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個別記事の管理2012-12-06 (Thu)
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風の影 (上) (集英社文庫)風の影 (上) (集英社文庫)
(2006/07/20)
カルロス・ルイス・サフォン

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 友人からのおススメ本。自分はまったく知らなかったのですが、かなり有名な作品だそうで。以下BOOKデータベースより内容。

1945年のバルセロナ。霧深い夏の朝、ダニエル少年は父親に連れて行かれた「忘れられた本の墓場」で出遭った『風の影』に深く感動する。謎の作家フリアン・カラックスの隠された過去の探求は、内戦に傷ついた都市の記憶を甦らせるとともに、愛と憎悪に満ちた物語の中で少年の精神を成長させる…。
17言語、37カ国で翻訳出版され、世界中の読者から熱い支持を得ている本格的歴史、恋愛、冒険ミステリー。


 時代的には1933年~1965年あたり。読了した上巻は1945年~1954年まで。スペイン内戦の影がうっすら残ったなんとも言えない独特の雰囲気が魅力といえばそうなのかも。
 メインキャラである、10歳の少年ダニエルの一人称語りで物語は展開。内容にもあるとおり、父親に連れて行かれた「忘れられた本の墓場」で出逢った1冊の本「風の影」がその後のダニエルの人生を変えていく。この冒頭部分がファンタジーというかミステリアスでとても印象的。
 作者であるフリアン・カラックスに魅了されたダニエルが懸命にそのプロフィールと消息を探ってゆくあたりがミステリーとしても読めてスリリング。
 一体フリアン・カラックスとはどんな人物なのか? 
 彼を追い求める中で、ダニエルは恋を知り、苦い失恋を味わい、さまざまな人物達と知り合って成長してゆく。 その過程がとっても丁寧に描かれているし、登場するワキキャラ達も個性豊か&ミステリアスで読んでいて飽きない。

 フリアンの著作を狙う謎の人物、フリアンをめぐる過去の人間関係…等々、謎がいくつも散りばめられていて下巻の展開がものすごく楽しみ。フリアンを知ることによって、少年ダニエルも成長してゆくという、ミステリーあり、恋愛あり、ちょっとした冒険ありの今まで読んだことがない自分的にとても新鮮な作品だなと。
 スペインというとカラッと明るい雰囲気を連想してしまうのだけど、この作品の印象は真逆。
 モノクロの映像を観ているような、少し退廃的なムード漂う重厚な作品と言った感じ。フリアンは一体どんな人物なのか? ダニエルの今後は? などと下巻が超絶楽しみです、ハイ。

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