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個別記事の管理2012-04-14 (Sat)
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ナボコフの一ダース (1979年) (サンリオSF文庫)ナボコフの一ダース (1979年) (サンリオSF文庫)
(1979/09)
ウラジミール・ナボコフ

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 やっぱ古すぎて書影がない~。仕方ないっすね、一体何年前の発行? 33年前とか…すごいなあ…。
 あ、リンクのタイトル2回クリック(ダブルクリックではない)するとアマゾンリンクに飛んで書影が拝めます!
 以前読んだ「幻影の都市」と同じく中野のまんだらけで購入したサンリオSF文庫。これは元値380円だったのに、自分購入金額は840円と高値がついてた! それほど貴重なの? と思いつつも購入できておもわずニヤリ。以下BOOKデータベースより内容。

同姓同名の男にまちがわれ、借りたこともない本の返済を迫られたり、見知らぬ人々のパーティに招待されたりと、ポーの「ウィリアム・ウィルスン」を彷彿とさせる作品「一族団欒の図、1945年」や、家族から見世物にされる怪物双生児の話など、本書は“文体の魔術師”ナボコフが、SF、ポルノ小説、童話、探偵小説などの体裁をとりながら、彼独自の世界を見事に結実させた短編集である。

フィアルタの春
忘れられた詩人
初恋
合図と象徴
アシスタント・プロデューサー
夢に生きる人々
城、雲、湖
一族団欒の図、一九四五年
「いつかアレッポで……」
時間と引き潮
ある怪物双生児の数場面
マドモアゼルO
ランス


 タイトルは「一ダース」となっているのに、作品数は13。これは英語の言葉遊びに由来して、解説によると言葉遊びが好きなナボコフがそれをもじったタイトルなのだとか。ふーん、なるほど。
 はっきり言って難解(>_<) 淡々とストーリーが進んでいくので、起伏があまり感じられずラストのオチもついつい見逃しがち&無いに等しかったり。それでも独特の文体と手堅いストーリーに唸る~! というわけで印象に残った作品をいくつか。

忘れられた詩人
 過去有名であった詩人ペローフ。天才とまで謳われたその詩人が不慮の事故で24歳の若さで亡くなってしまう。死後半世紀経ってその偉業を讃えようと記念講演会が開催された……が、そこに現れた奇妙な老人。彼こそ自称ペローフを名乗っているのだけれど……。
 少しミステリアスな読後感。革命で変わった体制へのちょっとした皮肉も含まれているのかなと。
初恋
 解説によると自身の体験に基づく話であるとか。10歳の少年と少女の幼くて可愛らしい恋と別れの物語。淡々としたラストに少し余韻が。
一族団欒の図、一九四五年
 同姓同名の人間に振り回されるひとりの男の奇妙な体験。図書館から延滞本の督促がきたり、突然逮捕されたりとすべて身に覚えのない災難に巻き込まれる男の物語。振り回されていると思いきや、逆に自分もその同姓同名の人間を振り回していたというオチが面白い。
ある怪物双生児の数場面
 結合双生児の悲しい回想録。心無い家族・親族によって見世物とされてしまう彼らの悲劇。
マドモアゼルO
 この話もナボコフの体験によるものとか。家庭教師・マドモアゼルOと「僕」との7年にわたる生活を懐かしむ回想録。ある意味ストイックな文体がさらにノスタルジックに思える。

 などなど、かなりバラエティに富んだ短編ばかり。自分的に思ったのが前述したとおり、全編通して良い意味でも悪い意味でも「起伏が感じられない」ということ。訳に因るところも多いのかな。じっくり気を抜かずに読まないとホント意味不明な部分が多々あった。なので結構疲れる小説かも。
 ラスト作「ランス」珍しいSFテイスト作。けれど作風は相変わらず淡々としているので、よくよく注意して読まないとSFだとわからない……。
 などと、いろいろ刺激的な作品でありました。ナボコフ、やっぱり難しい。「ロリータ」の方がよっぽど読みやすいよ~(>_<)


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