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個別記事の管理2013-11-02 (Sat)

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このタイトルが好きで。凄みあるセーラー服女子もかなりインパクト&存在感アリアリで。ちょっと期待して読了しました。以下BOOKデータベースより内容。

聖母女子高等学院で、一番美しく一番カリスマ性のある女生徒が死んだ。
今晩学校に集められたのは、彼女を殺したと噂される、同じ文学サークルの「容疑者」たち。
彼女たちは一人ずつ、自分が推理した彼女の死の真相を発表することに。
会は「告発」の場となり、うら若き容疑者たちの「信じられない姿」が明かされていき――。
全ての予想を裏切る黒い結末まで、一気読み必至!


 自分的にはものすごーく面白かった!
 ミッションスクールを舞台に、殺されたカリスマ美少女の犯人を推理してゆく、同じ文学サークルに所属していた、これまた5人の美少女達プラスα。
 文学サークルという装置を巧く活かして、一人ひとり小説を披露しながら犯人を推理してゆく、という構成が巧いなと。
 飽きさせず、テンポよく。個性豊かな5人の美少女達の小説はこれまた個性的で。作者の技術の確かさが窺えて面白く読めた。
 導入部のもうひとりの影の主役である少女の語り口からして一気に小説世界に惹きこまれる。

 ひとりの少女の小説=推理・証言が、次の少女の小説では容疑者とされてしまう面白さ。疑惑が疑惑を呼び、いったいどの少女の小説が真実を書いているのか? その緊迫感とドラマ性は途切れることなく続いて、終盤一気に急展開。何食わぬお嬢様然とした少女達の隠された暗黒面を曝け出すラストにはこうきたか!と。真犯人はある程度予想できてしまっていたのだけど、それでも肩すかし食うことなく納得の面白さだった。

 キーアイテムとなるすずらんの花が巧くラストまで活きていて。
 女子校という閉塞感とゆるいスクールカーストと女子同士の危うい関係を仄めかせた耽美的演出がとても巧いなと思った。
 なかなか独特の雰囲気なので好悪別れる作品とは思うけれど、楽しませてくれる作品でした。
 ふと連想したのが、吉屋信子の花物語。その黒版というかミステリー版というか。
 読み始めたら一気に読んでしまった。かなり満足^∇^


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個別記事の管理2013-10-23 (Wed)
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EVANGELION Piano Forte~エヴァンゲリオン ピアノフォルテ~EVANGELION Piano Forte~エヴァンゲリオン ピアノフォルテ~
(2013/10/23)
鷺巣詩郎、TVサントラ 他

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久しぶりに書く記事が本じゃなくてCDかよ!
というツッコミはナシの方向で 笑。
最近…というかここ1年ほどどっぷりとハマッているエヴァ。
アニメもマンガも劇場版も好きですが、それと同等に好きなのが音楽。
これはもう作曲者の鷺巣詩郎氏の素晴らしさの一言に尽きると思いますが。
アニメの音楽という枠というか域を超えた作品と言っても過言ではありまへん。

・収録曲
01 E01_matsumoto
02 B20_kuriya
03 B01_miyagi
04 E13_kita
05 M10_nakanishi_arianne
06 EM21_matsumoto
07 KK_A09_miyagi0
08 KK_A08_miyagi
09 KK_A09_alterna_kuriya
10 E16_shima
11 Quatre Mains_miyagi_kita
12 E05_yamashita
13 M11_shionoya_arianne
14 A01_yamashita_take1
15 Quatre Mains_tribute to Rachmaninov_kita
16 E05_sasaji
17 A01_clone_miyagi

18 F02_miyagi
・参加ピアニスト(50 音順)
北るみこ、クリヤマコト、笹路正徳、塩谷哲、島健、中西康晴、松本和将、宮城純子、山下洋輔

全18曲の豪華ラインナップ&豪華ピアニストの面々!
オーケストラで聴くあのゴージャス&迫力ある名曲達が、シンプルにピアノだけっていうね!
それもまた別の趣があって良いです。しっとりと哀愁を帯びた曲が多くて、どこぞのBARで聴いても全然違和感ないゾ!っていうくらいアダルトムード全開です。
ただ残念なのが、曲名が記載されてないことなんだよね。
知ってる曲ならいいんだけど、知らない曲だとうーん…知りたいなと。

