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個別記事の管理2011-04-11 (Mon)

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NO.6〔ナンバーシックス〕#5 (講談社文庫)NO.6〔ナンバーシックス〕#5 (講談社文庫)
(2009/08/12)
あさの あつこ

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 わ~い、やっと5巻までたどりついた!! 今作はちょっと中やすみといったカンジでしょうか。以下文庫裏表紙よりあらすじ。

あきらめてしまうのか? NO.6の治安局員に連行された沙布を救い出すため、矯正施設の内部への潜入に成功した紫苑とネズミだったが、そこには想像を絶することが待ち受けていた。
まるで地獄。くじけそうになる紫苑……その一方で、沙布には妖しげな魔の手が刻一刻と伸び始める。彼らの未来はいったい。


 いよいよ、紫苑とネズミが欺瞞の都市NO.6内の、紫苑の友人・沙布が捉えられている矯正施設へと潜入。
 まあ、一般的な展開としてはソコは順調にクリアできるはずもなく……矯正施設というのは「人狩り」で狩られた人間達のいわば処理場のような場所。紫苑に言わせると「地獄」ということなのですが、2人はその地獄の門を上手くかいくぐって、沙布救出に向かいます。
 
 作者サン、その矯正施設内の地獄の描写がとても巧くてビックリでした。ホントに死臭・腐敗臭が漂ってきそうなほどの、真に迫った描写力にただただ感心しまくりでした。そして、その極限状態下での紫苑とネズミの関係が微妙に変化してゆくトコロもなかなか読ませてくれます。
 最初は何とかネズミに食らいついてゆこうとする紫苑。体力的にも精神的にも軟弱な彼が途中ヘタレながらも、体力・意志共に強靭なネズミに必死について行く。ひたすら前進する2人はさまざまな人間の死に直面するけれど、その「死」をめぐって「殺人なのか救済なのか」と問答する2人の考え方・解釈の仕方、その相違に読んでいてとても考えさせられた。

 互いが互いを必要とし、特に紫苑がネズミの危機に際して初めて発露させたある種の凶暴性──それは普段は物静かな彼の、実は真に隠された本性の片鱗なのかと思わせる描写。それを目の当たりにしたネズミが初めて紫苑に薄い恐怖を抱く心理など、今までの紫苑とネズミの関係が逆転するような予感に、否応なく今後の展開を期待してしまう。

 矯正施設を内部から攻めようとする紫苑とネズミなら、イヌカシと力河は外部から攻めようと行動を起こし始める。天涯孤独で自己中心的だったイヌカシが、初めて他人を求め、紫苑とネズミに対して仲間意識を持ち始める。その彼(ホントは彼女なんだよね?)の精神的成長も今後の楽しみのひとつ。

 無事沙布を救出することが出来るのか、そして、紫苑とネズミの関係はどう変化してゆくのか? 急展開は次巻となるのかしら~? 毎回同じコト言ってますが、とっても楽しみです。


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Theme : 今日の一冊 * Genre : 本・雑誌 * Category : あさのあつこ
* Comment : (2) * Trackback : (0) |

なかなかの・・・ * by こはる
なかなかの長編ですね~

描写というのは、作者サンの腕の見せ所というか、
やっぱりプロだなぁ~と感嘆しちゃいますね。

毎回、先を急ぎたくなる展開の本は、
気分転換にもなりますね♪


Re: こはる様☆ * by 惺
こんにちは☆
この、あさのあつこサン、児童文学畑の方かとばかり思っていたんですが、
なんの、この作品のようなSFも手掛けてて、さすがプロ作家(当たり前だ~)!!
と思います。
グイグイ引きこまれて読んじゃうその巧さにひたすら脱帽です。
まだまだシリーズは続くみたいで……先は長~いです☆

コメント







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