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個別記事の管理2010-04-21 (Wed)

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屋根裏の二処女 (吉屋信子乙女小説コレクション)屋根裏の二処女 (吉屋信子乙女小説コレクション)
(2003/03)
吉屋 信子 嶽本 野ばら

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 タイトルがかな~りインパクトありすぎますね。でもアヤシイ本ではありません。以下BOOKデータベースよりものすごく簡単なあらすじ。

吉屋信子の“乙女小説”を厳選するコレクション、第二巻。寄宿舎を舞台に、二人の“処女”の愛と尊厳を描き上げた信子の原点というべき重厚なる半伝記小説。その内容故に、現代まで「禁断の書」として秘かに語り継がれた物語の真の全貌を、今、時空を超えて明らかにする。大好評、嶽本野ばらによる解説・註釈も更に充実。

 キリスト教系の寄宿舎の屋根裏を舞台にした、少女2人の愛と絆の物語。正直に言ってしまうと退屈です。作風も暗くラストまでが非常に緩慢。ヒロインである章子の半ばいじけた心情が半端なく事細かに綴られていて、あんまりにも卑屈すぎて自分はどうしてもこの章子に感情移入ができなかった。読んでいてとってもイタイ。
 けれどヒロイン章子を除いた多くの女性キャラクターが非常に魅力的で、確固たる意志を持った人間として描かれていることにかろうじて救われた感が。
 自分の信念を持つボーイッシュな工藤さんに、不本意な結婚を強いられ自由を手にするために自らの命を散らそうとする伴夫人。そして章子の想い人秋津さんも周囲と慣れ合いになることない孤高の美少女。唯一章子だけがヘタレなのだけれど、物語終盤、伴夫人と秋津さんの仲を疑ってあらぬ嫉妬からとうとう自分の感情を爆発させたところで、やっと好印象。章子の心情の吐露によって2人の気持ちは固く結ばれる……というこのラスト部分だけが勢いよく読めました。

 何かと女性が抑圧されることの多かったこの時代(大正末期)。強い絆で結びつき、行き場を無くしたうら若き女性が2人だけで生きていこう! というテーマはかなり斬新だったらしい。
 が、自分的にはやはりイマイチ訴えかけるモノが弱いな~という印象を受けた。第一ヒロインが魅力的でないのがちと悲しいし致命的。ですがやはり巨匠吉屋信子、描写は巧いです。古臭さまったく感じないし、当時の風俗もかなり興味深い。加えて、時におネエ言葉になる嶽本野ばらの解説と注釈が爆笑モノで最高です。これに装幀と挿画の中原淳一も加わって、とってもゴージャスな1冊。内容の方は多分好き嫌い分かれますけどね。「花物語」と比較して読んでみるのもまた面白いかと。


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