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個別記事の管理2011-09-27 (Tue)

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詩集 エイプリル (角川文庫)詩集 エイプリル (角川文庫)
(2008/06/25)
銀色 夏生

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 平成20年初版発行ということなので、比較的最近の作品ですね。でも内容はまんま初期作品のようで、自分的にものすごく好み! 以下BOOKデータベース&裏表紙より内容紹介。

「君が探していたものはなんだったんだろう 僕でないことだけは ようやくわかったけど」 男性視点のロマンティックで哲学的な恋愛詩集。
「僕らは 知っていると思い込んでいた 言葉の意味を 傷ついた過去からいつも学ぶ」 より深くより強く静けさが僕らを支配する、星に尋ねた抒情詩集。

 うーん、ものすごく好みでした。作者サンの最近作は殆ど読まないのです。自分はホント初期作品が大好きで。今作もそのテイストをがっつりと残してくれて嬉しい限りでした。
 全編に渡ってすべて男性視点。さらっとしてて、作者サンの描く男性(少年)視点の詩はホントに物哀しいというか、哀愁帯びてて独特。
 約90編の詩の殆どが別れの詩。語り口は優しいけれど、放つ言葉はかなり辛辣で心に刺さる。自分の心情にどストライクな詩がいくつかあって、もう初っ端から感情移入。
 タイトル作の「エイプリル」なんか、かなりシビアな別れの詩。ものすごく余韻が残る。
 印象に残った作品をひとつ引用させていただきます。

  

「棲み分け」
  わかった 
  もういいよ
  君とは
  たぶん無理なんだ
  一緒にいること

  だからといって存在を否定するなんてしないから
  棲み分けようよ 僕ら



 「僕」という優しげな一人称に騙されるけれど、かなりシビアな内容だと思うんだけど。
 甘い、甘すぎな恋の詩も真骨頂だけど、自分的には作者サンはこういう別れの詩の方が素晴らしいと思う。特に男子視点なんかだったらもう言うこと無し!!
 原点に返った1作といったカンジでした。

 自分が特に良いなあ……と思った作品をつらつらと。
エイプリル 
彼女の心の中に自分はいないと悟った男子の決別を決意した想い。
解放感
別れられない人と別れようと決め、自分のために生きようと決めた瞬間の、相手の束縛からの解放感を詠ったもの。
どうしようもないこと
価値観の完全に違う相手に対しての失望と決別。
別れゆくこの時
愛しあっていた者同士の別れの瞬間。まだお互い別れの実感が伴わない心情が巧みに描かれている。

 どちらかというと、人生いろいろ、波乱万丈?あったオトナの方向きの詩なのかも……と思ってしまいました。


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