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個別記事の管理2012-05-02 (Wed)

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透明人間 (岩波文庫)透明人間 (岩波文庫)
(1992/06/16)
H.G. ウエルズ

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 あまりにも有名なSFの古典。「タイムマシン」のウェルズ作とは知りませんでした。以下BOOKデータベースより内容。

ロンドン郊外のある村に頭に包帯を巻いた奇怪な男が現れた。この男が頭に巻いた包帯をとり服を脱ぐと、その姿は消えてしまった。一体この男の正体は?
誰もが一度は夢みたであろう「透明人間」願望を科学の力で実現した人間をえがいたSFの古典。


 いやいやなかなか面白かったです。というか、もっとコメディ的なストーリーなのかと思っていたら真逆シリアス展開でした。
 とある宿屋に訪れた怪しげな宿泊客。全身を衣服や包帯で隠し、得体の知れない実験道具を持ち込んで長期滞在。不審がる宿屋夫婦。
 このイントロのなんとも言えない謎めいた雰囲気からして一気に作品世界に惹きこまれる!
 タイトルがズバリそのものだからその怪しげな人物が誰であるかネタバレ感アリアリなんだけれど、その正体がどのようにして暴かれていくのかがまたスリリング。

 中盤ついに正体が発覚し逃亡を試みる「透明人間」こと物理学者・グリフィン。彼は逃亡の先々で村をパニックに陥れながら偶然にも学友であったケンプ博士の許へとたどり着く。助力を願うグリフィンはケンプ博士に自分がいかにして「透明人間」になったのかその理由と過程を話して聞かせる。
 それは完全に己の欲望・自己満足のためであったと知ったケンプ博士のとった行動は──。

 ある意味マッドなグリフィンが、いかして「透明人間」になる手段を発明したのか、その解説部分はこの作品の真骨頂なんじゃないかなあ。ああ、ホラーではなくてSF作品だったのね、と思い出させてくれるほどリアリティ感じさせてくれるし。
 で、透明人間となったグリフィンが行く先々でパニックを起こしてゆくシーンなんかは、ちょっとコメディっぽくもある。異形の怪物に遭遇した人々の驚愕と行動がとても滑稽というか。

 SF×ホラー×コメディの3つのテイストが巧く絡んだ作品といった印象。その発想とストーリーの巧みさがとても面白い。
 古典作ってスゴイなと思わせてくれる作品でした。


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Theme : SF小説 * Genre : 本・雑誌 * Category : H・G・ウェルズ
* Comment : (2) * Trackback : (0) |

* by キヨハラ
ああ、そんなあらすじでしたか。
小学校の頃、こどもバージョンを読みました。でもあらすじさえ覚えていないのですが、自分が透明人間になれたら、どうなんだろうというドキドキわくわく感から読んでいた記憶があります。
記事を読めて、惺さんという大人の目から見た作品と、あらすじを知れた感慨とで、満足です。

Re: キヨハラ様☆ * by 惺
こんばんは!
こども版があるんだ! 知らなかった!
自分的にもっとコミカルな話かと思っていたら
実は意外とシリアスでちょっとビックリ。
なかなか面白かったですね~☆

コメント







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