03≪ 2017/04 ≫05
123456789101112131415161718192021222324252627282930
個別記事の管理-------- (--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
* Category : スポンサー広告
|
個別記事の管理2012-09-26 (Wed)
ご訪問ありがとうございます☆

希土類少女希土類少女
(2012/04/28)
青柳 碧人

商品詳細を見る

 以前ダ・ヴィンチに紹介されていた本。タイトルとジャケ画に惹かれて借りてしまいました。以下BOOKデータベースより内容。

「コミュニティ・マヒトツ」―独立行政法人・日本レアメタル機構の設立とともに造られたこの施設は、“レアメタル生成症候群”の少女たちが暮らす場所。脇腹からジスプロシウムを生成する少女・冴矢は、その境遇と、死ぬまでの運命が決まってしまったことを呪い、半ば自暴自棄な日々を送っていた。
一方、施設の職員である中年男の江波は、そんな彼女に、施設で起きたある事件の参考人として、協力を依頼することになる。次第に距離が縮まってゆく二人だったが、やがて、お互いの人生、ひいてはコミュニティすべての命運を左右する大きな決断を迫られることになるのだった―。


 うーむ、SFです。
 10代前半のローティーンから24,5才までの特定の少女達の体から金属─レアメタルが採取できるという設定、「レアメタル生成症候群」からして奇抜すぎるなと。
 希少な鉱物を生成する彼女たちは国家ぐるみで保護され、「コミュニティ・マヒトツ」という場所に隔離されて生活している。体から鉱物を生み出すために短命である彼女たち。半ば自分の運命を諦め、それでも受け入れて健気に明るく暮らしている。けれど、どうしてもその生活になじめない少女冴矢がメインキャラクターとなって、コミュニティの職員江波との切ない恋愛譚となっている。

 「レアメタル生成症候群」というガジェットがなければホントに普通の恋愛小説みたいだなと。コミュニティ・マヒトツはある意味学校の女子寮みたいだし。そこに生活する少女達も個性豊かで、生成する鉱物になぞらえたキャラになっているのも洒落てるし。
 ただ、うーん、なんだろう? SFっていうカンジが今一つしない。タイトルにもあるとおり、レアメタル・レアアースについての薀蓄はかなり詳細でわかりやすいんだけど、それが巧く作品と絡んでいるかというと、うーん、なんだかこじつけっぽい感じは否めないかなあ。
 翳のある主人公冴矢と22歳年上の江波との恋愛もなんかこうイマイチしっくりこないというか……。

 冒頭はいいカンジでグイグイと一気に読めてしまうのだけどね。中盤あたりからちょっと中だるみ感がひしひしと。家族の崩壊や人工授精・親の子に対する虐待等々、扱うテーマはかなり重いもの、ありきたりなものもあってちょっとラノベ的。ラストもやっぱり重く救われないのだけどね。それでもあまりドロドロしないで読み進められるのは、冴矢というキャラがいいカンジにドライだからかなあ。
 すんなり感動した、という作品ではないけれど、自分的にはものすごく斬新なテーマでありストーリーだったかな。こんな設定もアリか!と正直驚いた作品でありました。


blogram投票ボタンにほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ人気ブログランキングへ
☆いつも応援ありがとうございます☆ 
Theme : SF小説 * Genre : 本・雑誌 * Category : 青柳碧人
* Comment : (0) * Trackback : (0) |
コメント







管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。