自分が知ってるのはのっけからあの名曲「Sin From Genesis」のピアノアレンジ。それに「THANATOS」。それと劇場版Qの連弾曲「Quatre Mains」かな。
ジャズアレンジあり、クラシックテイストあり。の聴きごたえ充分の1枚。
鷺巣詩郎氏のセンスの良さと、その才能をじっっくり堪能できる作品だと思います。
秋の夜長、落した照明の中ワインでも傾けながらおっしゃれーに聴くには最適かも。(自分は到底ム・リ笑)
おススメです!

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個別記事の管理2013-10-07 (Mon)
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本能寺遊戯本能寺遊戯
(2013/02/21)
高井 忍

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 確かずっと前に読んだダ・ヴィンチで紹介されていたのかな?
 ラノベっぽい素敵なカズアキ氏のジャケ画に惹かれたのも読んでみようと思った一因。以下BOOKデータベースより内容。

歴史上のミステリーの新説で、豪華商品をゲットするのだ!
扇ヶ谷姫之、朝比奈亜沙日、そして留学生アナスタシア・ベズグラヤは歴史好きの女子高生三人組。歴史談議が嵩じて、歴史雑誌『ジパング・ナビ!』の新説募集企画に投稿、入選を狙う。
第二回ミステリーズ!新人賞受賞作家の新たなる境地。「本能寺の変」の真相、「ヤマトタケル」と剣の謎、「春日局」の真実など、歴女三人組の新解釈で愛らしく贈る、歴史ミステリー。


 最初読み始めた時にはただ単なる歴史モノなのかと思っていたら、なんと!ミステリーだったのね。そういえば出版社は創元社だものね。読了してから、なんだ?これミステリーじゃん?とようやく気がつく鈍さ。歴史上事件&謎を三人の女子高生(みーんな歴女)が推理考察してゆくという一風変わった作品。

 4つの連作集なのだけど、共通しているネタが「ジパング・ナビ!」というビジュアル重視の歴史雑誌の投稿記事。歴史的に有名な事件&謎を読者の斬新な視点から読み解いて欲しいという原稿募集記事。採用された者には賞金と副賞がつくという。
 その賞金&副賞狙いで投稿の常連となるのが、とある女子校に在籍するヒメ・あさひ・ナスチャの3人の個性豊かな女子高生。
 あさひとナスチャは完全ミーハー歴女。唯一ヒメだけが、正統な歴史ファンというかオタクに近い。
 その3人が知識と奇抜な発想を駆使して「ジパング・ナビ!」が繰り出すテーマに挑戦してゆく──という基本的展開。

 まず、作者サンのものすごい歴史知識に驚き。そしてそこから発展させた独自の歴史解釈がもうすごいというかなんというか。
 本能寺・ヤマトタケル・大奥・道鏡と女帝である称徳天皇…とそれぞれのトーマについての俗説に絡む謎?をことごとく考察してゆくというね。
 ジャケ画のかわゆい女子たちに惑わされて、軽い気持ちで読んだ自分。あまりに本格歴史ミステリー&解説で正直驚いた。そして、こんな展開のストーリーもアリなのか?と、自分的にかなり斬新でした。

 ただ、あまりにも途中挿入のエピソードというか考察が本格すぎて何度か流し読みしてしまった個所も。もう少しわかりやすいといいんだけどな…と思うこともしばしば。3人のヒロインたちの設定にもちょっと違和感あったりして。
 などと思ったりもしましたが、自分的にはとっても新鮮に感じられた歴史ミステリーだったなと。
 ラストの「編集部日記」でちょっとしたどんでん返しがあったりと。なかなか楽しく読めた1冊でした。新しい歴史小説の風!って感じがしましたね。←微妙に意味不明 笑。

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個別記事の管理2013-10-04 (Fri)
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気がついたらあっという間に9月が終わってました…もう10月とか早すぎる!
というわけで、9月に読んだ本…ってここに晒すまでもないほどすっくな!
って自分でも驚きました。

