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個別記事の管理2012-11-16 (Fri)
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爛漫たる爛漫: クロニクル・アラウンド・ザ・クロック (新潮文庫)爛漫たる爛漫: クロニクル・アラウンド・ザ・クロック (新潮文庫)
(2012/11/01)
津原 泰水

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 自分的イチ推しの作家・津原泰水氏の文庫書き下ろし新作とか。本屋でみつけて即買い!以下BOOKデータベースより内容。

熱烈な支持を受けてきた“爛漫”のボーカル、新渡戸利夫が急逝した。音楽ライターの娘にして絶対音感を有する不登校児、向田くれないが、その死にまつわる謎を追いはじめる。
くれないを導くのは、利夫の兄鋭夫、そして彼女が父と信じるギタリスト岩倉理。人気ロックバンドに襲いかかった嵐、それに翻弄される青春の惑いを描いて、著者の少女小説時代をも甦らせた、全く新しい音楽小説。


 面白かった! 薄くてサクサク読めるのもまたよろし!で。
 津原氏って少女小説出身だというのは知っていましたが(作品は未読なのだ)、今作はその原点回帰とのことらしい。
 ロックバンド「爛漫」のボーカリストが変死を遂げその謎を追いかける──というまあ、ある意味ありがちな設定のミステリーなのだけれど、津原マジックにかかると俄然面白くなるのがこれまたさすがの巧さ。
 探偵役は向田くれない。十七歳の不登校の少女。で、クラシック畑で育った絶対音感を持つ。という設定に参った!
 ロックと対極にあるクラシックをぶつけてくるあたり、巧いなあと。そのくれないの持つ絶対音感が犯人逮捕のきっかけとなる設定も目からウロコだった。くれないが無邪気な明るい女子高生でなく、少し屈折したキャラ設定であるのもちょっと好感持てたし。

 カリスマ的ボーカリスト新渡戸利夫をめぐる殺人とその人間ドラマ。利夫の双子の兄鋭夫をワトソン役としてなかなかの名コンビぶりかと。さらにくれないの母親であるライターむらさきもこれまた良いキャラで。で、伝説的なギタリストであり、くれないの父親疑惑のある岩倉理との関係もこれからどうなるか楽しみなところ。
 (…と、自分的大満足な話だったのだが、ボカロやV系バンドが流行る昨今の音楽シーン、この「爛漫」のようなロックバンドってちょっとレトロすぎ…と思ってしまったのは内緒 笑)

 三部作予定とのことなので期待値大。「バレエ・メカニック」「綺譚集」「蘆屋家の崩壊」等々を黒津原とするなら、こちらは白津原とでも名付けたいくらい。津原作品入門編としてぜひおススメしたいものだ!


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Theme : 推理小説・ミステリー * Genre : 本・雑誌 * Category : 津原泰水
* Comment : (2) * Trackback : (0) |

* by ひいち
こんにちはー☆

そうなんだ。少女小説出身だったのですね~。
惺さんのレビューを見て「バレエ・メカニック」から入ったので、「ルピナス探偵団」シリーズとかを読んで、
こんなのも書くのね~。なんて思っていたのだけれど、そっかそっか♪
黒津原さんの方が結構好きな私(笑)

Re: ひいち様☆ * by 惺
こんばんは☆
自分も意外でした!少女小説書いていたとは思えないですよね。
「ルピナス探偵団」シリーズって面白そう。知らなかったなあ。チェックチェック♪
「黒津原」好き? えへへ…自分も!

コメント







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