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個別記事の管理2012-08-11 (Sat)

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あの空は夏の中 (角川文庫)あの空は夏の中 (角川文庫)
(1988/09)
銀色 夏生

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 夏なので。タイトルに惹かれてついつい。自分の心の奥底に性懲りもなく潜む、乙女心のかけらがたまに疼くのか、無性にこいういうの読みたくなります。ただし、銀色夏生限定で。
 この作品もかなり初期のものだと。なんと54版発行とか! 読み継がれているのね。
 特に自分の駄文感想なぞ必要ないよねー。詩は感覚で読むものと思っているので、ひとつの詩を読んでも感じ方は人それぞれだし。銀色夏生サンは失恋とか、別れ間近の微妙な気持ちを詠った作品が自分的に非常にツボすぎる! この本も印象的でもの哀しくてそれでも瑞々しい恋の詩がたーくさん詰まってます。

午後のテーブル
 別れてしまった後で、「彼」の本当の気持ちに気付く彼女。たった8行の詩の中に凝縮されたちょっとの後悔。
愛のよろこび
3つの連作なのかな? 自分は2作目がとても印象に残った。ちょっと引用。 

自分以外のものを愛することは 結局、自分自身を知ることにほかならない  自分自身を知ってもなお 他者の不在を痛感するのなら その者こそが自分にとって必要な他者 自分の欠けた一部であろう

 なぜか 他人は自分を映す鏡 という言葉が浮かんだ。愛する人は自分と切っても切り離せない存在? 分身という意味? なんて考えたりして。
あなたに会うまでは
 これも心にずしんとくる詩だった。破局して少し大人になった少女の心情なのかな? 一部引用。

あなたに会うまでは 夕焼けは美しく 花々はかぐわしく 朝露は清らかで 微笑みはやさしいものだった
今は 夕暮れは悲しく やさしさは傲慢で 純潔は罪深いばかりだ あなたは私をこんなに大人にしてしまった

 あー辛い恋だったのねとしみじみ。こうやって少女はオトナの階段登っていくんだよ、ちくしょう!
恋の後ろ姿
 次第に心が離れてゆき、疎遠になりつつあるふたりの心。そうなんだよね、わかる…。
逃げて逃げて逃げて
 疾走感に満ちた珍しい詩。ふたりが必死に逃げるのはオトナの干渉から?

 などなど。もっとたくさん素敵でぐさりとくる詩があるんですけどね。
 あいかわらずモノトーンを基調とした写真も素晴らしいというか、詩にマッチしてあの独特の世界観を支えてます。モデルさんは誰なのかな? 毎回のことながら、切なくノスタルジー溢れる言葉の数々に感動モノ。暑くて長い文章なんか読めないよ~という時に良いかもね。透明感ある作品ばかりで堪能したなー。満足。


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