07≪ 2017/08 ≫09
12345678910111213141516171819202122232425262728293031
個別記事の管理-------- (--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
* Category : スポンサー広告
|
個別記事の管理2011-11-02 (Wed)

ご訪問ありがとうございます☆

    

 ひさびさの森絵都サン。最近児童書は書いていらっしゃらないのかな。今作は女性のなかなか鋭い視点で書かれた掌~短篇集。以下BOOKデータベースより内容。

やっぱり罠にはまった。そんな気がする。ふとした光景から人生の可笑しさを巧妙にとらえる森絵都マジック。
たとえばドバイのホテルで、たとえばスーパーマーケットで、たとえば草野球のグラウンドで、たとえばある街角で…。
人生の機微をユーモラスに描きだすとっておきの11篇。


架空の球を追う
銀座か、あるいは新宿か
チェリーブロッサム
ハチの巣退治
パパイヤと五家宝
夏の森
ドバイ@建設中
あの角を過ぎたところに
二人姉妹
太陽のうた彼等が失ったものと失わなかったもの


 各タイトルからしてバラエティ豊富。一見しただけではどういう内容か見当つかないです。でも読んでみるとなかなか鋭い洞察力で、あるあるこんなこと! と思ってしまったり。
 中でも印象に残った作品をいくつか。

架空の球を追う
 少年野球チームの練習風景と、それを見守る母親達の心理描写が巧み。グダグダな子供たちの練習を見守る母親達の会話がなんともリアル。
 今はドヘタでも「将来は大物選手に!」と我が子の将来を夢想する母親達の、滑稽でありながら我が子への確かな愛情を確信する一瞬。その描写が巧いなと。
銀座か、あるいは新宿か
 久しぶりに女子会を開く三十路を越えた4人。それぞれの辿ってきた人生は様々。離婚直後の一人を励まそうとするけれど、何故か会話が空回りしてしまったり、会合の場所を決める際の不毛な議論シーンなどは思わずあるある! とついつい感情移入。
チェリーブロッサム
 うーん、これはなんとも……若い夫婦にまつわる短篇なのだけれど、父親となった青年がついつい奥さん以外の他の女性に気を取られてしまうという……なかなか男子の本音を衝いていて鋭い視線だなと。
二人姉妹
 これ、なんだかわかるなー。自分も姉妹なので思わず感情移入しながら読んだ。姉妹とはいえ、やっぱりその関係に亀裂が入ることってあるんだよね。葛藤とか。けれど、その修復も早い。そんなエピソードを少し脚色してリアルに描いた作品。

 他にもまだまだたくさんあるんですけど、書ききれない~!
 どれも異色作というのか。「風に舞いあがるビニールシート」よりも数段パワーアップして心の機微を鋭く抉っている作品が多かったような気がする。
 今後もこの路線でいくのかな? それも大歓迎なのですが、たまには昔のようなハートフルな児童文学も読んでみたい気がしますね。


blogram投票ボタンにほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ人気ブログランキングへ
☆いつも応援ありがとうございます☆
関連記事
Theme : 今日の一冊 * Genre : 本・雑誌 * Category : 森絵都
* Comment : (0) * Trackback : (1) |
コメント







管理者にだけ表示を許可する


FC2ブログユーザー専用トラックバックURLはこちら
ちょっとした幸せ感
小説「架空の球を追う」を読みました。 著者は 森 絵都 11篇の短編集 独立した話で ショートともいえる作品も なんだろうか… 日常のちょっとしたことなのだが 魅了された まさに文学ならでは というのかな 人間の可笑しさ、ユーモアがあり 人間の優しさ、温かさもあ... …
2011/12/08 20:45  笑う学生の生活
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。