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個別記事の管理2012-12-14 (Fri)
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 意外にも早く図書館から借りれたので期待値大で読了。以下BOOKデータベースより内容。

「あの日、あの瞬間がすべて。時間よ、止まれ」あたし、月夜は18歳。紫の瞳、狼の歯を持つ「もらわれっ子」。
ある日、大好きなお兄ちゃんが目の前で、突然死んでしまった。泣くことも、諦めることもできない。すべてがなんだか、遠い―。
そんな中、年に一度の「UFOフェスティバル」が。そこにやってきた流れ者の男子・密と約。あたしにはどうしても、密がお兄ちゃんに見えて―。
少女のかなしみと妄想が世界を塗り替える。そのとき町に起こった奇跡とは。

 うーむ。全体的な感想としては面白かった。どちらかというと初期作品のあの「砂糖菓子の弾丸~」とかあのあたりの雰囲気はある。けど、なんだろうか、キレがないというか。残酷すぎてないというか。巧くまとまって(まとめて)しまった感じで。
 桜庭作品でなければ、これはこれで良い作品だと思えるのだけれど、やはりもうちょっと毒というか切れ味が欲しかったなあというのが素直な感想。

 ヒロインの名前もいいんですよ、月夜とか。その彼女の最愛の義理の兄の名も奈落というセンス抜群のネーミングで。
 ただ、それだけに何だか惜しい! っていう印象がぬぐえなかった。途中から登場するゲイカップルの密と約とかもなかなか自分的には好きなキャラだったし、兄を亡くし、自分の罪に怯える月夜の心の空白を埋める密との交流エピソードもなかなか良かったしね。

 月夜と奈落は義理の兄弟となっているけれど、自分が思うに、作者は本当は実の兄妹設定にしたかったんじゃないかなと。その方がより桜庭作品っぽいというか。そうでなく義理としてしまったあたりにやはり毒が薄められた感じでしてね…。あと、重要な月夜の罪なんだけど、最初からなんとなーくわかっちゃってクライマックスの月夜の告白がイマイチ衝撃的じゃなかったし。
 ひとクセもふたクセもある、少女のひと夏の成長物語…という感じなのかなあ。読後感はものすごく清々しかったし、ラストの奈落の言葉がね、超絶感動モノでした。イカしてた!

 ちょっと長くひっぱり過ぎた感じがしないでもないけれど、前に読んだ「傷痕」よりも自分的には楽しめた。あの独特の世界観と文体は健在だったしね。

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