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個別記事の管理2012-04-05 (Thu)
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少女コレクション序説 (中公文庫)少女コレクション序説 (中公文庫)
(1985/03)
澁澤 龍彦

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 気になっている作家の澁澤龍彦。本格評論は「夢の宇宙誌」に続いて2作目。本作も個人的にはかなり楽しめました! だけどかなーりマニアックなのでまったく興味ない~という方にはあまりおススメできないかも。以下BOOKデータベースより内容……を書こうと思ったけれど無かった……文庫裏にも内容表記がないのでスミマセン、割愛させていただきます。


少女コレクション序説
人形愛の形而上学
アリスあるいはナルシシストの心のレンズ
犠牲と変身
東西春画考
セーラー服と四畳半
インセスト、わがユートピア
幻想文学の異端性について

ポルノグラフィーをめぐる断章
近親相姦、鏡のなかの千年王国
処女生殖について
ベルメールの人形哲学
ファンム・アンファンの楽園
幼児体験について
コンプレックスについて
宝石変身譚
エロスとフローラ
鏡について
匂いのアラベスク
玩具考
マンドラゴラについて


 ジャケットの四谷シモン氏の人形からしてかなり雰囲気醸し出してます。幻想的で魅力的。さらに各章タイトル見ても強烈なインパクトですよね。もうビックリです。
 内容の方もかなり刺激的であくまで渋澤氏の趣味と嗜好の世界が展開していて面白いです。それぞれのテーマにかなり深くて独特な見解が述べられていてなるほどと唸るものばかり。

「美しい少女ほど、コレクションの対象とするのにふさわしい存在はあるまい」

 などとかなり強烈な発言が飛び出したりして。犯罪の一歩手前か? とまで思ってしまうほどなのだけど、ここはさすがプロの作家。秀逸で的確な表現と洞察で童話から神話、果ては実在の人物までと、あらゆる作品の中に登場する少女達を巧みな文章でコレクションしてます。
 「眠れる森の美女」や「塔に閉じ込めらこめられた姫君」(←ラプンツェルだね) などの作品や人物を例に挙げてその物語やヒロインに隠されたメタファーを詳細に分析。ここで詳しく述べるにはちょっとはばかられるような内容なのよね……(知りたい方は作品を読んでね)しかし、読み進めるとなるほどな、と。

 さらに面白い見解だなと思ったのが、「アリスあるいはナルシシストの心のレンズ」 における作者ルイス・キャロルについて。
 不思議の国のアリスのヒロイン・アリスが作者自身の投影にほかならないという件に目からウロコ。さらに、
「要するにアリスは、ひとりの孤独な男の心のレンズに、逆さまに映った少女のイメージだったのだろう」
 という考察にもちょっと驚きが。

 章が重なるにつれて、少し少女論から遠ざかっていく印象が否めないのだけれど、「コンプレックスについて」「宝石変身譚」「玩具考」などはかなり面白く読めた。全体的に渋澤氏の嗜好と魅力が満載の著作といった印象かな。
 読んでいてついつい惹き込まれてしまった。興味ある方にはかなりおススメの著作。著者のまさに真骨頂といった感じの少女論&エロティシズム論の数々でした。


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