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個別記事の管理2012-03-24 (Sat)

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降霊会の夜降霊会の夜
(2012/03/07)
浅田 次郎

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 確か新聞の書評を読んで気になり購入。久々の浅田次郎作品でした。以下BOOKデータベースより内容。

謎めいた女の手引きで降霊の儀式に導かれた初老の男。死者と生者が語り合う禁忌に魅入られた男が魂の遍歴の末に見たものは……。
至高の恋愛小説であり、一級の戦争文学であり、極めつきの現代怪異譚――。まさに浅田文学の真骨頂!


 感想書くの難しいです。帯の惹句「至高の恋愛小説であり、一級の戦争文学であり、極めつきの現代怪異譚」というのに惹かれたのですが……果たしてその帯の通りの作品だったかというと、個人的にはそうではなかったような……難しいところです。
 思うに、きっと男性読者だったらかなり共感できる部分がたくさんあるのではないかなと。初老の主人公が自分の今までの過去・生き方を振り返り、あらためて自身に問うてみる──その手助けとなるのが、不可思議な西洋の老夫人。
 自宅の庭に迷い込んだ一人の不思議な女性。素性もわからぬその女性に導かれるまま、男は霊媒を生業とするミセス・ジョーンズの許へとたどり着く。
 そのシーンから一気にストーリーは幻想的・怪異的な世界へ突入してゆく。

 老夫人ミセス・ジョーンズは降霊術によって男の逢いたい人物に逢わせてくれるというのだ。半信半疑・戸惑いながらも男は降霊術の言うことを信じ受け入れる。
 子供時代に見捨てた友人。貧しく・家庭環境に恵まれず、友といえるのは男ひとりっきりであったその哀れな少年。その少年のことが今さらながら思い出されたからだ。
 父親のいうがまま、「当たり屋」として使われ最後は車にはねられて命を落とす。その少年にまつわる哀しく悲惨な事件を、降霊術によって甦る複数の霊たちが証言してゆく。実は少年の「死」に少なからず自分も関わったであろうことに、長年負い目を感じていた男の心は果たして救われるのか。

 もうひとつのエピソードは男が若き学生時代に捨てた恋人にまつわるもの。若さゆえの冷酷さで結果的に2人の女性を捨ててしまった愚かな自分。その贖罪のために霊媒師ミセス・ジョーンズを通して呼び出してもらった霊たちが今さらながら男にむかって切々と心情を吐露してゆく。

 若き日の至らなさと後悔と苦悩。人生の黄昏時となった現在、男の胸に去来するものは一体何だったのか?
 ラストの押し寄せる孤独と寂寥感がなんともいえず。きっと同年代の男性ならば感動必至のストーリーなのかなと。
 内容的には帯の通り、恋愛小説・戦争文学・怪異譚の3つの要素がコラボした作品なのですが、自分的には若干感動するに至らなかった。
 やはり女性の目で読んでしまうからなのかなあ? テーマもちょっとこじつけを感じてしまってすんなりと心に入ってこなかったというか……。
 自分的に少し消化不良の作品だったような気が……うーん、残念だなあ。 


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