07≪ 2017/08 ≫09
12345678910111213141516171819202122232425262728293031
個別記事の管理-------- (--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
* Category : スポンサー広告
|
個別記事の管理2011-05-03 (Tue)

ご訪問ありがとうございます☆

音楽の在りて音楽の在りて
(2011/04/23)
萩尾 望都

商品詳細を見る

 萩尾望都が手掛けた小説ということで、即購入。期待値大で読了しました。以下BOOKデータベースより内容。

著者が二〇代のときに執筆、『奇想天外』に掲載されるや否や話題を呼んだSF小説を待望の書籍化。
人生賛歌ともいえる表題作に、豊かなる想像力に満ちあふれた傑作「ヘルマロッド殺し」。
そして、作者にとって永遠のテーマである「神への挑戦」と「自我の芽生え」を描いた中編「美しの神の伝え」など、その後の名作マンガとも呼応する一二編を収録した、萩尾望都の原点的作品集。


  
  ヘルマロッド殺し
  子供の時間
  おもちゃ箱
  クレバス
  プロメテにて

  
  音楽の在りて
  闇夜に声がする
  マンガ原人
  CMをどうぞ
  憑かれた男
  守人たち

  
  美しの神の伝え

 う~ん、なかなか小説も素晴らしいです。漫画での萩尾望都独特のあの世界をそのまま小説世界に転移させたような読後感。
 主にⅠはSFをベースにした短篇集といった趣。
 「ヘルマロッド殺し」なんか本格SF+ミステリーといったカンジで冒頭から惹きこまれてしまう。次作「子供の時間」は漂流船内でコンピューターに育てられた少女をめぐる救出譚等々、どの作品も一筋縄ではいかない鋭い切り口冴えるものばかり。
 ああ、萩尾望都の原点というのは、やはりSFなんだなあと改めて思わせる秀作連。スゴイです。

 Ⅱでは一転してコミカルな作品集。けれど、「音楽の在りて」だけは格調高く崇高な印象の作品。とある星の遺跡を発掘にきた調査隊が、失われたその星のかつての音楽をも発掘するという内容。ふとしたきっかけで失われた音楽の再生方法を発見した音楽家の驚きと喜びが読んでいて感動。
 その他、「闇夜に声がする」は意外にもほのぼのとしたラブロマンス! 正直、面白いです。「マンガ原人」はとある少女(おそらく作者を投影)の揺るぎないマンガへの愛と、かけがえのない友情を謳いあげた1作。「CMをどうぞ」は他者への傲慢さをユーモアを込めて揶揄。「守人たち」も意外な登場人物たちとオチで笑えるし!

 Ⅲは、かなり読み応えのある中篇。これはマンガにしても良いんじゃないかな?と思わせる佳作。いかにも萩尾望都っぽい作品です。ちょっと「マージナル」をイメージしちゃいました。
 
 書籍の帯を読むとすべて20代に書かれたとのこと。恐るべし、萩尾望都! といった印象です。
 独特の世界観を損なうことなく活字にしているあたり、非凡な才能をひしひしと感じます。以前に童話集「銀の船と青い海」を読んだけれど、それよりもさらに内容とテーマが深くなってます。文章も巧いと思うし、読んでいて何ら違和感・不快感を覚えない。ファンにとっては貴重な1冊なのかなと。読んで損はなし!! 一読の価値アリ! といったカンジですね。


blogram投票ボタンにほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ人気ブログランキングへ
☆いつも応援ありがとうございます☆
関連記事
Theme : 今日の一冊 * Genre : 本・雑誌 * Category : 萩尾望都
* Comment : (8) * Trackback : (0) |

* by まいまい
うるさくおじゃましてスミマセン。
こういう本あるんですねえ。
さすが、アンテナが高い!!

萩尾望都さんが小説を書いたことがあったなんて
全然知りませんでした。

「一読の価値あり」なんですね。
読んでみたいです。

Re: まいまい様☆ * by 惺
こんばんは~☆
> うるさくおじゃましてスミマセン。
> こういう本あるんですねえ。
> さすが、アンテナが高い!!
わ~い! ご訪問ありがとうございます☆
嬉しいですよ~!!
いつもはウザい? ア○ゾンさんからのメルマガ?で知ったんです。
たま~に貴重な情報を送信してくれるのでなかなか配信停止ができないという…。

萩尾望都サン、小説もなかなかですよ!
文章が巧いのにビックリです。
ストーリー創るのはもうお手の物なので、小説家としてもいいんじゃない?
と激しく思ってしまいました。

* by ひいち
わーー。
こちらの本も読んでみたい(>∀<)

いつも、素敵な本を教えてくれてありがとう~☆
文章力があったなら、漫画家さんって小説書いたらすごくおもしろいものを次々と生み出しそうですよね!

すごいなぁ * by 道楽猫
萩尾望都おそるべし。
小説も書ける人なんですね。
でもなんで小説なんだろう…
うーむ。
これは読んでみるしかないか。

* by 瀬川レナ
望都さんの作品って文学的ですものね~これは読まねば!(`・д・)

トーマやポーなどが20代で描かれたものだと知った時も、ものすごくビックリしました。ホントに非凡な才能の持ち主ですよね。

「銀の船と青い海」も知らなかったです。読んでみたい!

Re: ひいち様☆ * by 惺
こんばんは!
> 文章力があったなら、漫画家さんって小説書いたらすごくおもしろいものを次々と生み出しそうですよね!
ホントそう思う~!!
文が書けないからマンガ家になったとか、
絵がかけないから小説家になったとかいう方もいるらしいので、
小説家とマンガ家ってある意味根本は似ているのかも。
それにしても、両方ともこなすというのはスゴすぎる!!

Re: 道楽猫様☆ * by 惺
こんばんは~☆
> 萩尾望都おそるべし。
> 小説も書ける人なんですね。
> でもなんで小説なんだろう…
なんか、巷に溢れているネット小説家?より断然巧いよ~!!
しかもすべて20代の時の作品らしいです。スゴいです。

> これは読んでみるしかないか。
そうですねー、ちょっとお値段お高めなので、
図書館にあったらまずは借りてお試し…がいいかも☆

Re: 瀬川レナ様☆ * by 惺
こんばんは~!
> 望都さんの作品って文学的ですものね~これは読まねば!(`・д・)
そうそう、文学的!! まさにソレです!
あの独特の世界観はスゴイ。

> トーマやポーなどが20代で描かれたものだと知った時も、ものすごくビックリしました。ホントに非凡な才能の持ち主ですよね。
> 「銀の船と青い海」も知らなかったです。読んでみたい!
きっと頭脳明晰な方なんだと思う。
「銀の船と青い海」の方は読みやすい童話集といったカンジです。
両作品共、全然知らない人が読んだら絶対に小説家だと思うほど、巧いです。

コメント







管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。