09≪ 2017/10 ≫11
12345678910111213141516171819202122232425262728293031
個別記事の管理-------- (--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
* Category : スポンサー広告
|
個別記事の管理2011-12-25 (Sun)

ご訪問ありがとうございます☆

江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)
(1960/12)
江戸川 乱歩

商品詳細を見る

 又吉氏の「第2図書係補佐」に載っていた本。とっても面白そうでどうしても読みたくなったんですよねー。以下BOOKデータベースより内容。

蜃気楼とからくり屋の覗きめがねからあらわれる怪かしの世界―押絵と旅する老人、椅子の中に息をひそめる職人、少女人形に盲目的な愛をささげる青年、無数の微細な虫たちに蝕まれる屍体、飾りつけられた女の首、歪んだ鏡像たちの乱舞する異形の楽園。
乱歩が想像力の極限から生み出した、美しくもグロテスクな幻想短篇を一冊に集大成。

二銭銅貨
二癈人
D坂の殺人事件
心理試験
赤い部屋
屋根裏の散歩者
人間椅子
鏡地獄
芋虫
 の9編収録

 面白かった! どの作品もそれぞれ趣向が違って楽しめる~!! 初めて江戸川乱歩作品を読んだのですが、自分的にはどうもあのお子様向け「怪人二十面相」のイメージが強かったんですが──認識改めました。
 読了して思ったのが、探偵小説となっているけれど、単なる謎解きではなく作者はどちらかというと心理的作用を重要視していたのかなあと。ただ単なる上っ面の事実を並べただけの謎解きではなく、犯人もしくは被害者の心理にまで迫って謎解きをする……という展開がかなり専門的で面白かった。あ、適度なユーモアもなかなかよろしいかと。
 で、印象的だった作品をいくつか。

二銭銅貨
 デビュー作でもあり、暗号解読を用いたトリック。「南無阿弥陀仏」を使った暗号とか、なるほど純和風! ユーモア溢れるラストにニヤリ。
二癈人
 夢遊病をテーマにした短篇。夢遊病の自分が発作の最中、殺人を犯してしまったと思い込んでいた男の悲劇と驚愕。次第次第に真実が判明してくるラストが巧すぎる!
D坂の殺人事件
 これはタイトルだけは知ってました! 有名だよね?
 あの有名な明智小五郎探偵初登場! D坂のとある古書店で起きた殺人事件。その謎に一青年と明智小五郎が挑む! 
 覆される推理と、予想外の犯人とその耽美?な動機。これが江戸川乱歩の世界なのか、と瞠目。あ、D坂って書くとお洒落だけど、コレって実は団子坂のことなんだよね? 違ったっけ? 
心理試験
 完全犯罪を狙った犯人を完全屈服させるまでの明智小五郎の手腕がさすが。心理学を巧く使った攻め方になるほど。
赤い部屋
 赤い部屋で行われる秘密の会合。揺れる燭台のろうそく──などなど雰囲気バッチリ。その妖しげな部屋で語られる驚愕の犯罪とは?
人間椅子
 これもある種の耽美的な作品。椅子の中に入りこんでしまった椅子職人の倒錯的な愛情。予想外のラストにおおっと、こうきたか! 
芋虫
 グロテスク&猟奇的&倒錯的……と言っていいのか。読了後、カフカの「変身」を連想。世にも奇怪な夫婦の尋常ならざる愛情が哀しい。

 すべての作品が面白かったんですけどね。江戸川乱歩がなるほど個性的な作家であることがよくわかりました。嫌いじゃないな! むしろ良いかも。
 他の作品もぜひ読んでみたくなりましたね。明智クンの活躍がもっとみてみたいゾ!


blogram投票ボタンにほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ人気ブログランキングへ
☆いつも応援ありがとうございます☆
関連記事
Theme : 推理小説・ミステリー * Genre : 本・雑誌 * Category : 江戸川乱歩
* Comment : (0) * Trackback : (0) |
コメント







管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。