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個別記事の管理2011-10-28 (Fri)

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白蝶花 (新潮文庫)白蝶花 (新潮文庫)
(2010/09/29)
宮木 あや子

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 ツイ友サンの強烈プッシュで期待値大で読みました。憧憬☆カトマンズとは真逆の作風。どっちかというとこういう作風の方が巧い気がする。以下BOOKデータベースより内容。

昭和十九年、福岡県知事の屋敷に奉公にきた千恵子。華やかな博多の街、美しい令嬢・和江との友情、そして初めての恋。しかし戦争の足音は、千恵子のすぐ背後に迫っていた…
千恵子の波乱に満ちた人生を縦糸として、激動の時代にそれぞれの愛を貫き通した五人の女たちが織りなす恋模様。戦前・戦中・戦後の日本で、恋に命をかけた女たちを描く純愛官能ロマン。

天人菊
凌霄葛
乙女椿
雪割草 
どれも読みごたえ抜群の4篇収録。

 面白い&感動しました!自分的に「花宵道中」を上回る名作だと思ったしまったんですが……。大正末期から太平洋戦争を経て平成にかけてのさまざまな人物、主に女性の生きざまを丁寧に小ワザをきかせて描写しています。
天人菊
性格が真逆の姉妹芸者菊代と雛代が一人のヤクザ者を巡っての葛藤と和解。
真実の愛を知り、その愛に生きようとする姉菊代。その彼女を憎みながらも窮地に追い込まれた姉をやはり助けてしまう妹雛代。
お得意?の閉塞感たっぷりの芸者の世界を愛をかなり濃く描いた作品。
凌霄葛
没落しかかった家のために、財閥の妾となった泉美。その彼女のつかの間の真実の愛と別れ。
共産主義者を登場させることによって、戦争間近の緊迫感がじわじわと感じスリリング。真の愛を知った泉美が次第に強く逞しくなってゆく。
乙女椿
個人的に今作白眉の作品。
福岡県知事の家に女中として奉公にあがった少女・千恵子と令嬢・和代との時代を超えた友情。
戦前・戦中・戦後を背景にして、2人の友情ともそれ以上ともいえる微妙な関係と葛藤。そしてと変遷を描いていて読み応え充分だった。
千恵子と和代それぞれに絡む、のちに戦地に赴いてしまう男子2人もかなり魅力的。
ところどころに挿入される書簡体がとっても効果的だった。
雪割草
まさかの認知症になってしまった老後の和代の回想恋愛譚。
初恋の人・喜三郎を心の奥底で偲びながら、年下で三男坊、しかも文人である正文との出逢い。

 最初は独立した中~短篇集だと思っていたのですが、実は各ストーリーが濃密にリンクしている、という、これまた作者お得意の手法。途中で思わずニヤッとしてしまったし。
 ホント予想以上の面白さでした。この作品何か賞取ってもおかしくないんじゃないかなー? と思ってしまうほど感動作だった!!
 ちょっと大河ドラマ的だなあと思ったりもして。冒頭チラッと読んだだけでもうダメ。思いっきり罠です。一気に読ませてしまう作者の巧さを痛感しましたね!
 セレモニー黒真珠・憧憬☆カトマンズなどが陽動とするなら、花宵道中・今作は陰静という印象。どちらもそれなりに読ませてしまう作者サンの力量に敬服です。

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Theme : 読んだ本。 * Genre : 本・雑誌 * Category : 宮木あや子
* Comment : (2) * Trackback : (1) |

* by 潤
お気に召して頂き幸いです☆
TBさせて頂きました。

Re: 潤様 ☆ * by 惺
こんばんは!
> お気に召して頂き幸いです☆
> TBさせて頂きました。
この作品はホント大きな賞取ってもいいんじゃないかな?
って思うほど楽しめた!
ご紹介ホントに感謝です!!!
TBもありがとうございます。

コメント







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2011/10/31 16:03  感ジル想イ。
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