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個別記事の管理2011-08-25 (Thu)

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黄金坂ハーフウェイズ黄金坂ハーフウェイズ
(2011/07/01)
加藤 実秋

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第一話 「春・月夜小路に猫たまる」
第二話 「夏・黄金坂まつり奔走」
第三話 「秋・学校ジャージで鹿鳴館」
第四話 「冬・すずしろ町ゲッタウェイ」
第五話 「ふたたび春・黄金坂ハーフウェイズ」

 あの「インディゴの夜シリーズ」が面白かったので、今作にも期待! スカイエマさんのジャケ画も雰囲気出て良いな~!! 以下BOOKデータベースよりあらすじ。

江戸情緒とほのかなフランスの香り、東京の新名所、黄金坂。
裏通りのバー、HOLLOW―会員制なのに立ち呑み、しかも昼酒限定―ここを事務所代わりに素人探偵を始めることになった就職浪人の隼人と、同級生の楓太&謎のバーテンダー、イズミ。賑やかでバカみたいで「あのころ」みたいに楽しい日々。だが…。


 ううむ。「インディゴ」と比べてはイカンと思いつつ、なんとなくなんとなーく、テイストは似たカンジ。あんなに弾けたキャラ達は登場しませんけどね。
 就活がなかなかうまくいかない隼人と親の商売のおかげで働かずともやっていける同級生の楓太。
 隼人が地方の大学を卒業して地元・黄金坂に帰ってきたことから、二人の腐れ縁は復活。そして楓太の馴染みの店であるらしい、なぞの会員制立ち呑みバーHOLLOW。ここの妖しげなバーテンダー・イズミを交えた3人が地味に探偵業を始めてしまうという展開。とある店を舞台にしてそこに縁ある人物が素人探偵業に手を染める……というところが、ちょっと「インディゴ」と似てるかなと。クールでナゾなイズミもなんとなく憂也とキャラが被りそうで。

 でもメインは隼人と楓太のゆるい友情物語。サバサバしていて空気みたいな存在。時折激しく衝突するけれど、いつのまにか仲直りしている。そのもったいぶらなくて、適度な距離感ある友情がなかなかリアルで読んでいて納得できたかも。
 お互いまともに就職できなくて社会の落ちこぼれを自認している。傷をなめ合うわけでなく、自分の置かれた立場を充分理解してなんとかそこから抜け出そうとあがき、衝突する。ヘンに上っ面だけの友情ではなくて、お互いにむき出しの感情をぶつけ合うシーンが多々あってちょっと新鮮だった。

 一応ミステリーにカテゴライズされるかと思うんだけど、謎解きとしてはご近所モノ。ブレーンはイズミでちょっと安楽椅子探偵ならず、カウンター内探偵といった様相。彼の推理を行動派?の隼人と楓太が実証してゆく──といったパターン。
 彼らの探偵業の原動力はなんといっても地元・黄金坂のため。愛する地元を守るために必死こいて奮闘する姿も滑稽で微笑ましい。
 そんなコメディ要素に、隼人と楓太が学生時代につるんでいたメンバー達の実は屈折した過去の関係も絡んできたりして終盤はちょっとダークな展開に。

 作者サンお得意の昭和なガジェットは健在。今回はイズミが愛読しているマンガがそうだった。思わずくすっと笑ってしまうタイトルのラインナップ。
 ミステリーも絡めながらのモラトリアム期真っ只中・隼人と楓太の友情と成長物語といったトコロでしょうか。相変わらずのテンポ良い作風でサクサク読めてしまいました。


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