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個別記事の管理2012-01-23 (Mon)

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カリフォルニア物語 (1) (小学館文庫)カリフォルニア物語 (1) (小学館文庫)
(1994/11)
吉田 秋生

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 ツイ友リア友サンのおススメ作。もう有名なのでいずれ読んでみたいなーと思いつつ、リア友が所有していると聞き、さっそく貸していただきました!(お京サマ、いつもありがとう!!) 以下BOOKデータベースより内容。

青い空、緑の大地、光輝くカリフォルニア。
だが、カリフォルニアだっていいことばかりじゃない。父親との確執、兄へのコンプレックスなど、さまざまな人間関係のきずなを振り切ろうと高校をドロップアウトしたヒースは、冬のニューヨークにやってきた。相棒で同居人のイーヴ、悪友ブッチ、その妹で恋人のスウェナ……灰色の空のもと、大都会の片隅でひとつの青春が始まった。
吉田秋生の名を世に知らしめた初期傑作青春ロマン。


 やっぱりね、噂に違わず面白かったです……というかただ面白いだけではなくて深くてさらに感動的だった。
 メインキャラはヒース。両親は離婚。父と兄との確執と葛藤、ドラッグ中毒になり単身ニューヨークへと旅に出る。その彼とひょんなことから知り合いになり、行動を共にしていくのがサブキャラでありヒースの心の拠り所となるイーヴ。ノンケなヒースに対して恋愛感情を抱いてしまうイーヴ。ここの二人の感情の綾がもう吉田秋生の真骨頂。ヒースのことを愛していながら、彼と彼女であるスウェナとの仲を邪魔しないように静かに身を引いてゆく。

 旧約聖書の「カインとアベル」をモチーフとしているらしく、イーヴの名もなんだか象徴的。荒んだ生活をしてきたはずなのに、天使のように純粋無垢な魂の持主。貧困・親からの虐待と悲惨な生活を送ってきた彼にとって、カリフォルニアの地はまさに憧れの楽園の如き場所なのかもしれないなと。
 殺人・ドラッグ・バイオレンス・ゲイ……等々かなりな負要素をてんこ盛りにしながら、ちっとも不快感を抱かない。このマンガの連載開始が1978年~とのことなので、えーと今から何年前だ? およそ35年前とか……その時代にこんなハードな描写の、しかも少女マンガというジャンルで発表していたことにもう驚き! 時代先取りしすぎでしょ!! ともうもう感心するばかり。だって今読んでもちっとも古臭くないし、充分通用するテーマだしね。

 なんてったって、ヒースとイーヴのもどかしくて切ない関係がね、余韻残りすぎ。失ってから気付く大切でかけがえのない存在。ラスト、ヒースの良き理解者であるインディアンとスージーのしみじみとした会話に癒された。このさらりとした幕引きも作者サンのスゴイ持ち味だなと。痛くてシビアで秀逸な群像劇というべきか。
 作者サンが20歳の時の作品だと知って余計驚き!! このセンスと才能はやっぱりタダモノではないのだね!


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関連記事
Theme : 今日の一冊 * Genre : 本・雑誌 * Category : 吉田秋生
* Comment : (3) * Trackback : (0) |

* by まいまい
これはまた懐かしい作品ですね。
ずうっと前に読んだきりで
細かいストーリーを忘れています(^^;)

この頃、ヒースの体型が(他の登場人物もだけど)
まるっきり少女マンガ型を逸脱していたのがものスゴク新鮮だった。
まるで少年マンガのようなんだけど、中身は繊細なんですよね。
ああ、もう一回読もうかな~。



Re: まいまい様☆ * by 惺
こんばんは!
リア友サンがちょうどオトナ買いしたよー!
というので借りてしまいました。
ツイ友サンも良いよ!とツイートしていたので、
これはちょっと読んでみようかと。
>
> この頃、ヒースの体型が(他の登場人物もだけど)
> まるっきり少女マンガ型を逸脱していたのがものスゴク新鮮だった。
> まるで少年マンガのようなんだけど、中身は繊細なんですよね。
ホントですね。
当時はかなり衝撃的&斬新だったのでは…。
ストーリー&画共に。今読んでも全然古臭くないですものね。

> ああ、もう一回読もうかな~。
感動をふたたび!! …なんて(笑)

拍手コメ様☆ * by 惺
初めまして!
拍手ありがとうございました!
吉田秋生さんの作品の素晴らしさはもう今さら自分が絶賛しなくても周知の事実で(>_<)
絵柄といい、ストーリーといい時代を先取りしすぎてますよね。今読んでもちっとも古さを感じないし。
ハード&ソフト、両刀使い? のストーリーの巧さももうなんとも言えないです。
イーヴの意外なエピソードにもビックリです。そうだったんだ~!!
ご訪問とコメントありがとうございました☆

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