クラウド・アトラス 上クラウド・アトラス 上
(2013/01/22)
デイヴィッド・ミッチェル

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 なかなか個性的な作品だったなあと。6つの話が巧妙にリンクしていそうな気がして、その構成の妙にちょっと驚いたり。が、しかし!ちょっと難解な部分もあったりして。←コレは絶対自分の読みこみが甘いからだ!
下巻がどんな展開で、どう上巻と絡んでくるのかかなり期待。


半分の月がのぼる空 1 (文春文庫)半分の月がのぼる空 1 (文春文庫)
(2013/07/10)
橋本 紡

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 なんの予備知識無く読んだので、とても新鮮だった気がする。ラノベレーベルだけど、そうじゃなくてもイケそうな気がする。(あ、コレは文春文庫か。ラノベレーベルじゃないか)
病院でのボーイミーツガール的展開で。青春モノですかね。気弱な男子&気が強い女子…っていうちょっとテンプレっぽい組み合わせなんだけど、今後どうなるのか気になったりもする。

語りつぐ者語りつぐ者
(2013/04)
パトリシア・ライリー ギフ

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 仕事がらみで読んだ本。児童書なのですが、オトナが読んでも充分楽しめる&考えさせられる本かなと。
ひとりの少女の、自分のルーツ&自分自身を探る、といういわゆる成長物語なのだけど。アメリカ独立戦争を絡めてちょっとドラマティック仕立てなのが面白かった。

ホスピタルクラウン・Kちゃんが行く―笑って病気をぶっとばせ! (感動ノンフィクションシリーズ)ホスピタルクラウン・Kちゃんが行く―笑って病気をぶっとばせ! (感動ノンフィクションシリーズ)
(2010/12/08)
あんず ゆき

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 これはノンフィクション。重度の難病に罹って入院している子供たちの許へクラウン(ピエロ)として訪問する大棟耕介氏の活動を追ったもの。病気にとって「笑い」がどんなに大切なのか知るとともに、このような活動があるのか!と新たな発見をさせられた1冊でした。


ということで4冊。うーん、すっくな!
10月はもっと読めるといいのですけどね。頑張ります。
更新率低いですが、おヒマなおりにはこのブログ、どうぞ覗いてやってくださりませ!


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個別記事の管理2013-10-03 (Thu)
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エピゲノムと生命 (ブルーバックス)エピゲノムと生命 (ブルーバックス)
(2013/08/21)
太田 邦史

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 いったいどうした管理人!
 よもやのブルーバックスシリーズとか! ※ブルーバックスシリーズとは→講談社が刊行している新書で、自然科学全般の話題を専門家ではない一般読者向けに解説・啓蒙しているシリーズ。詳しくはコチラ

 図書館で新刊として出ていた図書。
 最近このテの本が超絶気になっておりまして。完全文系の自分にはとても敷居の高いジャンルなのですがね…理数生物化学(?)系。
 サブタイトルの『DNAだけではない「遺伝」のしくみ』に惹かれたりして。興味津々で読了。以下BOOKデータベースより内容。

生命のしなやかさと多元性を生み出す「DNAの偽装」。
エピゲノムは同じDNAの配列を用いて柔軟で多様な表現型を生み出すしくみだ。生物はエピゲノムを獲得することで環境にしなやかに適応する力、複雑な体を作る能力、記憶や認知能力を得た。エピゲノムの世代を超えた影響や、病気との関係も明らかになってきた。遺伝の概念を覆す生命科学の最前線。


プロローグ
第1章 生命をつなぐバトン
第2章 二重らせん上の暗号
第3章 遺伝子以外のDNA
第4章 偽装するDNA
第5章 DNAの変装法
第6章 飢餓ストレスとクロマチン構造
第7章 エピゲノムによる生命の制御
第8章 環境とエピジェネティクス
第9章 世代を超えたエピゲノムの継承
エピローグ

 やはり…文系の自分にはかなり高度な内容で。
 内容を端的に言うと、遺伝はもって生まれたDNAだけでなく生まれた後の環境等の要素も関わっている、というもの。
 つまりDNA配列にだけによらない遺伝のしくみ=エピジェネティクスについ書かれた本なのですね。
 序盤から中盤にかけてはもう本格的な遺伝関係の論述。クローンとか。悲しいかな、まったく理解不能の自分はさらっと流し読み。
 ただひとつ、おお! と思ったのが、三毛猫はクローンにしてもまったく同じにはならない=コピーできないということ。X染色体の作用による、まったく偶然の所産となるそうで。それを知っただけでもなんだか得した気分でした。←おそまつ&低レベル!

