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個別記事の管理2011-05-12 (Thu)

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きみはポラリスきみはポラリス
(2007/05)
三浦 しをん

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 エッセイではない三浦しをんを!! ということで。てっきり長篇コメディーを想像していたのですが、なんと「恋愛短篇集」だったんですね。まったく予備知識なしに読了。以下BOOKデータベースより内容。

これって恋or愛?いえ、これこそ恋愛そのもの。世間の注目も原稿の注文も「恋愛」のことばかり。なら、とことん書いてみようじゃないの!ということで生まれたただならぬ「恋愛短篇集」。
初恋、禁忌、純愛、結婚、信仰、偏愛、同性愛…本気で恋し、だれかを愛したいなら読むしかない!われらの時代の聖典。


 聖典っていうとかなりおおげさですが……。依頼されたテーマを「お題」・自分で勝手に設定したテーマを「自分お題」として集めた短篇集だそうです。

永遠に完成しない二通の手紙  お題「ラブレター」
裏切らないこと  自分お題「禁忌」
私たちがしたこと  自分お題「王道」
夜にあふれるもの  自分お題「信仰」
骨片  お題「あのころの宝もの」
ペーパークラフト  自分お題「三角関係」
森を歩く  お題「結婚して私は貧乏になった」
優雅な生活  自分お題「共同作業」
春太の毎日  お題「最後の恋」
冬の一等星  自分お題「年齢差」
永遠につづく手紙の最初の一文  自分お題「初恋」

 恋愛をテーマにした11篇。その恋愛というのも、あの三浦しをんなので一筋縄ではいきません。初恋・近親愛・純愛・三角関係・編愛・同性愛などなどバラエティに富んでます。手を変え品を変えさまざまな愛の形がライト&ダークに描かれてます。自分も読了して予想外の内容にちょっと驚き。
 ……なので、読者を選んでしまうかもです。自分的には全然大丈夫だったのですが、同性愛などが苦手な方はご注意です。 なんたってあの(BL好きな)三浦しをんなので。
 で、自分的に印象に残った作品をいくつか。

私たちがしたこと
 平凡なハナシかと思いきや、実はかなり怖かった。淡々とした語り口でかつての恋人同士の昏い過去と犯罪が露わにされてゆく……という。
骨片
 今は亡き恋焦がれた教師の骨を偏愛する女子の心理を克明に描写。その情念が凄まじい。「嵐が丘」がモチーフ。
ペーパークラフト
 三角関係譚。もちろん普通のトライアングルではありません。夫とかつての恋人(♂)との間で葛藤する女性心理が面白い。なかなかスリリングな展開。
森を歩く・優雅な生活
 両方ともほのぼのラブストーリー。どちらとも超・個性的なパートナーに振り回される女性の奮闘と結婚に踏み切るかどうしようか迷う微妙な心理描写が巧いなあと。
春太の毎日
 犬視点で描かれる飼い主への愛情。ラストについホロッとしたし。
冬の一等星
 ううむ、コレは異色作かな。誘拐もどきの被害に遭ってしまった少女とその犯人もどきとの心の交流。少女の淡い初恋譚なのかな?
 で、最初と最後のハナシがリンクして♂×♂の同性愛話となっております。腐女子を公言している作者サンを知っていれば、ニヤリとして読み流せるけれど、そうでなければどうかなあ? 的なストーリー。

 ちなみにポラリスとは北極星のこと。明るく輝く不動の星。愛の形はさまざまあれど、登場するキャラクター達にとってみれば愛する人はまさに光り輝く不動の星の如き存在なのでしょう。
 お腹いっぱい、ごちそうさまでした。と思わずつぶやいてしまいたくなる作品群でした。


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