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個別記事の管理2012-02-18 (Sat)

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ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ
(2012/01/31)
金井 美恵子

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 ツイッターでちょっと話題になっていて、ジャケ画のコラージュにも俄然惹かれて興味! 図書館予約もスムーズでさっそく借りてきました! 以下BOOKデータベースより内容。

あたしとまだ三つだったあんたを置いて、とうさんは家を出て行った──。記憶と描写の重層的なコラージュが織り成す物語。5年ぶり待望の新作小説。
物語とドレスと映画と記憶と夢に祝福された言葉の宇宙。“読む快楽・書く快楽”に充ちた前代未聞の小説。

 なかなか読む人を選ぶ、もしくは好き嫌いの分かれる作品だなあ、というのが読了後の素直な感想。
 21の章から成るそれぞれのエピソード。この作品を小説と言っていいのかどうか? 内容にもあるとおり、それぞれの章がまさにコラージュされたような、つぎはぎ切り貼りしたような印象を与える作品。
 かろうじて根幹をなすストーリーというのが、とある男性作家(おそらく)の幼少期の回想録であるらしいこと。
 戦後間もない時代、ある日突然父親が失踪し、残された母親と男性は祖母と伯母と暮らすことになる。その多感な幼少期の生活での強い印象などが、濃密な描写と改行のほとんどない文章で綴られてゆくので最初はかなり違和感。
 主語がなく唐突に文が始まり、さらに一文が長く一体誰の語っている言葉なのか途中で判然としなくなる。まるで学生時代に習った古文のような感じ。

 父親が母と自分を捨てて愛人の許に走ってしまったという事実。父親が死に、語り手の男性の許に父親の愛人から手紙が届く。それを受け取った男性が意外にも愛人に対して負の感情を抱いていないのがまた男性心理の複雑なところ。父の失踪の原因は何だったのか? ほんの少しミステリーっぽい香りもしたりして。

 かなりアンニュイでノスタルジックで独特の雰囲気のある作風と文体。
 はっきり言って小説として明確なストーリーはありません。いや、小説として捉えちゃいけないのかな?
 作者サンの他の作品を読んだことがないので、普段どのような作風なのか分からないのですが、実験小説のような印象受けました。
 万人受けする作品では決してないと思います。こんな作品もあるんだ! と目からウロコ状態で読了。読んでがっかりするか、未知の作品との出会いに感動するか。どちらかに分かれる作品かな。


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