 というわけで、本書はある程度の知識をお持ちの方にはとても意義ある内容なのではないかと。
 エピゲノム。耳慣れない言葉ですが、画期的な側面もあれば、やはりその逆もあるわけで。その負の側面を今後人間の叡智によってさらに解明してゆくことが必要。という締めくくりにそうなのかー。と頷くばかり。
 ある程度の知識があり、ご興味のある方には最適な著作なのだと思います。
 いやあ…自分には高度すぎました。残念!

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個別記事の管理2013-09-27 (Fri)
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 えっとですね。実は自分、図書館で働いておりまして。その仕事の一端で今年から「児童書」を読むお手伝いをすることになったのです…とまあ、自分の仕事事情はどうでもよいのですが。
 で、最近その児童書を読み始めたのですが…これがまた面白いのです。物語からフィクションといろいろバラエティに富んでまして。これは面白い!ということで。
 自分の担当は物語中心なのですが、オトナの小説と同じくらい考えさせられたり奥深かったりと優れた作品が多いので突発的「児童書特集」として、何回かに分けてここにもあげてみたいと思います~。

語りつぐ者語りつぐ者
(2013/04)
パトリシア・ライリー ギフ

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身なりはぜんぜんちがうけれど、目鼻立ちがそっくりなふたり。ひとりはアメリカ独立戦争に巻き込まれた18世紀の少女、もうひとりは21世紀の。羊皮紙に描かれた絵がふたりの少女をひきあわせ、二〇〇年後の語り手を得て、肖像画の少女が鮮やかによみがえる。

 ジャケ画に惹かれました。清楚な、それでいてこの意志の強そうな少女。タイトルもなかなか重厚で、児童書らしからぬ雰囲気が良いなあと。
 ズバリ言うと、ひとりの少女の成長物語。少女の祖先である200年前の少女の人生と交錯して描かれているところが面白かった。
 母親を亡くして父と暮らす少女・エリザベス。父の仕事の都合で、母親の姉であるリビーの許に預けられることとなる。転校先にもなじめず、おばにあたるぶっきらぼうで気難しいリビーともうまくいかずに落ち込むエリザベスの前に、自分とそっくりの一枚の肖像画が彼女の運命を変えてゆく。
 その肖像画のモデルはズィーという18世紀の少女。エリザベスの遠い祖先。アメリカ独立戦争のまっただ中に生きた彼女の苦難の人生とその足跡を知るうちに、エリザベスは自分の甘えを知り、大きく「周囲を見る」ことに気づいてゆく。

 自分の祖先を知る=歴史を知るということ。自分そっくりで同じ年頃のズィーがどのようにして独立戦争の戦禍をくぐり抜けたのか。その過酷な人生を知ることによって自分の人生をも豊かに切り拓いてゆこうとするエリザベスの心情の変化が巧みに描かれていて面白い。
 さらにエリザベスが生きる現代と、ズィーの生きる200年前の過去が交錯して語られるという構成もある意味劇的でぐいぐいと惹きこまれた。
 児童書ではあるけれど、劇的で重厚で大人が読んでも充分に堪能できる作品かなと。


ホスピタルクラウン・Kちゃんが行く―笑って病気をぶっとばせ! (感動ノンフィクションシリーズ)ホスピタルクラウン・Kちゃんが行く―笑って病気をぶっとばせ! (感動ノンフィクションシリーズ)
(2010/12/08)
あんず ゆき

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クラウン・Kこと道化師の大棟耕介さんは、病院を訪ねて患者に笑いを届けるホスピタルクラウン。Kちゃんとふれあうと、みんなが笑顔になって、病院が明るくなります。入院中の子どもたちの光と影を通し、Kちゃんとの交流を追った記録。

