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個別記事の管理2012-04-28 (Sat)

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まほろ駅前多田便利軒まほろ駅前多田便利軒
(2006/03)
三浦 しをん

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 やっと読んだ! 普通三浦しをんの著書っていうとここから入っていく方が多いのではないかと思うのだけど(あ、今なら「舟を編む」かな)、自分は真逆の爆笑エッセイから入ったので三浦しをんってやっぱりスゴい作家サンなんだ~という印象がさらに強くなった。以下BOOKデータベースより内容。

東京のはずれに位置する‘まほろ市’の駅前にある便利屋「多田便利軒」に舞いこむ依頼はどこかきな臭い。多田と行天コンビの魅力満点の連作集!

 映画化もされて直木賞も獲った超・有名作。文句なく面白かった。最初タイトルがなかなか覚えられなくて一体なんの話なんだろう?ってものすごく不思議だったのだけど、読了したら一発でタイトル理解できました。便利屋サンのお話なのね。いろいろなお仕事をネタにして素晴らしい作品に仕上げる職人芸の巧みさにはもうもう感嘆するばかりー!

 ワケあり男子の多田と行天。高校の同級生だったという二人がと年明け早々に偶然出会ってしまったことから、奇妙なコンビを組むことに。
 見事多田の居候と化した行天。彼の経営?する便利屋・多田便利軒でゆるく仕事を手伝いながらも舞い込んでくるさまざまな珍妙なお仕事&事件。
 それらを解決しながらお互いの心の闇と過去が露わになってゆく──という展開が巧すぎる。
 最初は謎多き行天の過去が次第に分かってくるのだけど、それに対して妙な同情や憐れみを示さない多田のドライなところがとっても心地よかった。
 湿っぽくなりがちな二人の関係をあくまでカラッとさりげなく、それでいて心の交流と絆が深まってゆくのがわかる流れがいいよね。

 二人に絡む個性的なワキキャラたち。重要なアイテム?のハナことチワワ! その引き取り手のなるルルとハイシーとか。最初、ルルはてっきりオカマさんなのかと思ってた(笑) 小学生のマリちゃんも健気で可愛いし、高校生・青海もサバけてるくせに友達思いっていう設定にも泣かされるし。生意気小学生・由良公もなぜか憎めない。こういう人物造形が確かなのもこの作者の魅力だと思う!

 で、ラスト。依頼された仕事をきっかけに多田自身の過去が炙り出されてゆくという展開もね、巧いでしょ!
 心の奥底に隠していた自分のブラックな部分とか、家族に対する(特に子供)複雑な心情を行天に告白することによって、その傷が癒されていくのが比較的すんなりと理解できてさらにじんわりと感動。
 そしていつの間にか自分の心の大部分を占めていた大切なパートナーである行天を失ってみてわかる、彼の存在の大きさ。最後に二人があの場所で再会っていうのはもうもうお約束で絶対そうくるな~と思っていたけれど。ちょっとベタすぎるラストもまあ、良しとして。

 個人的な感想としてはかなりマンガ的。というか映像向きの作品だなと。映画もどうだったのかな? かなり面白かったのではないのかなと。続編?もあるのだよね? いやいやいや、個人的にハズレ無し! のさわやか読後感の作品でした。


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Theme : 今日の一冊 * Genre : 本・雑誌 * Category : 三浦しをん
* Comment : (2) * Trackback : (0) |

* by KKGT-R
来年、テレビ東京で映画そのまんまのキャスト(瑛太・松田兄、高良健吾他)でドラマ化決定だそうですよ。

Re: KKGT-R 様 * by 惺
こんばんは!
ホントですか?
未だに人気なのですね! わかるような気がする。
前にKKGT-Rの記事で映画の感想を読んで(書いていらっしゃましたよね?)面白そうだなあと思っていたので嬉しいです。
情報ありがとうございます!

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