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個別記事の管理2011-12-12 (Mon)

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徒然草REMIX徒然草REMIX
(2011/11)
酒井 順子

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 勤務図書館の新刊コーナーにあったので即予約。意外と早く順番が回って来ましたー!(注:いくら図書館員といえども予約に優遇制度はありません。普通に予約して普通に待ちます。利用者サンの方がよっぽど情報通で、新刊案内が出る前に予約なさっているツワモノ様がいらっしゃるのです。ははーッ←土下座) 以下BOOKデータベースより内容。

にじみ出る自意識。あふれ出る自慢話。徒然草は、枯れてない。同業者の視線で読めば、兼好の肉声が聞こえてくる。
身も蓋もない知恵と極論の書をあざやかにお色直し。

 自分、酒井順子サンの作風って、もっと砕けておちゃらけたものかと思っていたんですが。意外と硬派な印象受けたのも実はそれが元々の作風なんですね。
 なのでクスッと笑える可笑しみがありながらも、その実とっても真面目な新・徒然草&吉田兼好論?となっておりました。
 まず、横文字に疎い自分としてリミックスとは何ぞや? ということで、コチラ→ 狭義的な意味としては、時代に合わせたバランスにし直す事。(ウィキより、超簡単に引用)
 という意味を知り、なるほど~と感心。著者による、兼好サンと徒然草の新解釈・新視点の発見といったカンジでしょうかねー。

 徒然草に登場する様々なキーワード。
「あらまほし」「愚か」「わびし」「あはれ」「くちをし」「心にくし」「あいなし」「をかし」「つれづれ」
 これら学生時代の古文の授業にさんざん聞いた言葉がバンバン登場!それらの言葉を教科書よりも詳しくわかりやすく説明してくれるので、兼好サンがどのような心情でこの言葉を使用していたのか、手に取るようにすんなり理解!

 で、なによりビックリだったのが、吉田兼好サン、実はかなり偏屈で超・個性的な人物だったということ。
 自分的に兼好サンはものすごく優しげな好々爺というイメージだったのですが、著者によると批判的精神・自己顕示欲旺盛な人物だったという……。さらに仏教オタクだったというオマケ付き。
 謙遜の精神を重んじ、超・個人主義。世の中を達観した視線で眺めている、現代からしたらちょっと嫌味な人物。元は貴族だったという彼が当時世相に厭世感を抱いて出家したと言われている件も、詳細動機が不明なだけにちょっとミステリアス。
 出家した後、水を得た魚の如く著し始めた「徒然草」。そこには何の気どりも遠慮もなく自由に自分の心情を素直に吐露できたからこそ、その時代時代の人々に愛され、現在までも愛され続けていたのかなあ、と思うことしきり。
中でもなるほどなと思った著者の見解がコチラ↓

「心にうつりゆくよしなし事」を「そこはかとなく」書きつけていった兼好の心理が、ツイッターやフェイスブックといったSNSに思いを吐露せずにいられない今時の人々の心理と、私には重なって見えてくるのでした。

 ふむふむ。言われてみれば確かに共通点はあるかも。自分がその時思った好悪の感情を素直に書きつづる。確かにツイッターなんかそうだし、フェイスブック(やってないけど)やブログにもあてはまるんじゃないかなと。

 著作中に登場する、清少納言と兼好サンの対談もまた愉快~!! なんでも「徒然草」は「枕草子」に影響された部分が多々あるとのこと。まあ、2人の対談は著者によるフィクションではあるけれど、なんとなーくというか、かなり似た気質・思考の持ち主のお2人なのね、と思ってしまったのでした。
 ちばえん氏によるジャケ画のトボケた風合いがなんともねー、良いです!


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