことないのですよねー。
そちらから入ったほうがいいかも・・・?


Re: ひいち様☆ * by 惺
おはようございます☆
> ふわー・・・・(汗)
> すごそうですね。
うんうん、かなりスゴい。ラスト近くはちと食傷気味。
でも良くも悪くもあの人にあんな一面が? という新たな発見があって楽しめましたけどね。

> 「本当は怖い・・・」あんなに話題になったのに、
> 読んだことないのですよねー。
> そちらから入ったほうがいいかも・・・?
そうですねー、こちらの方が読みやすいかも。
実はその本もかなり昔に記事書いたのに、未だにアクセスがすごくて、
なぜか当ブログの一番人気記事になってしまってます。
皆さん、このようなおハナシが好きなのね、ととても意外な気持ちです~。

こんにちは! * by 本読み人M
ひえ~…(汗)
ほ、本当にスゴそうな作品ですね。
ホモセクシュアルは受け止められそうですが…ロリータ、サディズム、カニバリズムまで!!となると、なかなかハードですな。

ランボーがホモセクシュアルだったことは、映画「太陽と月に背いて」を観たので知っていましたが…ディカプリオが美しかったことしか覚えていませんv-356

目が・・・ * by こはる
「世界禁断愛」のタイトルにレビューを読む目が
死ぬほど食いついていたらしく、隣にいた上司から
「なんか、すげー面白ろそうなの読んでる?」と突っ込まれてしまいました(笑)

禁断愛・・嫌いじゃない、イヤむしろ興味あり!
残念ながら至ってノーマルなので、
その世界に住まわれるお方からお話をうかがう位なんですけどね。

オバマ大統領も同性婚を認めてはどうかと言っているくらいですからね。いろんな性に寛容な世界になってくるといいかなと思います。

あ、でも、子供を傷つけちゃうようなのは断固反対ですけどね。。

Re: 本読み人M 様☆ * by 惺
こんにちは!
> ひえ~…(汗)
> ほ、本当にスゴそうな作品ですね。
ハードすぎます!
ですが、作者サンがあくまでマジメに論じていて、意外とキワモノ的ではなかったので、結局最後まで読んでしまいました~。

> ランボーがホモセクシュアルだったことは、映画「太陽と月に背いて」を観たので知っていましたが…ディカプリオが美しかったことしか覚えていませんv-356
調べてしまいましたよ~!
「太陽と月に背いて」ってランボーとヴェルレーヌの映画なんですね。
こんな映画が公開されていたなんてまったく知りませんでした!!
面白そうですね。レオ様=ランボー…なかなかナイスなキャスティングかな?

Re: こはる様☆ * by 惺
こんにちは!
いや~、ホントにタイトルがインパクトありすぎですよね!!
自分も本屋で見て食いついてしまったクチで…。

>いろんな性に寛容な世界になってくるといいかなと思います。
激しく同意!
自分の周りにはマイノリティ恋愛をしている方がいないのでなんとも言えないけれど、
いろいろな恋愛の形があってもいいんじゃないかな、と思いますね。
偏見だけはなるべく持ちたくないなと。

> あ、でも、子供を傷つけちゃうようなのは断固反対ですけどね。。
確かに!!
もう、そうなると「愛」ではないですね。問題外です。

* by キヨハラ
「タイトルが強烈すぎて思わず購入してしまった」という正直な惺さんに百万ときめきポイントv-352

私が高校生のときに、この本に出会っていたら即買いでした、きっと。今でも興味をそそられます。

Re: キヨハラ様☆ * by 惺
こんばんは!
> 「タイトルが強烈すぎて思わず購入してしまった」という正直な惺さんに百万ときめきポイントv-352
わ~い! ポイントもらってうれしいよう☆

> 私が高校生のときに、この本に出会っていたら即買いでした、きっと。今でも興味をそそられます。
あ~、ぜひぜひどうぞお読みになってください!
禁断の扉をこじあけてしまったような、なんとも言えない気分にさせられます~。
…なんて、内容の方はいたってマジメなんですよ。
あの有名人の意外な一面・苦悩がわかって、なんだか愛着湧いてしまいました。

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