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個別記事の管理2011-10-28 (Fri)

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ねむり姫―澁澤龍彦コレクション 河出文庫ねむり姫―澁澤龍彦コレクション 河出文庫
(1998/04)
澁澤 龍彦

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 久しぶりに澁澤龍彦を読みたくなって購入。今まで評論ばかりでしたが、初めて小説モノを読了。以下BOOKデータベースよりあらすじ。

ねむれる森の美女さながら永いねむりについてしまった美しく幼ない姫に魅入られるかのごとく数奇な運命をたどる腹違いのひとりの童子―
中世の京の都を舞台にくり広げられる男と女の不可思議な生涯を物語る「ねむり姫」ほか、実母の生んだ牝狐を愛し命を奪われてしまう男の物語「狐媚記」など、古今東西の典籍を下敷きに構築されたあやかしの物語六篇。


ねむり姫
狐媚記
ぼろんじ
夢ちがえ
画美人
きらら姫
 の純和風の幻想文学六篇。

 いやいや、実は洋モノを連想していたんですけれど、あっさり期待を裏切られました。完全和テイストの幻想譚ばかりでした。以下ちょこちょこっと各ストーリーの簡単な感想☆

突如として昏睡状態に陥ってしまった珠名姫とその異母兄・つむじ丸との数奇な縁を描いた「ねむり姫」

人間と狐との間に生まれた狐の子とその兄との近親愛「狐媚記」。異種混合譚なのだけれど、キワモノ的ではなく一種幻想的。

「ぼろんじ」は自分的にイマイチよく理解できなかったけれど、一種の男装譚? アンドロギュヌスのエピソードがモチーフとなっていた。

耳めしいの姫君が田楽一座の男に恋をする、一種の恋愛幻想譚。「夢」を重要モチーフにした逆転のエピソードが面白かった。

「画美人」はちょっと趣向が変わって中国的。まるで中国の怪異譚・聊斎志異の中の1篇のよう。美人画に描かれた美女と男の哀しい悲恋。

「きらら姫」は江戸時代の大工職人が大地震の被害を受けた鎌倉時代にタイムトリップ!
天才大工の出現によって、それまで遅々として進展しなかったお上人様の草庵が瞬く間に竣工するといった話。
北斗七星の星の船がさながらタイムマシンの役割を果たして、ちょっとファンタジック。
なお、タイトルの「きらら姫」は一切登場いたしません。

 和テイストでありながら、さりげなく洋モノテイストが下敷きとなっているのも面白い。特に「ぼろんじ」のアンドロギュヌスのエピソードなどなど。
 自分は急ぎ足で読んでしまったのだけれど、じっくり読むとさらにこの作品の面白さが堪能できそう。
 和風幻想小説といったカンジでしょうね。思いっきり好みの作品でした!


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