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個別記事の管理2012-05-21 (Mon)

ご訪問ありがとうございます☆

    

 過去かなり話題になった作品。文庫になったのでさっそく購入しました! 以下BOOKデータベースより内容。

四代将軍家綱の治世、ある事業が立ちあがる。それは日本独自の暦を作ること。当時使われていた暦は正確さを失いずれが生じ始めていた--。
日本文化を変えた大計画を個の成長物語として瑞々しく重厚に描く時代小説!


 文句なく面白かった! この作者の作品はラノベとマルドゥック・スクランブルを読んだことがあるくらい。その時はかなりクセのある文体だなあ……とあまり気にせずにいたのだけど。初の時代小説ということで一体どんな? と思っていたらなんと!「碁」と「算術」と「暦」がテーマとは!

 まだまだ上巻なので、主に「碁」と「算術」がメイン。その「算術」の記述にも目からウロコ。よく調べたなあと驚きました、正直。だって表記全部が漢字&漢数字! だからといって決して小難しい……というのではなく、図入りで比較的わかりやすい。江戸時代の算術なんてまったく知らなかったけれど、自分的にすごく斬新なテーマだった。
 その算術に魅せられて、ずっぽりとハマってゆく渋川春海というキャラがとても清々しくて高感度大。一歩間違えると「算術オタク」になりかねないけれど、性格はおっとり型でさらに純朴度100%で憎めない。
 ふとしたきっかけで運命的な数学的出逢いを果たす、関孝和という人物に感化され、さらに算術の道へと突き進んでゆく。
 この二人のエピソードがまた読ませるし。一度も出逢ったことのない二人が設問を作る側と解く側という立場で互いに心を通わせてゆく──という展開に一気読み。

 さらに、下巻の展開に重要なエッセンスになるであろう、星の観測のために日本全国を行脚するという第三章がまるでロードノヴェルのようで面白い。
 観測隊の一員となった春海の二人の上司、建部と伊藤という老キャラクターがとっても魅力的で癒される。老人なのに心は少年、という言葉がぴったりの名ワキ役といったところ。人生の師として、春海にとってかけがえのない人物として描かれている。
 さらにこの老人たちばかりではなく、作中に登場するキャラクター達が皆とても活き活きしていて魅力的で文句のつけようがない! 自分的に一番気になっているのが春海が敬愛している関孝和。彼がこの後どうストーリーに絡んでくるのかも気になるところ。読んでいて、キャラクターの魅力って作品にとってものすごく大切なのだなってつくづく思った。

 空前絶後の巨大プロジェクトによもや自分が組み込まれているとは自覚していない春海がどう成長してゆくのかとても楽しみ。暦作りに一人の青年の人間的成長を絡めるという発想がスゴイなと。 今後どんな話になるの? 清々しいストーリーを望みつつ、下巻も一気読みします!


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Theme : 今日の一冊 * Genre : 本・雑誌 * Category : 冲方丁
* Comment : (6) * Trackback : (0) |

* by まいまい
私は時代物ってほとんど読まないのですが、この作品は本当に楽しく読みました。
題材もキャラクターも両方とも魅力的です。
下巻もぜひ楽しんでくださいね。


Re: まいまい様☆ * by 惺
こんばんはー☆
遅ればせながら読みました!
面白いですねえ…この作品!
暦がテーマというのは知ってたのですけど、なんか難しそう…と思って避けてました(>_<)
でもでもまったくそんなことはなくて。
早く下巻読みたいです。関孝和と春海がどうなっていくのか知りたいー!

* by 読書系女子
おぉ!関孝和が登場するのですね!これは読んでみたいです!!

* by ひいち
こんにちは!

うんうん。この本本当によかった!!!
「あがいても、あがいても、あきらめない春海」が、
かっこ悪いのに、かっこよかった!!!

Re: 読書系女子様☆ * by 惺
こんばんは!

> おぉ!関孝和が登場するのですね!これは読んでみたいです!!

数学に詳しい読書系女子サンなら絶対に楽しめると思う。
でてくるのはほとんど和算なんだけど、関孝和と渋川春海の算術合戦が非常に面白いです。
そっち方面全然ダメダメな自分でも充分楽しめました!

Re: ひいち様☆ * by 惺
こんばんは☆

> 「あがいても、あがいても、あきらめない春海」が、
> かっこ悪いのに、かっこよかった!!!

わかる!!
本当に面白かった!
春海もちょっとオトボケ気味だけど決してヘタレじゃない。
ピシッと筋の通っているところが読んでいて気持ちよかった☆
話題作なだけあるなーって思いましたねー。

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