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個別記事の管理2011-04-24 (Sun)

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小説を書く猫小説を書く猫
(2011/03/15)
中山可穂

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 個人的に好きな作家サン。久しぶりの新作とあってさっそく借りてしまいました! 以下アマゾンより内容紹介。

ファン待望、幻の作家、初のエッセイ集! 恋愛、執筆、旅について…… 『猫背の王子』から近況まで、18年の作家生活を網羅 孤高の作家は日々、爪を研ぎ、肉球をみがく。
しめきり?……にゃんだ、それ? わたしはいまだに、この年になっても、ということはおそらく死ぬまで、自分のことを人間よりは猫に近い生き物だと思っているのです。 猫を見るととても他人とは思えない。 人間とは結局最後まで馴染めない。 猫には人間の言葉がわかるけれど、人間は猫語を理解できません。そこに猫の孤独があり、哀しみがある。 (「あとがき」より)


 エッセイ集とはいえ、かなり読み応えありました。ほとんどがかなり昔、商業誌に発表された作品ばかりなので、あれ? なんか読んだことあるぞ? と思ったりもしましたが。最新2作も収録されていてファンとしては嬉しい限り!
 「白い薔薇の淵まで」で山本周五郎賞を受賞したあたりのエッセイが中心となっているのかな? 初めてメジャーで高名な賞を受けた作者サンの喜びが素直に伝わってきて読んでいてとても嬉しくなりました。わりと淡々と書き綴りながらも、さりげにぽろっとユーモアを垣間見せるあたり巧いし、好きだなあ。

 この方の作品って、作中ヒロインにかなり自分を投影しているモノが多いのですが、その理由も今作でわかりました。同性愛者で有名なこの作者サン。報われない自身の現実の恋愛の苦しさを作品の中で吐露し、昇華させることで精神の均衡を保っていたとのこと。う~んなるほどな、と。この方の作品、ホントに作者サン自身を連想させるヒロインが多いので、正直食傷気味になることもあったんですが、その理由がわかるとなんとも切なくなりますね。読み方・捉え方が変わります。

 自らの恋愛遍歴とかつての恋人との出逢いと別れを赤裸々に描いているのも、好感度高いです。今はお独りのようですが、寂しくとも独りであることの気楽さ・身軽さを楽しんでいるとのこと。
 最新エッセイの、横浜から京都に引っ越されたエピソードなんかはなかなか面白い。京都という見知らぬ土地に住むための物件探しの苦労譚、とある事情で個人情報が漏れてしまったことに対する赤裸々な怒り……などなど、作家としてではない、中山可穂という個性的すぎるけれど魅力的なひとりの女性の姿を知ることが出来て、ファンには垂涎の1冊なのではないでしょうかね。

 遅筆で長編が書けずに苦労されているようですが、ぽろりと弱音を吐きだしてしまうのも人間味感じられていいなあと。
 相当な猫好きサンらしく表紙もレトロムードでとっても良いです。猫チャンがカワユイ。
 この作者サン独特の濃密な作品も良いけれど、このようなサラリとした飾り気の無いエッセイもまたオツなもの。充分堪能させていただきました!


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Theme : エッセイ * Genre : 小説・文学 * Category : 中山可穂
* Comment : (4) * Trackback : (1) |

* by こはる
本になるくらいの恋愛小説が書ける作家ってどんなリアル恋愛をしているのかってめちゃめちゃ気になります。
エロ小説を書くにはモテナイほうが妄想できて良いものが書けるときいたことありますけど(笑)

サラリーマンにとって、自由業小説家のライフっておおいに興味あります。

Re: こはる様☆ * by 惺
こんばんは!
この作家サン、マイノリティ恋愛をなさっているらしく、経験豊富でありながら、かなり壮絶な恋愛が多いみたいです。
なので小説のテーマはほとんど自身の経験がモノ言ってるんじゃないでしょうかね。

> エロ小説を書くにはモテナイほうが妄想できて良いものが書けるときいたことありますけど(笑)
ププッ! そ~なんだ~! 妄想の産物…いやいや賜物かあ…。笑える!!

> サラリーマンにとって、自由業小説家のライフっておおいに興味あります。
ホントに!! 未知の領域ですよね。凡人の自分には想像できませ~ん。
印税生活って羨ましいな~。それ相応の苦労もあるんだろうけどね。

* by 藍色
トラックバックさせていただきました。
トラックバックお待ちしていますね。

Re: 藍色様☆ * by 惺
こんばんは!
TBありがとうございます!
コチラもさせていただきました。
巧く出来てるといいのですが…(汗)

コメント







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「小説を書く猫」中山可穂
ファン待望、幻の作家、初のエッセイ集! 恋愛、執筆、旅について…… 『猫背の王子』から近況まで、18年の作家生活を網羅。孤高の作家は日々、爪を研ぎ、肉球をみがく。 しめきり?……にゃんだ、それ? わた... …
2011/05/06 01:58  粋な提案
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