 これはノンフィクション。面白かったです。
「ホスピタルクラウン」という言葉と職業をこの作品で初めて知ったし。
 さらに、難病治療で入院している子供達の実情もさらりと書かれていてとても考えさせられたりもする。もとは棒高跳びでオリンピック出場を目標にしていた大棟耕介さんの「ホスピタルクラウン」=病院を訪れて患者に笑いを届ける道化師としての活動を、おもに小児病棟を中心としてレポートした著作。自分的に、この大棟氏にとても好感を抱いてしまって。
 難病を抱えた子供達の為に活動することにいろいろと葛藤や悩みはあるとは思うけれど、子供達に笑いをもたらそうとする、その徹底したプロ意識に感動。この作品を読んでいると、「笑い」というのはどんな優れた薬よりも効果があるのだなあ、と思わざるを得なくなる。
 日本ではまだまだその活動と知名度は低いような気がするので(あ、知らないのは自分だけかも…)、もっともっとこういった活動が盛んになれば良いなあとつくづく思った。

 ということで、今回読んだのはまったくジャンルも作風も違う作品だったけれど、どちらも児童書としては良書だと思う、個人的に。
 自分は今まで「児童書」とひとくくりにして考えていたけれど、その中でもいろいろなジャンルや作品があるのだわ、といたく感動したのでありました。

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個別記事の管理2013-09-22 (Sun)

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半分の月がのぼる空 1 (文春文庫)半分の月がのぼる空 1 (文春文庫)
(2013/07/10)
橋本 紡

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 有名作という噂を聞いていたので、今回文庫となったことを期に読んでみました。以下文春文庫サイトより内容。

肝炎で入院中の高校生・戎崎裕一。
エロ本集めが趣味の多田さんや元ヤンキーの看護師・亜希子さんに翻弄される日々のなか、同い年の秋庭里香に出会う。
人形のように美しく本を愛する文学少女、そして女王様のようにワガママである彼女は、難しい病気をかかえていた。全国の中高生を熱狂させた青春小説の決定版。


 あまり期待しないで読んだのだけど、予想に反してとても面白かったし感動&不覚にも涙。
 最初はラノベとして括られていたらしいけれど、今回文春文庫から出版されたということで、一般小説としても読めるかと。あ、でもジャケ画はとても可愛らしくてラノベを彷彿させるけど。

 病院内でのボーイミーツガールのお話だったのね。作者さんの体験によるものらしく、ものすごく描写にリアリティがあった。
 主人公は17歳の高校生・裕一。肝臓を悪くして入院している、いろいろ心中葛藤系の男子。対するヒロインは、やはり同じ病院に入院中の美少女でありながら、性格が極悪の里香。このヒロインの性格がちょっとテンプレっぽいかな?と思ったけれど、自分的には好感度大。
 なかなか素直になれない、でも素直になりたい。という微妙な心の揺れ具合が丁寧に書かれていて、もどかしいふたりの関係がとても微笑ましい。

 で、この小説の素晴らしいところが、何と言っても御都合主義じゃないというか。
 裕一にきちんと「現実」を見せて経験させているところがすごいなって思った。里香とささいなことで仲違いをしてしまうのだけれど、そうそう簡単に仲直りをさせてあげない作者さん。底意地悪い里香の主治医を絡ませて、現実の厳しさ、人間関係のシビアさを一緒に体感しているような気にさせてしまうのが、読んでいて非常に面白かった。簡単にハッピーエンドになれそうなのに、そうならないもどかしさ。で、ひと波乱越えた後のふたりの心が急接近してゆく過程も自然でいいなと。

 そして、「銀河鉄道の夜」の登場人物を絡ませてくるあたりでもう自分の涙腺は崩壊。暗に「死」を覚悟している里香の心情を知る、裕一の切なさが巧く表現されているなあ…と。
 ラストも含みを持たせて次巻への期待がおのずと湧いてくるしね。楽しみ!


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* by igaiga
この本が代表作みたいですねー。
私が前に違う本を読んだら「半分の月がのぼる空」の方ですよねー。
と、言われたのにまだ読んでなかったーーー・゚・(ノД`;)・゚・
なかなか面白そうですね。

でも、この方ツイッターでは少し過激な発言が多い方みたいです。フォローはしてないのですが(^^;)

Re: igaiga 様☆ * by 惺
こんばんは!
かなり有名作だったのですね~自分は全然しらなかった!
ラノベっぽいけど、そんなにらしくない、読みやすい本でした。
青春だよなーと思いながら(遠い目)サクッとと読める1冊って感じでした。

作者サン、噂では聞いております…。
いろいろと思うところがあるのかな…?

