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個別記事の管理2011-06-23 (Thu)

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ルパン対ホームズ (新潮文庫―ルパン傑作集)ルパン対ホームズ (新潮文庫―ルパン傑作集)
(1960/06)
モーリス・ルブラン

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 久しぶりのルパンシリーズ。大抵の傑作・代表作を読了してしまったので何にしようか迷っていたところ、おもしろそうな作品発見。タイトルからしていかにも興味そそられます!以下文庫裏表紙よりあらすじ。

フランス一の人気を誇るアルセーヌ・ルパンに、イギリスの名探偵シャーロック・ホームズが勝負を挑んだ!
悪徳富豪を次々と襲う一方で、貧しい者にはやさしく、苦境に立つ婦人には捨て身の犠牲も厭わぬルパン。イギリス紳士らしく、道義正しいホームズの冷徹な頭脳。
決死の攻防の果て、勝利の栄冠を手にするのは……? 世紀の一騎打ちをスリリングに描く人気シリーズ。


 日本では堂々とシャーロック・ホームズの名を冠していますが、オリジナルではパロディーキャラ「エルロック・ショルメ」となっているようです。シャーロック・ホームズのスペルのアナグラムとなっているようですが、やはり有名キャラクターをそのままズバリ使用するのは何かと物議を醸すようで。
 が、日本ではそんなややこしい気遣い無用ですね、そのまま「シャーロック・ホームズ」で通用してるからね。

 で、宿命の対決!! の内容ですが、これがまた面白かった!
 相次ぐルパンとその仲間である金髪の婦人による盗難事件に悩んだとある富豪が、頼りにならないフランス警察に愛想を尽かせて、世界的に有名なあの名探偵・シャーロック・ホームズに事件を依頼する──というところから、2人の対決は端を発します。
 ルパンが狙うは青ダイヤの指輪。まんまとルパンの掌中に落ちたそのダイヤを追ってホームズの頭脳戦が始まる!
 ……と言ったカンジなのですが、やはり本編のホームズとは印象が違いますね。切っても切れないワトソン君はウィルソン君と名を変えてやはりホームズをサポートしますが、ちょっと情けない役回り。けれど、そのウィルソン君の犠牲をムダにせず、ホームズは沈着冷静さと頭脳をもってして建築トリックの謎を解き、遂にはルパンを追いつめ、青ダイヤを奪還するが……。

 まあ、お互い互角の戦いぶり、と言っていいかな。してやったりと思いきや、実は裏を書かれていたりとか。例えばホームズが無理やり本国・イギリスに帰国させられたり、ルパンがホームズの策略にハマって逮捕の窮地に陥ったりとか。けれどちっともドロドロした感じではなく、あくまでいいライバルといった様相。
 第1ラウンドのラストは互いに潔く引き分けを認め、ナント、ルパンはホームズとの別れをわざわざ告げに来るという洒落た幕引き。

 第2ラウンド「ユダヤのランプ」もなかなか読みごたえあります。
 盗まれた「ユダヤのランプ」。一体犯人は誰なのか?
 ラストはなかなか悲劇的。しかし、やはりルパンとホームズは良きライバル同士、といった結末に落ちつきます。ホームズという人気キャラクターに敬意を表した作者サンの精一杯のオチなのかな? 特別にルパンに贔屓している感は無かった上に、アウェーのホームズを活躍させているし。そして船上で静かに迎える粋で洒落たラストに思わずニヤリ。やっぱり、作者・ルブランの読者を楽しませよう、というサービス精神をひしひしと感じました。う~ん、次はどの作品にしようかな。


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