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個別記事の管理2012-01-22 (Sun)

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マンガの遺伝子 (講談社現代新書)マンガの遺伝子 (講談社現代新書)
(2011/12/16)
斎藤 宣彦

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 タイトルに惹かれたのと、bk1のトップページにピックアップされていたので興味持ちました。以下BOOKデータベースより内容。

アシスタント経験が作風を決める!?野球マンガの魔球が料理マンガを生んだ?クルマの疾走シーンで始まるマンガは、どうして多いのか?少女マンガのコマ内に花が咲いているワケは?太宰治『人間失格』が、いま流行の「マンガ家マンガ」の源流?サンプリングマンガの可能性とは?『サイボーグ009』はなぜ9人?

第一章 生活の中に「野球マンガ」が生まれる
第二章 魔球は消える!
第三章 ギャグは突出する
第四章 速度の表象、アロマの輪舞
第五章 少女誌と「青女」誌と青年誌──たとえば「ヤンマガらしい」描線とは何か
第六章 ヒーローのゆくえ──少年は殺し屋になる
第七章 料理マンガは「魔球」がいっぱい
第八章 サンプリングマンガのほうへ
第九章 マンガ家マンガは果てしない!


 著者の斎藤宣彦氏は編集者であり、マンガ研究もされているとのこと。なのでマンガに関する著作も多く、この作品もかなり硬派なものでした。自分的にもっとお気軽に読めるのかな? と思っていたら違ってましたねー。

 プロローグ的な冒頭、マンガ──つながりとしての はいきなり太宰治の「人間失格」から。
 主人公の大庭葉蔵の職業がマンガ家だったということを挙げて「人間失格」をルーツとしてその後の「さよなら絶望先生」や「人間失格 壊」が誕生したとの論述。このようにある一つの作品が後世どの作品のベースとなっているのか、逆に一つの作品の遺伝子が後世どの作品に受け継がれているのか? といろいろと検証してゆく過程が面白かったし、なるほどなーと頷いた部分も。

 ま、なかなか興味を引く部分とそうでない部分があったのですが、自分的に面白いなーと思ったのが第一章で語られる「野球マンガ」。
 もう少年マンガのテーマの草分け的ジャンルですよね。その第一号作品は何であったのか? 後の大ヒット作となった「巨人の星」が生まれるまでに、原作者&マンガ家をとっかえひっかえした幾つもの類似作品があった……とか。意外な誕生秘話にちょっとビックリ。
 野球マンガ隆盛とともに少年誌が続々と創刊されていき、少年誌の売上数や人気の変遷の歴史などもたどれてなかなか興味深い記述でした。
 で、「野球マンガ」から派生した「スポ根マンガ」が後の「料理マンガ」のルーツであった……的な見解にも目からウロコ。

何らかの問題解決するために特訓し、無事何かの料理が作れて解決する、というのは、魔球や必殺技の完成のために特訓する「巨人の星」や「タイガーマスク」的なスポ根ものと同根である。

 とか! 深すぎだよね。

 その他、ギャグマンガのルーツはどのマンガ家なのか……というと、ホラーマンガ?(うしろの百太郎とか…懐かしー)で有名なつのだじろう氏だったとか。あの赤塚不二夫氏ではなく!!
 などなど、ルーツをたどり、その遺伝子をたどってゆくと意外な作品にぶつかるという論述が自分的にかなり新鮮。
 黎明期のマンガから最近作まで、いろいろなジャンルのマンガがどの作品・系列を継承しているのか。興味ある人にはなかなか面白い著作なのではないかと思いますね。マンガの歴史的な見地から読んでも楽しめました。


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