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個別記事の管理2011-09-05 (Mon)

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デカルコマニアデカルコマニア
(2011/05)
長野 まゆみ

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 ツイ友サンのおススメの本。装画がとても爽やか。時空を超えるというハナシに興味津々。以下BOOKデータベースより内容。

21世紀の少年が図書室で見つけた革装の古書には、亀甲文字で23世紀の奇妙な物語が綴られていた。
200年後のあなたに届けたい、時空を超えた不可思議な一族の物語。


 「デカルコ」という一種のタイムマシンに絡む、とある一族の200年に渡る歴史物語──といった内容でしょうか。
 最初SF作品かと思いきや、実は立派な幻想文学というか、ファンタジーでもあり、歴史モノでもあり、年代記のようでもあります。壮大でありながら、数々の仕掛けがあちこちに散りばめられていて圧巻! といった印象でした。
 ベースは21世紀。現代に生きるとある少年が図書室で見つけた古書をきっかけに、自身のルーツであるドラモンテ一族の驚愕の歴史を発見するというもの。
 祖先が実は200年先の未来人であったり、複雑に入り組んだ家族関係。どの人物がどの人物と関わっていて、実はあの人物だったのかー! と、ちょっとした謎解き気分も味わえてなかなかミステリアス。

 冒頭はSF色が強く、タイムマシンモノの王道をいくのか? と予想していたら、見事あっさり裏切られました。
 海洋国の「マシュマロデイ」と呼ばれるお祭りの雰囲気も充分楽しめて(ちょっとカーニバル的?)、全編通して重要なキーパーソンとなる美少年・ロマンがとっても魅力的なキャラクター。
 1901年から2246年まで描かれる時系列もバラバラで、それがまた一族の歴史を感じるに効果的でもあります。ただ、一読した限りでその関係性を理解するのはちょっと難しいかも。ちょっとね、構成的に萩尾望都の「ポーの一族」を連想してしまったり。
 何度か再読してその味わいがさらに増してゆくという作品なのかもしれないです。読了して、自分はああ、これは「家族愛」の物語なんだなあ、としみじみ。語り手の少年が自分の家族のルーツを知ることによって、父親や母親、強いては祖父母を1個の人格として認識する。「デカルコマニア」という書籍を通した、少年の成長譚でもあるのだなあ、と思いましたね!

 この作者サン、描写がとても幻想的で素敵です。まるで絵画を見ているように情景を想像出来てしまう。奥付の著者紹介を見ると、美大出身とのことなので妙に納得!!
 まるで芸術作品のような小説でした。読み応えあります!!


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☆いつもありがとうございます☆
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Theme : 今日の一冊 * Genre : 本・雑誌 * Category : 長野まゆみ
* Comment : (2) * Trackback : (1) |

* by 潤
惺さん、こんにちは!
「デカルコマニア」私も読みましたよー!
確かに家族愛ですね!そしてとてつもなく壮大な旅!
あんな混乱だらけの物語の感想をこうも上手くまとめられるとはさすが惺さんだと思いました。
魅力的な少年、という点では長野まゆみ一押しです!ほかのも是非☆
TBもさせて頂きました。

Re: 潤様 ☆ * by 惺
こんにちは!
> 「デカルコマニア」私も読みましたよー!
> 確かに家族愛ですね!そしてとてつもなく壮大な旅!
この本ツイッターの伊織サンからのご紹介で…。
潤サンも読まれてたのね!! わーい☆
なかなか込み入ったハナシで読むの辛くなかったですか?
でもやっぱり面白い~。
はちみつ色の髪の少年~ ← だっけ?の描写には思わず目がクギづけ!
他の作品も読んでみたいです~(>_<)
TBありがとうございました。今度は大丈夫です。2度手間ホントすみませんッ!!!

コメント







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「デカルコマニア」 長野まゆみ
デカルコマニア 長野まゆみ発売元: 新潮社価格: ¥ 1,575発売日: 2011/05 おすすめ:★★★☆☆ 「たよりない?」 「そうじゃなく、おせっかいをしてみたくなる顔をしてるんだ。」 「双子なのに?」 21世紀の少年が図書室で見つけた革装の古書には、 亀甲文字で2... …
2011/10/03 14:14  感ジル想イ。
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