どうやら * by Medeski
>不覚にも涙。

俺に足りないのは、純粋さだったか……。同じ話の繰り返しに思えて、2巻以降が読み辛くてしょうがないのですが、噂によるとの革変の4?巻のために挑戦し続けています。

Re: Medeski 様☆ * by 惺
メデスキさん、こんばんは!
いやいやいや! 自分はかなり涙もろいので。
さらに自分はあまりラノベ慣れ?していないので
こんなのもあるんだーと、ちょっと新鮮だったのかも。

人気が出たからちょっとむりやり引っ張ってるみたいな感じなのでしょうか?
自分は今のらくらと2巻に突入です。
4巻で変革!なのですね。
楽しみです。自分も挑戦し続けますね^∇^

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クラウド・アトラス 上クラウド・アトラス 上
(2013/01/22)
デイヴィッド・ミッチェル

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 なかなか読めずにいたクラウド・アトラス。やっと上巻読了。以下BOOKデータベースより内容。

19世紀の南太平洋を船で旅するサンフランシスコ出身の公証人。第二次大戦前のベルギーで天才作曲家に師事する若き音楽家。1970年代のアメリカ西海岸で原発の不正を追及する女性ジャーナリスト。現代ロンドンでインチキ出版社を営む老編集者。近未来の韓国でウエイトレスとして生きるファブリカント。遠い未来のハワイで人類絶滅の危機を迎える文明の守り手。身体のどこかに不思議な彗星のあざを持つ主人公たちが、支配と暴力と抑圧に抗して叫びをあげる。現代英語圏屈指のストーリーテラーの代表作。

 とある雑誌の書評欄で知った(確か)作品だったのだけど、映画化もされていたとのこと。映画はかなり評判が良かったようで。
 時代も19世紀から近未来までと、SFっぽくて自分好みだったので期待して読んでみました。

アダム・ユーイングの太平洋航海誌
ゼデルゲムからの手紙
半減期─ルイーザ・レイ最初の事件
ティモシー・キャヴェンディッシュのおぞましき試練
ソンミ~451のオリゾン
スルーシャの渡しとその後すべて


 読了後の感想…イギリス版舞城王太郎っぽいな…と。作品毎にフォントを変えたり文体を変えたりとなかなか凝った作品でした。
 で、内容の方もやはり同じく舞城氏を彷彿させるなあと。←あくまでも個人的感想。
 正直難しくて(訳のせい? いや、自分の読解力のなさだろう)四苦八苦しました、ハイ。

アダム・ユーイングの航海日誌

 最初まではなかなか面白く読めた。ユーイングと黒人密航者オートゥアとの友情にも似た関係(ここのところ、自分的に読みこめず。友情なのか、同情なのか、ユーイングのオートゥアに対する気持ちがよくわからなかった)と、ラスト、ユーイングが奇病に罹り、記述していた日誌が唐突に終わるところで、話も終わるという、ものすごく余韻残るラスト。下巻でどう繋がるのか気になるところ。

半減期─ルイーザ・レイ最初の事件
 原子炉設計の致命的欠陥についての機密をめぐるジャーナリスト、ルイーザ・レイの活躍。
 このヒロイン・ルイーザって最後暗殺されちゃったの?
 やはり読みこみ甘いのか、ラストがイマイチはっきりわからなかった…。残念。

ソンミ~451のオリゾン
 これが作品中一番の異色作というか。
 フォント変えているところも、ものすごく凝っているなあと。
 クローンの少女に対するインタビュー形式で展開するストーリー。しかし、やっぱり難しい&わかりづらくてなかなか集中して読むことができず。

 などと、印象に残った作品をつらつらと上げましたが、この作品、映像で観たほうがわかりやすいなあ、絶対!って思った。
 まだ上巻だけなので、下巻含めて完全に読了しないとその作品の価値はわからないけれど、なんだか壮大な仕掛けがありそうな気がする。
 ただ、ものすごく個性的な作品であることは確かだなと。
 いやあ…正直難しかったです。ホント。

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