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個別記事の管理2011-06-23 (Thu)

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改造版 少年アリス改造版 少年アリス
(2008/11/20)
長野 まゆみ

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 以前から読みたかった作家サン・長野まゆみ。図書館でちょうどこの本が書架にあったのと、素敵な装丁に惹かれて借りてしまいました。以下BOOKデータベースより内容。

夜の学校をのぞいてごらん。今夜も少年たちが夜空に星をぬいつけているよ。ラストを含め大幅改稿!あの『少年アリス』が改造され生まれ変わった。

 改造前のオリジナル「少年アリス」を知らないのでなんとも言えないのですが、これはこれでとても楽しめました。タイトルにもあるように「不思議の国のアリス」をモチーフにしているのかと思いきや、まったく別世界の不思議ワールドが展開。
 「アリス」という名で少年、というのもかなりインパクトありますが、そのアリスの友人も「蜜蜂」というこれまたインパクト強すぎるネーミング。けれどそのおかげで現実感を喪失した、幻想的な世界へと誘ってくれるのだからなかなか巧いなあ、と。

 兄から借りた本を学校に忘れた蜜蜂に付き合って、夜の学校に忍び込むアリスと蜜蜂。日常とは違った高揚感に煽られてそのまま理科室へ探検に行ってしまうけれど、そこで2人が見たのはあり得ない光景! なんと、人知れず授業をしている教師と生徒がいたのだ。彼等に見つかり、逃げ遅れたアリスは何故だか一緒に授業を受けるハメに。
 そしてその授業もなんともユニーク。三日月を作ってさらにそれを紺色の天幕に星とともに縫い付けたりと、アリス少年はとまどうばかり。それもそのはず、アリスはいつのまにか鳥になってしまっていて、授業を受けたクラスメイトは皆鳥だったという……。

 一種のファンタジーなんですが、さまざまな植物がさりげなく紹介されるうえ、夜のしっとりとした幻想的な情景描写が秀逸。さらに終盤、鳥(クロツグミ)になってしまったアリスを何とかして人間に戻そうとする蜜蜂の頑張りと、2人の少年の友情がとっても微笑ましいし。さらにこの終盤部分で、ちょっとしたミステリーのエッセンスがあるのにもなるほどなと。

 お洒落な装丁、ファンタジックな作風。読了後も不思議な余韻が残る、自分にとって稀有な作品。オリジナルの「少年アリス」の方も読みたくなってしまいました。


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Theme : 今日の一冊 * Genre : 本・雑誌 * Category : 長野まゆみ
* Comment : (2) * Trackback : (0) |

相互リンク * by Medeski
有難うございました。これからも宜しくお願い致します。

この作品、典型的な幻想小説ですよね。私もこの改造版は読んだことがあるのですが、何といっても一行目に目を洗わされました。作品自体は好きではないのですが、あの一文だけで読んで良かったな、と思っています。

Re: Medeski 様 * by 惺
こんばんは!
こちらこそ相互リンクさせていただきありがとうございます。

> この作品、典型的な幻想小説ですよね。私もこの改造版は読んだことがあるのですが、何といっても一行目に目を洗わされました。作品自体は好きではないのですが、あの一文だけで読んで良かったな、と思っています。
昨日ツイートしていらっしゃいましたよね?
なかなか魅力的な文が散りばめてあって素敵です。
内容としてはホント他愛ないファンタジーなんですが、
独特の雰囲気に惹かれてしまいました。

コメント







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