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個別記事の管理2012-11-03 (Sat)
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グラスホッパー (角川文庫)グラスホッパー (角川文庫)
(2012/09/01)
伊坂 幸太郎

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 ものすごーく久しぶりの伊坂幸太郎。前は「ラッシュライフ」読んだんだっけ? 素敵なジャケ画にも惹かれて読了。以下BOOKデータベースより内容。

復讐を横取りされた。嘘?」元教師の鈴木は、妻を殺した男が車に轢かれる瞬間を目撃する。
どうやら「押し屋」と呼ばれる殺し屋の仕業らしい。
鈴木は正体を探るため、彼の後を追う。一方、自殺専門の殺し屋・鯨、ナイフ使いの若者・蝉も「押し屋」を追い始める。
それぞれの思惑のもとに――「鈴木」「鯨」「蝉」、三人の思いが交錯するとき、物語は唸りをあげて動き出す。
疾走感溢れる筆致で綴られた、分類不能の「殺し屋」小説!


 面白かった!特にラストのどんでん返しが!久々にやられたな!というカンジで。面白くて一気読み。
 登場人物が「鈴木」「鯨」「蝉」の三人なんだけど、一般人は鈴木だけ。後の鯨と蝉はいわゆる殺し屋。鯨はターゲットを心理的に自殺へ誘い込む一風変わった殺し屋。蝉はナイフ使い。この三人の一人称語りでストーリーは展開してゆくのだけれど、それがまた飽きなくて良かったかも。

 一種のノワール小説だと思うのだけど、出てくる出てくる昆虫やら動物やらが。←あ、実物というわけではなく、メタファーというか擬人化で。
 解説にもあったとおり、この鈴木というキャラが読者との共感覚を抱けて自分的にはストーリーにすんなり入っていけた。これが蝉や鯨ばっかりのキャラだとなんだか嘘っぽくて白けたな、きっと。で、亡き妻の想い出が時に彼の強力な武器となって命の危険を救ったりね。

 特に印象的なキャラが「押し屋」である槿。ラストまで謎めいた存在で、彼を取り巻く謎の組織(笑)にも完全に騙された!
 終盤の、敵対する組織に正体がバレそうになった時の、あの住所のトリックとか! チラついていた伏線が見事に回収されて思わず笑っちゃったし。その押し屋の一枚も二枚も上手の攻防にホント胸がすく思いでした、ハイ。

 殺人描写もかなり克明で苦手な人はちょっと辛いかもしれないけれど、本格的サスペンス&バイオレンスが楽しめる。「蜂」にひっかけた意外な人物による大物毒殺にも、はー、なるほど、やられた!と目からウロコ。
 テーマがテーマだけに殺伐とした作風は否めないのだけど、ラストは明るく希望の持てるもので満足。
 最初はなんの関連性も無いと思われていたキャラ達が、終盤になるにつれて一気に関連性を増して収斂されていく手腕はさすが。散りばめられた伏線も見事に回収されて、うーんさすが。面白かったです。
 

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Theme : 今日の一冊 * Genre : 本・雑誌 * Category : 伊坂幸太郎
* Comment : (2) * Trackback : (1) |

この作品大好きです * by keita
初めまして けいた と申します
おもしろいですよねー
殺し屋たちが個性的で
【マリアビートル】は読みましたか?
こちらも殺し屋たちの共演
【グラスホッパー】の登場人物もちょこっと出演

またおじゃまさせていただきまーす


Re: keita様☆ * by 惺
はじめまして、こんばんは!
ホントこの作品は面白かったです!
読み始めたら止まらず…(笑)
「マリアビートル」ですか!
この作品に味をしめて、伊坂作品何かないかなー?
と思っていたところだったので、おススメ感謝です。
チェックさせていただきますね。
ご訪問とコメントありがとうございました。


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『グラスホッパー』 伊坂幸太郎
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2013/11/15 19:11  じゅうのblog
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