08≪ 2017/09 ≫10
123456789101112131415161718192021222324252627282930
個別記事の管理-------- (--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
* Category : スポンサー広告
|
個別記事の管理2011-10-20 (Thu)

ご訪問ありがとうございます☆

おやすみラフマニノフ (宝島社文庫)おやすみラフマニノフ (宝島社文庫)
(2011/09/06)
中山 七里

商品詳細を見る

 デビュー作「さよならドビュッシー」が良かったので購入。以下BOOKデータベースより内容。

秋の演奏会を控え、第一ヴァイオリンの主席奏者である音大生の晶は初音とともに、プロへの切符をつかむために練習に励んでいた。
しかし完全密室で保管されていた、時価2億円のチェロ、ストラディバリウスが盗まれる。脅迫状も届き、晶は心身ともに追い詰められていく。さらに彼らの身に不可解な事件が次々と起こり…。
メンバーたちは、果たして無事に演奏会を迎えることができるのか。ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」がコンサート・ホールに響くとき、驚愕の真実が明かされる。

 プレリュード部分からしてストーリーの掴みはOKだったんですよ。いきなり2億円のストラディバリウスの盗難事件発生ということで。否応なく引き込まれてしまったんですが。
 それ以降がミステリーとしてはちと停滞気味でなかなか進展しなくてちょっと物足りなかった。
 主人公の晶は音大学生。その彼視点で描かれる大学生活と、コンサートマスターの座を賭けた学内オーディション。その合格者のみで行われる定期演奏会。栄えあるコンサートマスターに抜擢された晶。指揮者である教師とオケメンバーとの間で葛藤し苦しむ姿などなど、ストーリーはミステリーというより音楽青春譚といった風に様相を変えつつあってちょっと違和感。
 けれど、オケメンバー達や教師との対立シーンなどはかなりリアリティあってハラハラしたし、相変わらず音楽の描写は素晴らしい。さらに途中から探偵役の岬洋介も登場していよいよこれから謎解きも本格的に進む? と思ったけれどそうでもなく……晶と岬の師弟の絆的な展開となってしまい、まあ、それはそれで読んでいて面白いのだけれど。

 さらに事件が発生してストーリーが動き出すのがようやく終盤になってから。実は自分は犯人が途中から分かってしまって、意外性があんまり感じられなくて残念。真犯人の思惑外に事件に絡む人物がいた、というのが趣向を凝らしたといえるのかなあ。
 やっぱりデビュー作がかなりインパクトあったので比較してしまうのは良くないとわかっているのだけれど、同じ音楽ミステリーを扱っているとどうしても比べたくなってしまうよね……。なのでイマイチ感があるかな。登場キャラクターもあまり魅力的でなくて、犯人の動機もムリヤリ感が否めない。ストンと落ちてこないというか。

 そうそう、ミステリーとして読むから物足りないのだと今わかった! これは青春音楽ストーリー(?)として読めば面白いのかも!
 コンマスとしてオケメンバーをまとめあげなければならない晶の葛藤とか、台風で避難した先で騒然する避難民を癒すために、岬と共にヴァイオリンを奏でるシーンは白眉だと思うし。岬の音楽に対する造詣の深い言葉などはかなり印象的だし。
 ミステリー要素を絡めずにまんま音楽小説にすればもっと楽しめたかなあ……というのが、自分の素直な感想かな。
 しかし、演奏&音楽描写は素晴らしくて、思わずラフマニノフ聴きたくなるほど! ムリにミステリー絡めずに、この作者サンで純然たる音楽小説が読んでみたいなあ…とも思ってしまいました。


blogram投票ボタンにほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ人気ブログランキングへ
☆いつも応援ありがとうございます☆
関連記事
Theme : 推理小説・ミステリー * Genre : 本・雑誌 * Category : 中山七里
* Comment : (2) * Trackback : (0) |

* by happyflowerpop
私はこのシリーズは岬先生キャラ萌えで読んでます(爆)

Re: happyflowerpop 様☆ * by 惺
こんばんは!
> 私はこのシリーズは岬先生キャラ萌えで読んでます(爆)
おお! 岬先生萌えとは……!
happyflowerpop サンはあのようなタイプがお好みなのね~。
「さよならドビュッシー」に続いて今回も健在!!ってカンジでしたよね!
またシリーズ出ないのかなあ?

コメント







管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。