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個別記事の管理2012-08-14 (Tue)

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神さまの話 (新潮文庫)神さまの話 (新潮文庫)
(2007/11)
リルケ

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 ジャケ画がとてもかわゆくて即買いしてしまった本。中身もわりと平易なのかな?と思って期待して読了。以下BOOKデータベースより内容。

神さまの手の話、貧しい人々の話、指貫の話、芸術家の話…。
2ヶ月にわたるロシア旅行を通じて、敬虔で素朴な民衆の姿に感動した若きリルケ。彼はその後“神さま”という一本の糸で貫かれた13の珠玉から成る短編集を7晩で一気に書きあげた。
子供のための話を大人に話して聞かせるスタイルを取り、それぞれの話が淡いパステル画を思わせ、まるでおとぎ話のように静かに語られる。


神さまのお手についての物語
見知らぬひと
神さまは いかなる思召しで この世に貧しい ひとびとをお造りになったか
どうしてロシアへ裏切りなどがやってきたか
ティモファイ老人が 歌いつつこの世を去ったこと
正義のうた
ヴェニスのユダヤ人街で拾ったある場景
石に耳を傾けるひとについて
指甲が神さまになるにいたったこと
死についての物語ならびに筆者不明の追記
切なる要望にもとづいて生まれた協会
乞食と気位たかい少女
闇にきかせた話


 ……なかなか難解でした。語り口はとても柔らかで優しいのだけれど、内容をイマイチ理解できなかった。
 訳のせいなのか、文体のせいなのか。それともやはり西洋における「神さま」の概念をよく理解できていない自分の読解力不足なのか。
 ひとつひとつの短篇の筋はたどれるのだけれど、その内容の主題&テーマが巧く読みとれなくて……なにかの比喩・暗喩を理解できればもっと深く読みこめたと思うのだけれど、そこまで至らず。ううむ、もっと深くわかりたかったゾ。

 13の物語で共通しているのは、ラスト1篇を抜かしてすべてに何らかの形で「神さま」が登場していること。
 「神さま」自身が主人公であったり、脇役であったり、何者かの比喩であったりと、いろいろな姿で登場しているのが面白いところ。
 自分的に一番わかりやすくて読みやすかったのが指甲が 神さまになるにいたったこと
 子供達が主人公なのだけれど、大人の行動を揶揄した描写がスパイス効いてるなと。で、7人の子供達が持つ「神さま」に例えた指甲(ゆびぬき)にまつわるエピソードがとても微笑ましかった。

 どの作品も、「大人が子供に話して聞かせる」というコンセプトをとっているのが特徴。
 常に身近に神を感じていたいという西洋の精神が通っている作品なのかなと。東洋、特に日本は西洋ほど宗教が日常深く浸透していない気がするので(あくまで個人的思い込み)、この作品は海外ならではだなあとしみじみ思った次第。

 あの詩人のリルケがこのような作品を残していたことにもちょっと驚き。元はクリスマス用の作品(商品)だったらしいけれど、確かにそうだなと。
 きっとじっくりゆっくり何度も噛みしめるように読むと、本書の内容が理解できるのかなと。読みながら少しだけ、東西の宗教観の違いを感じた作品でした。


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