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個別記事の管理2012-10-01 (Mon)
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童話物語〈上〉大きなお話の始まり (幻冬舎文庫)童話物語〈上〉大きなお話の始まり (幻冬舎文庫)
(2001/07)
向山 貴彦

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童話物語〈下〉大きなお話の終わり (幻冬舎文庫)童話物語〈下〉大きなお話の終わり (幻冬舎文庫)
(2001/07)
向山 貴彦

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 感動作を読みたくてセレクト。ジャンル的にはYAに分類されるのかな。文庫版で上下巻。かなりなボリュームで読了後は疲労困憊・眼精疲労 笑。以下BOOKデータベースより内容。

永遠の世界からやってきた妖精フィツにとって地上世界は不思議なところだった。何もかも移り変わり消えてゆく、限りある世界。フィツが地上にいられるのはわずか九日間。その限られた時間で、最初に話したひとりの人間を観察し答えを出さなければならない。世界は滅びるべきなのか―。
フィツが最初に出会ったのは、きわめて性格の悪い少女ペチカだった…。


 予備知識全くなしで読みましたが、面白くて上下巻一気読み。
 性格極悪少女と妖精との出逢いからすべては始まる──ガールミーツフェアリー的な始まりでなかなかの王道ファンタジーでありました。
 舞台はクローシャ大陸のトリニティという貧しい村。そこに住むペチカは天涯孤独の身。最愛の母親の写真だけを唯一の心の支えとして、孤独と貧困と虐めに耐えて暮らしている幼い少女。
 その彼女がふとしたきっかけで出会った妖精フィツ。彼は最初に合った人間を観察しなければならないという任務を負って人間界に現れるのだが……。

 とまあ、冒頭はこんなカンジでかなり惹きこまれます。妖精と知りあえたからと言って、ペチカのそれまでの不幸が一転して幸福になるわけではなく、さらに彼女は不幸な境遇へと追い込まれてゆくところがご都合主義的ではなくて自分的には好感度大かも。
 村人から苛まれ追い込まれあわや命の危機に陥るところをまるで救世主のように現れる盲目のおばあさんと、ホロ馬車を引く老齢のロバのエピソードがとても優しくて心温まる。過酷な境遇で生きてきたペチカにとってこのおばあさんという存在が唯一「無償の愛」を具現化した存在なのだなあとしみじみ。

 上巻はペチカとフィツの冒険譚として楽しめて、さらに敵役というか「悪」の象徴であるもう一人の妖精ヴォーとその彼に操られ邪悪な「炎水晶」にまつわる戦闘シーンが最大の山場。上巻ラストのその戦闘シーンで、ペチカとフィツの絆が強くなる別れの描写に情けなくも涙。一気に下巻が読みたくなります。

 で、その下巻は昔ペチカを虐めていた少年ルージェン視点から始まり、彼のペチカへの贖罪の旅篇といった様相。ペチカにどうしても謝りたいと村を飛び出して彼女を探し続けるルージェンがもうもうとてもいいキャラで。さらに彼とフィツとの絡みも読んでいてものすごくほのぼのしていて良い相棒同志だなあと。舞台は違う村へと移ってさらに登場キャラも増え、ペチカも素敵に成長して物語は最大のクライマックスに!
 妖精フィツの本当の任務とは? 世界に終わりは来るのか? などなど、ちょこっとだけキリスト教思想が盛り込まれて、フィツとヴォーの妖精同志のラストバトルも光VS闇を感じさせるしね。戦闘シーンはなかなかの迫力で手に汗握る展開だった。

 上巻では極悪娘だったペチカも下巻ラストには自分の過去の行いを悔い、しっかりとした大人へと内面的成長を遂げる。それは彼女を追って旅してきたルージェンにとっても同じこと。旅をし、人間の善悪を知り、行動を起こす。ふたりの成長の媒介の役目を果たしたのが愛すべき妖精フィツ。
 怒涛のラストは涙なしには読了できませんでした。骨太のファンタジーであり、少女のビルドゥングスロマンでありました。思う存分感動しました。大満足であります! 挿画の宮山香里さんのイラストもほっこりしてて癒されます。


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Theme : ファンタジー小説 * Genre : 本・雑誌 * Category : 向山貴彦
* Comment : (2) * Trackback : (0) |

* by ぢゃすみん
はじめまして
童話物語、あたしも大好きです!!
この度、作者様の倉庫から幻のエトセトラ版童話物語(旧童話物語)が見つかったとのことで当時の本をサイン入り&今回のためだけに作ったポストカードを3枚とメッセージカードをお付けして当時の定価で12月1日より販売されるとのことです。
旧童話物語を手に入れる最後の機会です。
通信販売でも購入できるみたいなのでもしよかったらぜひスタジオエトセトラの公式サイトを覗いてみてください。
いきなりすみませんでした。

Re: ぢゃすみん様 * by 惺
はじめまして!
レス遅くなりましてすみません><。
「旧童話物語」なんていうのがあるのですね、知りませんでした!
やはり内容も違うのでしょうか?
おススメの公式サイト覗いてみます。
情報ありがとうございました!


コメント







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