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個別記事の管理2012-10-13 (Sat)
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やさしさの精神病理 (岩波新書)やさしさの精神病理 (岩波新書)
(1995/09/20)
大平 健

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 この本もダ・ヴィンチで紹介されていた本。そういえば今月号のダ・ヴィンチはかなり読みたい本がたくさんあったなあ。カテゴリー的には心理・精神医学関係になるのかと。以下BOOKデータベースより内容。

席を譲らない“やさしさ”、好きでなくても結婚してあげる“やさしさ”、黙りこんで返事をしない“やさしさ”…。
今、従来にない独特な意味のやさしさを自然なことと感じる若者が増えている。悩みをかかえて精神科を訪れる患者たちを通し、“やさしい関係”にひたすらこだわる現代の若者の心をよみとき、時代の側面に光をあてる。


 まず、著者の大平健氏は精神科医さんだそで、その著者のもとに訪れたさまざまな患者さんのケースを紹介していくという展開。
 意外と好きで、こういった精神医学的な書籍。もちろん専門知識など持ち合わせていないし、自分や家族がどうの~という訳でもなく。以前読んだ「平気でうそをつく人々」もかなり興味深い内容で、嘘をつく人々の心理というか症例が詳細に分析されていて怖いなと思ったと同時に、自分を戒めようと思ったりも。この書籍はというと、それほど重い・深刻な症例・病例のケースではなく、タイトルにもあるとおり最近若者の間で現れ始めた「新しいやさしさ」についての症例と見解を紹介しているもの。

 読了して感じたのは、「新しいやさしさ」ってなんか歪んでるなと。
 あ、この本の初版が1995年なので「新しい」というのもちょっと今では語弊があるのかも知れない。
 で、その「新しいやさしさ」というのが、自分や相手が傷つくことのないように「予防するやさしさ」なのだとか。言葉で傷つくことを恐れて他人と深くかかわることをしない。自分の意に染まぬことをされても敢えてそれを甘受することが「やさしさ」であるとか。
 例えば、親から小遣いをもらってあげることを「やさしさ」だと思ってる少女。
 それほど好きでもないのに、関係したからには相手は結婚してほしいと思っているにきまっていると考える男子の「やさしさ」。 ~本文p48より
 等々、どちらも相手の「気持ち」を推しはかろうとしていない、というのが著者の見解であるのだけど、確かにそれはやさしさとは言えないよなあ。
 自分にとって都合のよい言い訳? 押しつけ? 抑圧? のようなものを感じてしまってかなり違和感。

 対して、従来?の「やさしさ」は、相手が自分の気持ちを察してくれ、それをわが事のように受け容れてくれる時に感じられるもの。 ~本文p48より
 というのはなるほど納得できるけど。この、自分が普通に「やさしさ」だと思っている感情を、著者のもとに訪れる患者さんたちはとても苦手としているのだとか。つまり、自分の気持ちや心にまでずかずかと侵入してくるな、ということらしい。
 確かに共感する部分もあるなあと。「やさしさ」が押し売りになってはただのおせっかいになってしまうものね。
 しかし、そうでないちょっとした「やさしさ」に対しても鬱陶しいなどネガティブに思ってしまう人もいるとのこと。例として挙げられていたけれど、会社の上司&部下の構図がまさにそれだよね。部下は上司の話に対して必要以上に踏み込むことはなく、上司の過剰な「やさしさ」を防御するように沈黙してしまうとか。

 あえてコミュニケーションをとることをやんわり拒否しているのかと思うほど。お互いの領域を侵すことのないように気遣うのが「新しいやさしさ」なのかなと。うーん、なんか疲れる気がするなー。自分なんかは傷ついても喧嘩しても気が合わなきゃそれまでだな、と思ってしまうタイプなのだけど。反面職場の若い人とはなんとかしてコミュニケーションとろうとして必要以上に話かけたりして…きっと相手からはウザッと思われているのかもしれないけど…と、もしかしてこれが「つまらない話だけど聞いてあげているやさしさ」なのかなあ…などとふと思ったり。

 ううむ、今回もまったくまとまりのない文になってしまった。難しいよねえ人間心理って。あと人間関係も。なのでこういった本を読んでちょこっと勉強してみたりする。すぐに忘れちゃうけどね 笑。


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Theme : 考えさせられる本 * Genre : 本・雑誌 * Category : やさしさの精神病理
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