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個別記事の管理2011-05-19 (Thu)

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想い雲―みをつくし料理帖 (時代小説文庫)想い雲―みをつくし料理帖 (時代小説文庫)
(2010/03)
高田 郁

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 このシリーズも3作目。飽きずに読めてしまうのが魅力なのかな? 以下、BOOKデータベースよりあらすじ。

土用の入りが近づき、澪は暑気払いに出す料理の献立に頭を悩ませていた。そんなある日、戯作者・清右衛門が版元の坂村堂を連れ立って「つる家」を訪れる。澪の料理に感心した食道楽の坂村堂は、自らが雇い入れている上方料理人に是非この味を覚えさせたいと請う。
翌日、さっそく現れた坂村堂の料理人はなんと、行方知れずとなっている、天満一兆庵の若旦那・佐兵衛と共に働いていた富三だったのだ。澪と芳は佐兵衛の行方を富三に聞くが、彼の口から語られたのは耳を疑うような話だった―。


 ホント、毎回毎回手を変え品を変え、さまざまな事件と新キャラを盛り込んでます。マジ、飽きません。
 今作の白眉は、吉原の遊女となって会いたくても会えなかった幼なじみの「あさひ太夫」こと野江と澪のつかの間の再会シーンでしょうか?
 まるで映像が目に浮かぶような見事なシチュエーションを用意して、感動させる作者サンの巧さに唸ったし。二人の変わらぬ友情をひしひしと感じられて、自分的に名シーンだな、と。

 で、さらに今回のメインストーリーは、あえて言うなら「風評」ですね。
 ライバル店多い澪の働く「つる家」にパクリ店が続出。そのうちの1店舗から今でいう食中毒が発生し、なぜかそれが元祖「つる家」だと誤解されてしまう。
 客は激減。またも苦戦を強いられる澪とその仲間たち。しかし、本当に味のわかる理解者たちに支えられてなんとか窮地を乗り越えてゆく。
 その間の澪の苦悩・悔しさ・怒りなどの素直な感情の吐露に、思わず感情移入してしまう!

 ただ今作はかなりご都合主義的な流れが多くて気になったかも。あまりにも出来過ぎの展開が多々あって、そこがちょっと違和感というか、不自然というか。
 しかし!! そんな欠点を補ってあまりあるのが、澪のひねり出す料理のアイデア=作者サンのアイデアということになるんですが。特にタイトルにもなっている「想い雲」で登場する「鱧」に関するウンチクと料理法には思わず納得。
 そのエピソードに絡んで、美味しい料理を作るのに性別は関係ないというメッセージも盛り込ませているところも巧いなあと。

 さらに澪が想いを寄せる謎の人物・小松原の正体もおぼろげにわかってきたりして……今後の展開を期待させる終わり方……というか、焦らしかたも巧いよな~と。冗長にならず、メリハリつけたストーリー展開を期待します!次はどんな料理が出てくるのかな~? そういうトコロも楽しみな作品ですね!


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