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個別記事の管理2011-06-02 (Thu)

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ウジェーヌ・ヴァルモンの勝利ウジェーヌ・ヴァルモンの勝利
(2010/10/26)
ロバート・バー

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 図書館の新刊情報で一目ボレして借りた1冊。各章のタイトルからして幻想小説集かと思ったら、意外や意外、まっとうな探偵小説でした。以下BOOKデータベースよりあらすじ。

コナン・ドイルの友人で、ホームズもののパロディでも知られるロバート・バーの傑作短篇集、待望の初邦訳!
エラリー・クイーンや江戸川乱歩が絶賛し、夏目漱石の作品にも登場する名作「うっかり屋協同組合」を含む全8篇を収録。

ダイヤモンドのネックレスの謎
シャム双生児の爆弾魔
銀のスプーンの手がかり
チゼルリッグ卿の失われた遺産
うっかり屋協同組合
幽霊の足音
ワイオミング・エドの釈放
レディ・アリシアのエメラルド … のほっこり、なるほど~の8篇収録。

 初めての作者サンに作品だったのですが、なんとも不思議な味わいでした。
 探偵役のウジェーヌ・ヴァルモンはフランス人。しかも政府の刑事局長を7年も勤めていた経歴を持つベテラン。その彼がなんといろいろあってイギリスに渡り探偵稼業を始めるという……。フランス人ということにのっぴきならないプライドを持っていて、愛国心ハンパない。ことあるごとにイギリス人に対して批判的な意見を呟く呟く……いや、ぼやきかな。そんな、ちょっと変わった愛すべき人物が探偵となって様々な事件を解決してゆくという展開。
 個人的に印象に残った作品をいくつか。

ダイヤモンドのネックレスの謎
 あの、マリー・アントワネットを巻き込んだフランスで起こった有名な事件をモチーフにした1篇。ナント、この事件で警察のお偉方だったヴァルモン氏はしくじりクビになってしまうという……。その後イギリスへ渡り探偵業を営むきっかけとなったハナシ。なんとも意外な展開でビックリしました。有名事件を巧く絡めた1作。
銀のスプーンの手がかり
 窃盗癖のある男に現金を盗まれた男のハナシ。銀のスプーンと手品というアイテムを使って犯人を特定するという、軽いけれどなるほどと思わせるアイデアが面白い。
チゼルリッグ卿の失われた遺産
 亡きチゼルリッグ卿の遺産の在処を、心根純真な甥とヴァルモンが懸命に捜査する!! というハナシ。初めは乗り気ではなかったヴァルモンだったけれど、依頼主である青年に好感を持ってしまったため渋々仕事を引き受けてしまう彼。人間臭くて良いキャラだなあ……。
レディ・アリシアのエメラルド
 エメラルドのネックレスを捜して欲しい ── 美女の依頼にうっかり負けて引き受けてしまうヴァルモン。実は美女とその婚約者に一杯食わされてしまったという……ラブコメ・ロマンス的な洒落た1篇。 

 ハデな冒険やアクション・トリックなどは無いのですが、なんといっても探偵役のヴァルモンのキャラクターが秀逸。政府の高官だったのに、まさかクビになってしまって探偵稼業を始める……なんて設定が笑えて斬新だった! かなり読み応えありましたねー!


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Theme : 海外ミステリ * Genre : 本・雑誌 * Category : ウジェーヌ・ヴァルモンの勝利
* Comment : (2) * Trackback : (0) |

この本面白いですよね。 * by semicolon?
愛すべきキャラクターってところですね。
我輩のぼやきに笑いました。

Re: semicolon?様☆ * by 惺
こんばんは~!
> 愛すべきキャラクターってところですね。
> 我輩のぼやきに笑いました。
そうそう!
もっとおカタイ話ばかりなのかと思ったら!
予想外の面白さでした!
コレ借りた時、semicolonサンが好きそうだなーって思いました。

コメント







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