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個別記事の管理2011-06-30 (Thu)

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ファウスト(上) (講談社文芸文庫)ファウスト(上) (講談社文芸文庫)
(2003/01/09)
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ

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 以前から読んでみたかった作品。とっても難解なんだろうなーと思いつつ躊躇していましたが、読んでみたら意外や意外、わかりやすくて面白かった!! 以下BOOKデータベースより内容。

(ファウスト)俺の喜びはただこの大地から生まれこの世の太陽だけが俺の悩みを照らすのだ。
(メフィスト)それならためらうことはない。さあ契約だ。……地上にある限りの日々……人間がまだ見ぬものを見るのです。
神ならぬ人間の身で世界のすべてを究めたい欲求に憑かれたファウストは、悪魔メフィスト―フェレスと契約を結ぶ。
文豪ゲーテ畢生の対策が柴田翔の躍動する新訳で甦る。


献げる言葉
舞台での前狂言
天上の序曲
悲劇第1部

 ファウストとかメフィストーフェレスとか、名前だけはどこかで聞いたことあるかと思います。が、その出自がゲーテの作品というところまではなかなか辿りつかないですよね。それほどまでにネーミングが有名で独り歩きしている感が。ファウスト(善・人間)とメフィスト(悪・悪魔)との契約と葛藤の物語……と書くと、やっぱりアニメとかミュージカルとかドラマとか、いろいろなメディアのテーマ(素材)になりそうな作品かなと。

 このハナシ、作者ゲーテのまったくの創作というわけではなく、

15世紀から16世紀頃のドイツに実在したと言われるドクトル・ファウストゥスの伝説を下敷きにして、~略~ このファウスト博士は、錬金術や占星術を使う黒魔術師であるという噂に包まれ、悪魔と契約して最後には魂を奪われ体を四散されたという奇怪な伝説、風聞がささやかれていた。~略~ そうしてこうした様々なファウスト伝説に取材し、彼を主人公とする長大な戯曲を仕立て上げた ~ウィキより引用~


 とのことで。意外でしたね、こんな伝説が存在していたということが。

 作品はまず印象的な 献げる言葉 から始まります。もうこのイントロダクションからして雰囲気抜群。グイグイと作品世界に引き込まれ、さらに 舞台での前狂言 で一気にのめり込む。全文韻文(ある一定のリズムのある文)の戯曲風であるため、この前狂言はとっても効果的。で、次の 天上での序曲 でようやく本編に突入。その登場キャラも豪華なことこの上ない!

 まずは、神。そして大天使ラファエル・ガブリエル・ミヒャエルと、この作品の重要キャラである悪魔メフィスト。その彼と神との間で交わされる会話。人間でもっとも徳が高いと評されているファウストをめぐる賭けの描写がなかなか面白い。この作品の発端となる部分ですが、いくらメフィストがファウストを誘惑しようと神は彼に絶対的な信頼を置いている。
「心ばえ秀でた人間は 暗くおぼろげなる衝動のうちにあっても 自分の踏むべき道を忘れることは決してないものだと」
 そう神から信頼されているファウストが一体これからどうなってしまうのか? メフィストの誘惑に乗って悪魔との契約をしてしまった彼のその後は?

 悲劇第1部。ファウスト最愛の女性・マルガレーテの母と兄を殺害し、さらに彼女と自分の子供を不幸の淵に落としてしまった彼の苦悩。それの彼を俯瞰して眺めているメフィストの冷酷なキャラクター造形が秀逸です。まさに悪魔!
 下巻も図書館に予約してるんですが、なかなか順番がこない~!! もどかしく思いつつもじっと我慢して待つことにします。 
 壮大なスケールの古典の名作。続きが楽しみです。


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Theme : 海外小説・翻訳本 * Genre : 小説・文学 * Category : ゲーテ
* Comment : (2) * Trackback : (0) |

* by nao
おっ・・読まれましたか・・。
自分の周りには、この古典読んだヒト、ひとりもいないのでありました。
柴っちの新訳・・(この文庫)少しのぞいてみましたが、読み易そう!

第一部と第二部・・まるで話が違ってきますが(壮大にスケールアップ!)、
惺さんはどんな感想もたれるのであろうか?
第二部の一章の終わり、ヘレナ(ヘレネー)登場の場面の、
ペ・ファウスト(?)の暴走ぶりなど・・ある意味、驚きますぜ。
なんにしても、80過ぎて第二部を完成させたGさん、
恐るべしであります。

Re: nao 様☆ * by 惺
こっんばんは!
> おっ・・読まれましたか・・。
読みましたッ!!

> 柴っちの新訳・・(この文庫)少しのぞいてみましたが、読み易そう!
ものすご~く読みやすかったです!
戯曲なのに違和感まるでナシっでした☆

> 第一部と第二部・・まるで話が違ってきますが(壮大にスケールアップ!)、
> 惺さんはどんな感想もたれるのであろうか?
> 第二部の一章の終わり、ヘレナ(ヘレネー)登場の場面の、
> ペ・ファウスト(?)の暴走ぶりなど・・ある意味、驚きますぜ。
ううう…楽しみすぎて早く読みたいです…。
ファウストくん、暴走しちゃうんだ…。どーした?
メフィストくんも自分的にかなりツボなんだが…。

> なんにしても、80過ぎて第二部を完成させたGさん、
> 恐るべしであります。
元気だのう…。老人パワー侮るべからず!
この名作残してくれたことにひたすら感謝ですう☆
それにしてもnaoサン、かなり読まれてますよね!
尊敬です(●^o^●)

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