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個別記事の管理2011-06-13 (Mon)

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そういうものだろ、仕事っていうのはそういうものだろ、仕事っていうのは
(2011/02/22)
重松 清、野中 柊 他

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 図書館の新刊情報で見つけた1冊。執筆陣が豪華だったので借りてみました。以下BOOKデータベースより内容。

重松清、石田衣良、津村記久子、大崎善生、盛田隆二、野中柊という6人の人気作家が日経Web刊で「働く」をキーワードに競作した短編小説の豪華アンソロジー!
――働くことは、生きること。世界とつながること。


ホームにて、蕎麦 … 重松清
あの日。この日。そして。 … 野中柊
ハート・オブ・ゴールド … 石田衣良
バルセロナの窓 … 大崎善生
きみがつらいのは、まだあきらめていないから … 盛田隆二
職場の作法 … 津村記久子

 ものすごくブ厚いわりにはさらっと読めてしまいました。「働く」をテーマにしたバラエティに富んだ短篇集。作家サンたちの視点がさまざまでとっても面白かったです。
 自分的には男性作家陣の作品が皆印象的だったかなあ。
ホームにて、蕎麦
 退職した父親がなんと、駅のソバ屋にアルバイトとして第2の職場を選んだことに戸惑う息子の心情を丁寧に描いた良作。
 予想外の就職先、しかもアルバイトであることに抵抗感を拭えない息子と、父親の秘めた事情。このアンソロジーにぴったりの正統派な作品。
ハート・オブ・ゴールド
 石田衣良氏の作品を初めて読んだのですが、一番楽しめた作品でした!
 舞台を沖縄に設定して、とあるゲストハウスで繰り広げられる感動作。
 勤続十周年休暇を利用して沖縄のゲストハウスに訪れた主人公と、そこでの滞在者との心の触れ合い。お金とは何か。富とは何か。働く事の意義とは? 

富はただの金ではなくて、社会のなかで積んでいく経験でもあるんだよ。人といっしょに働ける。たくさんの人と関係を続けられる。そういう社会的な富っていうのがあるんだ

 と、ニート少年に語らせる、鮮やかな作者の見解に共感。
バルセロナの窓
 ニートだった主人公がとあるきっかけで会社勤めをするようになり、さらに作家へと転身して、自らの過去を長年の親友とともに振り返る。
 少しばかりご都合主義的な展開が気になったけれど、こちらも読後感爽やか。仕事への賛歌ともとれるかな。
きみがつらいのは、まだあきらめていないから
 一人のサラリーマンがうつ病に苦しむハナシ。アンソロジー中の異色作で読み応えがあった! じわじわと精神の均衡を失ってゆく主人公が、妻の病気をきっかけになんとか持ち直そうという結末。その後の主人公の病状がとっても気になってしまった。続編があればぜひとも読んでみたい!!

 女性作家お2人のうち、野中柊サンの作品は自分的に?な部分が。イマイチこのアンソロジーのテーマとかみ合っていないような感じが。
 津村記久子サンの 職場の作法 は、これは女性じゃないと書けないな~と激しく思った。職場の個性的な面々をユーモラスにシニカルに洞察しているところがクスッと笑えた。

 「働く」ということは、何も会社勤めしているだけとは限らない。バイト・パート・子育て・家事などなど、いろいろな形の「働く」という形態があるわけで。
 その中で得た人間関係・社会的(経)体験などが、その人の血となり肉となっていくのだなあ、と個人的には思います。予想外の面白さ詰まった1冊でした!


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Theme : 今日の一冊 * Genre : 本・雑誌 * Category : ★アンソロジー
* Comment : (4) * Trackback : (0) |

おもしろそう * by 読書系女子
石田衣良さんの作品、読んでみたいです。
それと >女性じゃないと書けない 職場の作法。

表紙もいいですね~

Re: 読書系女子様☆ * by 惺
こんばんは!
> 石田衣良さんの作品、読んでみたいです。
初めて読んだけど、面白い☆
他の作品も読みたくなってしまったし。

> それと >女性じゃないと書けない 職場の作法。
う~ん、ちょっとディフォルメされて描かれていると思うけど、
ああ、あるな~、そんなコト。
っていうシーンがありましたね。

> 表紙もいいですね~
色がね、インパクトありますよね☆

タイトルがまた良いですよね。 * by こはる
読みたい読みたい読みたい!
惺さんのblogでタイトルが目に飛び込んだ瞬間に
読みたさ爆発!
で、このコメントを書く前にソッコー図書館で予約しちゃいました。
8人待ちでした(涙)気長に待ってます。

石田衣良氏の作品初めてなんですか?
こんなに多読の惺さんが・・意外です~

私が真っ先に読みたいのは石田さんの作品です。
大好きなんですよ~。
惺さんも一番楽しめた作品とのことで♪
なんだかうれしいです☆




Re: こはる様☆ * by 惺
こんばんは!
おもいっきり惹かれるタイトルですよね!
で、自分もこのタイトルでついつい借りてしまいました。

> 石田衣良氏の作品初めてなんですか?
そうなんですよ~!
おススメされるんですが、なかなか手が伸びなくて……。
でも、これを機にI.W.G.Pあたりに手を出してみようかな~と。
どうも石田衣良氏ってワイドショーのコメンテーターっていうイメージ強くて…。

> 私が真っ先に読みたいのは石田さんの作品です。
> 大好きなんですよ~。
そうなんですか?
ではではこはるサンおススメとあらば、ぜひとも読まないと!
アンソロジーの中でも、やっぱり頭ひとつ抜き出ている感が!!
面白かったですよ~☆

コメント







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